ニュージーランド、韓国での留学生活をスタートさせ日本とは違う環境に戸惑いながらも自分たちで知恵を絞ってその環境に対応している姿を感じていただけると思います。
 日本と全く一緒では面白くないです。大変なことを乗り越えることも留学生活のひとつです。

ニュージーランド留学便り

櫛山 茜・オタゴ大学

 ニュージーランドに到着してから一か月半が経ちました。現在は中間考査が終了し、明日からはイースターを迎えます。
始めは全てのことが新鮮でわくわくと不安がありましたが、今では現地での生活にもだいぶ慣れてきました。平日は授業、週末は友人と遊びに出かけたり、ホストファミリーと過ごしたりの繰り返しです。
1. 学校生活について
語学学校には多くの留学生がおり、そのほとんどがアジアの学生です。クラスは全員で10人、その内日本人が6人です。そのため、授業外で聞こえてくるのは日本語も多く、言葉が通じるという安心と共に少し残念にも感じます。そこで、現地で仲良くなった日本人の友人とは英語でコミュニケーションを取るように心がけています。また、英語を使う機会を増やそうと考え、毎週月曜日には英会話のプログラムへの参加や、Language partnerというプログラムを使って日本語を勉強している現地の大学生とペアを組み、毎週曜日を決めて日本語と英語を交えながら会話をしています。始めに比べると少しずつですが、聞き取れるようになってきました。しかし、スピーキングはまだまだ努力が必要です。言いたいことが言葉にできなかったり、頭の中で翻訳したりとボキャブラリー不足をとても感じます。先日受けた中間考査では課題点がたくさん見つかりました。そのため、英語を話す機会をさらに増やしていきたいです。午後の授業ではニュージーランドについて、マオリの文化や言葉、歴史などを中心に学んでいます。また、プレゼンテーションや劇をしたり、ディスカッションをしたりと前に出て話をする機会が多いです。マオリ語の発音はローマ字読みと似ているため英語より発音しやすいように感じます。今まで全く馴染みがなく日本語とも英語とも違うため、とても楽しく学んでいます。
2. 現地での生活について
ニュージーランドに来て一番驚いたことはお店の開閉時間が早いことです。多くのカフェが朝七時には開き夕方四時には閉店します。明日からはイースターを迎えますが、スーパーマーケットを除いて、レストランやショッピングモールなどの多くのお店がイースター期間中は休業すると聞きました。日本のお店はお正月以外、営業しているお店が多いため、日本との違いをとても感じました。また、ニュージーランドは、一日の中に四季があると言われているほど、一日の中の天気や気温の変化が大きいです。三月から秋が始まったばかりですが、日本の冬と同じくらい寒い日もあれば、次の日には真夏のような暑さを向かえる日もあります。そのため、常にダウンジャケットと折り畳み傘が必要です。

この一か月半は時間の経過があっという間でした。イースターが明けると2ターム目が始まります。それと同時に折り返し地点ともなります。長いようで短い留学期間、悔いが残らないように一日一日を大切に頑張ります。

