大阪府商工労働部との連携事業「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」⑨
藤塚精密金型株式会社を訪問しました(経済学部三木ゼミ2年生)
2016年12月7日(水)、経済学部の三木ゼミ2年生は、東大阪市にある藤塚精密金型株式会社を訪問し、代表取締役社長の藤塚孝征(ふじつか たかゆき)さんにお話をうかがいました。
藤塚精密金型株式会社は昭和26年創業、各種プラスチック成形用金型の設計・加工。仕上げ・最終組立を一貫して内製する金型メーカーです。その応用分野は家電・自動車・産業機器・医療機器・ゲーム機・日用品など多岐にわたります。2015年に大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」及び特別賞「夢・未来・TRI賞(地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所理事長賞)」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成
藤塚精密金型株式会社は昭和26年創業、各種プラスチック成形用金型の設計・加工。仕上げ・最終組立を一貫して内製する金型メーカーです。その応用分野は家電・自動車・産業機器・医療機器・ゲーム機・日用品など多岐にわたります。2015年に大阪中小企業顕彰事業実行委員会(注1)が実施する「大阪ものづくり優良企業賞」及び特別賞「夢・未来・TRI賞(地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所理事長賞)」を受賞、大阪を代表するものづくり企業です。
経済学部三木ゼミは、グローバル人材を育成する「グローバルキャリアプロジェクトゼミ」であると同時に、民間企業出身の教員が指導するという特色を活かし、企業/行政/地域との接点をできるだけ多く持つようにしています。三木ゼミ2年生は今年度、大阪府商工労働部の連携協定に基づく事業の1つとして「ものづくり中小企業と大学生の求人求職ミスマッチ解消」という課題に取組んでいます。今回はその活動の一環として訪問しました。
(注1) 大阪中小企業顕彰事業実行委員会:
大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業振興機構、地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所で構成
以下に今回の訪問見学で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
経済学部2年生 森永 弘佳 さん
12月7日に「ものづくり中小企業と大学生の求人ミスマッチ解消」事業で藤塚精密金型株式会社を訪問しました。
藤塚精密金型はプラスチック射出成型用の金型をつくる中小企業です。溶融したプラスチックを金型に流し込み冷却し固めることで様々なプラスチック商品が製造できます。ではいったい私たちの身近でどのようなプラスチック製品がこの金型でつくられているのでしょうか。家電・AV機器類の分野では、炊飯器や洗濯機、電気ポットなど外観部品に使われています。他にも自動車関連部品や産業機器・医療機器、ゲーム機、レジャーなど幅広い分野において金型を使いプラスチック製品が製造されています。私たちの目に入らないところで使われているものもあれば、普段毎日使っている製品もあります。
このように多くのプラスチック製品が金型を利用して製造されています。お客様の求めるプラスチックを作るためには、一つ一つの形に対して、その数だけの金型が必要になってきます。工場見学の際に社長さんが説明するために一つプラスチックの製品を見せてくださいました。それは、歯医者さんが使う患者さんの口の中を見るために使う器具でした。聞かなければぱっと見何に使われているのか分かりませんでした。また、目の前にある金型だけではどのようなものが作り出されるのか全く想像がつきませんでした。
今回私が一番強く感じたことは、金型について理解が深まったということです。金型、と一言で言われても何かの形作るための型、というイメージしかありませんでした。しかし、企業説明会や工場見学を通してどのようにして金型がつくられ、金型から作られる部品がどのようにして製造されているのかがわかりました。今までちゃんと理解していなかった金型について、あ、なるほど! と思える部分が増えたと思いました。
藤塚精密金型のような会社は多くありまた、海外のほうが価格も安くすむためこれから金型産業がだんだんと減っていってしまうのかもしれません。しかし、このような中小企業が日本のものづくりを支えているということをもっと多くの方に知ってほしいです。
藤塚精密金型はプラスチック射出成型用の金型をつくる中小企業です。溶融したプラスチックを金型に流し込み冷却し固めることで様々なプラスチック商品が製造できます。ではいったい私たちの身近でどのようなプラスチック製品がこの金型でつくられているのでしょうか。家電・AV機器類の分野では、炊飯器や洗濯機、電気ポットなど外観部品に使われています。他にも自動車関連部品や産業機器・医療機器、ゲーム機、レジャーなど幅広い分野において金型を使いプラスチック製品が製造されています。私たちの目に入らないところで使われているものもあれば、普段毎日使っている製品もあります。
