留学生活をまもなく終了し総括をしている学生、折り返し時期にきて焦る学生とリアルに留学生活の報告が行われています。

語学力の成長だけでなく海外で生活することでの時間の使い方や考え方も大きく成長したようです。

留学時の目標を明確にしそれを叶えるための時間の使い方は本当に大切だと思う報告となっています。

カナダ留学便り

平 郁也・ビクトリア大学 最終レポート

 七カ月間の留学が終盤に差し掛かっています。あと数日で帰国することに未だ実感が湧きません。今回の最終レポートでは、自身の英語力、目標達成到達度、留学を考えている方へ、の3トピックでお届けします。
① 英語力
この7ヵ月間で自身の英語力は大きく成長したと感じます。カナダ到着時、周囲の英語に手も足も出なかった自分が、現在では日常生活を送るうえで不自由ない程度まで成長することができました。しかし未だ、専門的な知識や語彙(ごい)を用いて行う会話では苦戦することも少なくありません。ボキャブラリーを増やすこと、より多く会話しアウトプットすること、これら二点は英語力を向上させるにあたりとても重要だと考えます。
② 目標達成度
今回の留学を行うにあたり、出発前にいくつかの目標を掲げていました。一点目は、自身のコミュニティを広げることです。授業や学校外、サッカーなど、さまざまなものを通して世界各国に多くの友人をつくることができました。二点目は、生活の中での適応能力を身に付けることです。育ってきた国と全く別の文化を持つ国で生活する際、その国にいち早く順応、適応することは、留学の充実度を向上させるための大きなポイントです。早い段階で生活ルーティンを作れたことで、生活にいち早く順応することができました。
③ 留学を考えている方達へ
七カ月間留学して感じたことが学習面と生活面であります。学習面では、英語は継続して会話、学習することで伸びるということです。また、自分自身で英語力の伸びを実感するまでに数カ月という時間を要します。一度の失敗やその時点での英語力で落ち込むことなく、繰り返しチャレンジし続けることが大切です。生活面では、一人の時間をどう過ごすのか、どう捉えるかで心の健康度が大きく変わってくると感じます。日本にいるときに比べ一人の時間が圧倒的に多いです。人によっては話し相手がいない、することがないなど、寂しさを感じる可能性が少なくありません。予定を作ることや、没頭できることを見つけることができると寂しさを感じることが少なくなると考えます。
さまざまな問題を抱えるのが留学のリアルです。自身の目標を明確にし、問題解決に向けての過程を楽しめると、自身の成長と充実した留学生活が手に入ると考えます。

 最後になりますが、カナダのビクトリアで七カ月間過ごせたことは、私にとってかけがえのない財産になりました。沢山の人と接し、その人たちや自分自身について深く考え、知見を広げることが出来ました。この期間で人として大きく成長できたと感じます。
 七カ月過ごしたこの街、ホストファミリー、友人、関わってくれた人々から離れることはとても寂しいですが、この寂しい感情の分だけ充実した時間を過ごせたと考えると、誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいです。この留学で得たものをこれからの人生の中にしっかりと還元していきます。
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森 夕真・ゲルフ大学