韓国留学便り

庵原 菜月・東国大学

 飛行機が2時間遅延から始まった韓国留学。16時までに入寮しないといけなかった為、1日目は前もってホテルを予約していたので、2日目に寮に入寮しました。
 寮では、ベッドのシーツしか貰えないので龍山駅にあるイーマートという日本でニトリのような所に布団セットを買いに行き、枕はダイソーで購入しました。
 必要な生活用品などをソウル駅近くにあるロッテマートに食料や日用品や洗濯洗剤などを購入しに行きました。韓国に、1+1(1つ購入すると1つ無料)ということが多い為、一緒に留学している友人と分け合っています。
 入国日から語学堂が始まる期間が約1ヶ月あったので、旅行では行けない所に行きました。
留学に行く前に阪南大学でソウルにある女子大学との交流会があり、その時に出会った友達とソウルにあるマンウォンという所とホンデに行きました。マンウォンでは、可愛い雑貨屋さんを巡り、コインノレバン(カラオケ)やカフェに行きました。ホンデでは、チキンを食べ韓国語で会話しながら楽しい1日を過ごしました。
数日後に語学堂のレベルテストがありました。レベルテストは、オンラインで行われますが4択問題でした。
 留学生を対象とするサークルに入りました。土曜日にサークルがあり、韓国人が韓国語や韓国の文化について韓国語で教えてくれます。サークルが終わった後に、みんなと昼ごはんを食べに行きその後にカフェに行きます。様々な国の方と友達になれるので良い経験になりそうです。
 語学堂では、初授業が難しかったので、一つ級を下げました。級の変更をメールや電話でのやり取りなので韓国語を一定理解できないと難しいと思います。
 授業はすべて韓国語なので、毎日予習や復習をしています。寮の近くには沢山のカフェがあるのでカフェで勉強をすることが多いです。語学堂では、少人数クラス(一クラスに10人くらい)なので先生や他の人達とコミュニケーションを取りながら授業が進むので仲良くなりやすいです。私のクラスでは日本人が私だけだったので緊張していましたが、隣の席のベトナム人の方が日本語で話しかけてくれたのですぐに仲良くなることが出来ました。
 寮では、寮費が支払われているか確認が取れないということがあり、私たちはエージェントを通して支払っているのでその他ハプニングもありましたが、そのような説明を韓国語で伝える事が難しかったです。
 半年後には、難しい単語を使ってコミュニケーションを取れるように韓国語能力を伸ばしたいと思います。

笠井 彩音・東国大学

 韓国に来てから約1ヶ月が経ちました。出国時には家族や友達が見送りに来てくれたことが本当にありがたかったです。
今回フライトが2時間ほど雪のため遅れていて、時間的に入寮手続きは出来ないためホテルを予約していて良かったなと思います。
 入寮後は女子寮の階だと思っていたのですが人数が多いため男子寮の階になり、その階に仕切りのドアはありましたが最初に女子寮を見ていたため、女子寮の階よりも雰囲気が暗く、トイレやお風呂の数も少なかったこと、浄水器が置いてありウォーターサーバーがないので期待していたものと違うこと、そこが少しストレスでした。
 同じ部屋には同じ大学の子と日本人の女の子一人の3人部屋でした。
机や二段ベッド、クローゼット、冷蔵庫、洗面台があるので生活する分には十分にそろっています。掃除はされていると聞いていましたが、全然されていないのでダイソーでウエットティッシュを買い掃除しました。
 寮の駅は周辺にカフェも多く、明洞で歩いて10分、ほかの駅も30分以内にはつくので本当にアクセスはいいです。
3月上旬に留学生対象でオリエンテーションが行われたのですが、すべて英語で行われるため、大事なことは前回留学に行っていた先輩にお聞きしました。
 語学堂のクラス分けテストはオンラインで行われTOPIKのような感じでした。点数に達したら次のレベルに上がります。レベルが合ってなくて伝えれば変えられます。
 クラス分けテストから約2週間後に授業が始まりました。クラスは13人ほどで半分以上中国人でした。他はベトナム人、フランス人もいます。私以外は元々語学堂に通っており、1、2級から学んでいたのである程度文法は理解できていましたが、教科書を予習復習していたら理解できる内容なのでそこは心配しなくて良いと思います。
 韓国に来てから難しいことが多かったのですが大学が一緒の韓国人の方と友達になり、学生証の発行や口座の振り込みなども手伝ってくれました。学校が広く建物が分からない場合でも案内してくれて本当に出会えてよかったなと思います。
 東国大学のサークルにも入れると聞いたので先輩が勧めてくださった、サークルに入りオリエンテーションの後にご飯を食べに行ったり、カフェに行ったり楽しく過ごしています。
 他にも留学前に阪南大学で韓国の大学の交流会で友達になった韓国人の子達とも韓国で会い、ご飯に行き、初めて韓国のカラオケや占いにも行きました。
 これからも積極的に話し、韓国語力をのばして行きたいです。