このように多くのプラスチック製品が金型を利用して製造されています。お客様の求めるプラスチックを作るためには、一つ一つの形に対して、その数だけの金型が必要になってきます。工場見学の際に社長さんが説明するために一つプラスチックの製品を見せてくださいました。それは、歯医者さんが使う患者さんの口の中を見るために使う器具でした。聞かなければぱっと見何に使われているのか分かりませんでした。また、目の前にある金型だけではどのようなものが作り出されるのか全く想像がつきませんでした。
今回私が一番強く感じたことは、金型について理解が深まったということです。金型、と一言で言われても何かの形作るための型、というイメージしかありませんでした。しかし、企業説明会や工場見学を通してどのようにして金型がつくられ、金型から作られる部品がどのようにして製造されているのかがわかりました。今までちゃんと理解していなかった金型について、あ、なるほど! と思える部分が増えたと思いました。
藤塚精密金型のような会社は多くありまた、海外のほうが価格も安くすむためこれから金型産業がだんだんと減っていってしまうのかもしれません。しかし、このような中小企業が日本のものづくりを支えているということをもっと多くの方に知ってほしいです。
経済学部2年生 石原 夏帆 さん
12月7日、私たち三木ゼミ生は藤塚精密金型株式会社を訪問しました。プラスチック用の金型を造っている会社で私たちが日常よく目にする炊飯器のプラスチック部分の型など、家電製品や自動車、日用雑貨まで幅広いプラスチック成型品の金型を造っているそうです。
会社説明、工場見学はすべて社長にしていただきました。説明の途中で学生に質問を投げかけてくれたりしたので、ただお話を聞くだけではなく楽しく聞けました。金型を造ることは容易ではなく細かなミスも許されません。以前にも聞いたことがあるμという単位が出てきて、細かい部品を造っていてその技術を習得するには時間がたくさんかかるのだろうと思いました。ゲーム機用カートリッジなどは、どのように組み合わせても問題なく組み合わせることが求められる為、これらの製品はすべて一定の寸法と品質を保つ必要があります。現物合わせによる寸法調整ではなく、厳密な寸法管理に基づいた金型製作が不可欠となるそうです。製品も大事ですが、型がしっかりしてないとその製品自体作れないので重要な段階だと思いました。工場内には大きな機械が何台もあり、一台につき一人がついて作業をしているという様子でした。
その後の若手社員との交流では、ものづくり企業ならではのお話がたくさん聞けました。職人が多く各々のやり方でやってきているので、仕事を教えてもらおうにも理解しがたい部分もあるみたいです。が、ものづくりに対する思いの強さは尊敬すると。まだまだできることは少ないけど、少しでも早く上司に追いつけるようにすることが目標など前向きに仕事をできている印象でした。仕事面では厳しいのは当たり前だと思うので、そういう風に思えているのはいいなと感じました。
金型は、最初聞いてパッとイメージが湧く業種ではないと思います。しかし、内容をしっかり聞くと、あの製品の金型を造っているのだと驚きと発見がありました。製品を作るよりその金型となると更に難しく感じました。でも、なくてはならない重要な業種だと思います。私たちがよく知っているプラスチックの金型を造っている様子を見ることができてよかったです。
会社説明、工場見学はすべて社長にしていただきました。説明の途中で学生に質問を投げかけてくれたりしたので、ただお話を聞くだけではなく楽しく聞けました。金型を造ることは容易ではなく細かなミスも許されません。以前にも聞いたことがあるμという単位が出てきて、細かい部品を造っていてその技術を習得するには時間がたくさんかかるのだろうと思いました。ゲーム機用カートリッジなどは、どのように組み合わせても問題なく組み合わせることが求められる為、これらの製品はすべて一定の寸法と品質を保つ必要があります。現物合わせによる寸法調整ではなく、厳密な寸法管理に基づいた金型製作が不可欠となるそうです。製品も大事ですが、型がしっかりしてないとその製品自体作れないので重要な段階だと思いました。工場内には大きな機械が何台もあり、一台につき一人がついて作業をしているという様子でした。
その後の若手社員との交流では、ものづくり企業ならではのお話がたくさん聞けました。職人が多く各々のやり方でやってきているので、仕事を教えてもらおうにも理解しがたい部分もあるみたいです。が、ものづくりに対する思いの強さは尊敬すると。まだまだできることは少ないけど、少しでも早く上司に追いつけるようにすることが目標など前向きに仕事をできている印象でした。仕事面では厳しいのは当たり前だと思うので、そういう風に思えているのはいいなと感じました。
金型は、最初聞いてパッとイメージが湧く業種ではないと思います。しかし、内容をしっかり聞くと、あの製品の金型を造っているのだと驚きと発見がありました。製品を作るよりその金型となると更に難しく感じました。でも、なくてはならない重要な業種だと思います。私たちがよく知っているプラスチックの金型を造っている様子を見ることができてよかったです。