 カナダに来てから7ヶ月が経ちました。留学の半分が終わり、少し焦っている自分がいます。少し前まではまだあと半年以上時間があるから自分のペースで頑張ればいいと思っていましたが、今はもっと英語を伸ばせるように頑張らないといけないと焦っています。4ターム目が始まり、たくさんいた韓国の子たちが帰り、入れ替わりで日本の学生がたくさん来ました。私のクラスはほとんどが日本人で、あまりグローバルなクラスとは言えませんがみんな頭がよく、いい刺激をもらっています。授業自体は前のタームとそんなに変わりありませんがクラスメイトが一気に変わり、授業の雰囲気がとても日本人らしいと感じます。私がとても苦手なプレゼンは数をこなしているうちにかなり慣れてきました。緊張はしますが前ほどはなく、みんなの前でもハキハキと話せるようになったので成長したと感じます。また、最近は大学のイベントやクラブによく参加し、ネイティブの人と関わる機会をたくさん作っています。しかし、やはりネイティブ同士の会話に入ることはかなり難しいと感じます。ネイティブの子たちと遊ぶたびに落ち込みますがそれと同時にモチベーションも上がります。使っている単語やスラングが分からないため、もっと単語を知らないといけないと感じます。スピーキングはシャドーイングを最近行っていますが、あまり伸びを感じることが出来ていません。あと5ヶ月でどれだけ伸ばすことができるかわかりませんが少しやり方を変えて頑張ろうと思います。
2月には人生初のスノーボードに行きました。雪国なだけあってか、小さい子もみんな滑ることが出来ていて驚きました。初めての感想としては思っていたより上手に滑ることができ、楽しかったです。日本にいた時はウィンタースポーツに触れることがありませんでしたが、してみるととても楽しかったのでまた日本に帰ってもしたいです。少し前に友達の家に行った時に夜停電になりました。家の周り全てが停電になり、大変だと思っていましたがみんな外に出て雪で遊び出したので驚きました。パニックになるどころかこんな時でも楽しんでいたので、みんな自由でいいなと思いました。おかげで星をとても綺麗にみることが出来たのでいい経験をしました。カナダに来て自然に触れる機会が増え、好きになりました。今はまだ寒いので外で出来ることが限られていますが、夏が来てもっと外でいろんなことが出来るようになるのが楽しみです。

台湾留学便り

本田 瑞貴・高雄餐旅大学

 留学生活も残りわずかとなり、残り3ヶ月となりました。
冬休みに成人式も兼ねて一時帰国してからも、台湾での留学生活で台湾の文化に沢山触れることができました。
 今回は触れることができた残りの冬休みと、後期の授業について報告します。
 台湾では2月の2週目に旧正月という、日本の正月のような期間があります。その期間は住んでいる大学の寮が閉まってしまう為、友人が実家に招待してもらったので行きました。そこでは親戚が一同に集まり、ご飯を集まって食べたり、大人はお酒,子供はゲームをしたりして過ごしていました。日本のようにお年玉を渡す文化が台湾にもあり、私も友人の親戚からいただきました。はじめは貰っていいか戸惑いましたが、友人が気にしなくて大丈夫というので友人と遊ぶ時に使おうと思います。旧正月の時には台湾の神社にも訪れました。台湾の神社には1つの神社に様々な神様がおり、それぞれに参拝しに1つの神社の建物の中を周りました。台湾の神社は1つ1つが細かい造りでできていて、すごく綺麗でした。
 旧正月が終わると友人たちも大学のある高雄に戻ってきた為、友人2人と台南に日帰りで旅行に訪れました。1日で様々な場所に行くことができて楽しかったです。
 台南旅行から戻ると後期の授業が始まりました。前回の学期ではクラスメートたちと同じ授業を受けることが多かったですが、今回の学期では他の学年の授業にも参加し日本と台湾の文化の違いを学べる授業を多く受けました。また日式服務と台日文化比較という授業では講師の先生を呼び、浴衣の着付けについて学びました。日本にいる時は浴衣の着付けを学ぶ機会がなかったので、学ぶことができてよかったです。
 3月末には運動会がありました。日本の運動会とは違い、高餐の運動会では競技の他に各学科の1年生が店を出店していました。学科ごとにさまざまなドリンクや食べ物を出していて、学科の色が出るような出店でした。私は台湾の学校の多くが3月に行っていたので、驚きを感じました。台湾は沖縄に違い気温なので25〜30度と暖かい気温ですが、特に高雄は南部に位置している為昼間は30度前後と暑い気温です。日本は比較的涼しい気温の時期に行うので、このような暑い気温の時期に行うことから驚きを感じました。

 4月には連休もあり、さまざまなところに訪れたいと思います。残りの留学生活も健康で悔いのない留学生活にしたいと思います。

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