大西 桃夏・大邱大学

 大邱に来て語学堂に通い始めてから約1か月が経ちました。1日1日が本当に濃く、クラスや授業、生活にやっと慣れてきました。授業2週目の頃にさらにクラスのメンバーが増え、12人中日本人が6人と半半の割合になりました。龍神さんとは別のクラスだったので、心細く寂しかったですが、頑張っていこうと思います。授業内ではペアワークで会話の練習をたくさんし、1週間に一回席替えを行うので、偏りなくみんなと会話をすることができていて、クラスの雰囲気がとてもよく楽しいです。日本人メンバーの割合が多いため、日本語に頼りがちになってしまいそうなところではありますが、意欲の高いメンバーに恵まれているおかげで、韓国語での会話がほとんどで、韓国語のアウトプットを頻繁にできているため、会話力が高まっているのを実感しています。また言語だけでなく授業内で出る話題から韓国の文化に触れながら勉強し、さらに各国のクラスメイトが積極的にこっちの国では○○があるよと教えてくれるので、毎日が新しいことでいっぱいです。  語学堂と寮を往復するだけの生活では、韓国人と関わる機会がほとんどなく留学中に得られるものを狭めてしまっている気がしたので、留学生のためのサークルではなく、韓国人の在学生が所属するダンスサークルに入ることにしました。希望者が多かったのか、オーディション形式だったのですが、日本でも経験したことのないダンスオーディションを無事に通過し、龍神さんと一緒に入部し、新入生歓迎会に参加しました。私たち以外にもほかの留学生がいるかと少し期待していましたが、留学生どころか外国人が私たち二人だけだったので驚きました。同世代の韓国人と留学に来て初めて関わって会話をし、いろんな話を韓国語で当たり前のようにしているのがすごく新鮮で楽しかったです。  大邱は、ソウルとは違って地方都市であり、日本人も少ないので、飾っていない本当の意味の韓国を感じながら生活できていて、楽しいです。大邱大学は、市内から離れているので、出かけるのに時間がかなりかかるため少し不便ではありますが、交通費がすごく安いので、その点が唯一の救いです。出かけたりご飯を食べに行ったりすると、日本の方ですか?と声をかけてくださることが多く、日本語を勉強中ですと知っている日本語をたくさんはなしてくださったり、日本に行った時のお話や、好きな日本のアニメやマンガのことを嬉しそうに話してくださいました。韓国人の日本に対する考え方について、不安に思うこともありましたが、親切な人が多かったです。  1か月が経ち、生活に慣れてきましたが、まだまだ知らないことがたくさんあると思うので、時間を大切にしながらいろんな機会を経験していきたいと考えています。

龍神 エリカ・大邱大学

1. 授業
3級のクラスに配属されて約3週間が経ち、他の生徒とも気楽に話せるようになりました。同じ3級クラスでも韓国語の実力はそれぞれ違って、初めはコミュニケーションが難しく、授業に関連する最低限の会話だけでした。けれど、少しずつお互いの私生活や趣味について語ったり、冗談を言い合ったりできる友達が増えました。担当の先生は3人おり、曜日ごとに変わります。授業内容自体は私のレベルに合った内容で満足しており、教科書の作りや授業の進み方も理解してきていますが、火曜日担当の先生の授業スタイルが私には合わなくストレスを受けて、毎週憂鬱になってしまいます。

2. 生活
初日に衝撃を受けた2人部屋という環境にもそろそろ慣れてきました。2日間程で生活に大切な用品を買って、初めは受け入れられなかった洗面所も今では普通に使えています。私は日本の実家では姉と同室なので韓国の部屋と似たような状況ですが、それ以上にプライバシーが無く全てが見えている状態のため嫌になることもあります。常に気を遣い、トラブルを起こさないように気持ちをある程度抑えなければならないのがストレスに感じます。寮内に料理をできる場所がなく、食事が大学の食堂、コンビニ、または外食の3択である為節約するのが難しいです。せっかく留学に来たのだからと色んな場所に行って沢山経験をしたいですが多くのことを取捨選択する必要があります。語学堂の先生にもせっかくだからと休暇中の国内旅行を勧められますがアルバイトもできないので、なかなか行けそうもなく残念です。