産学連携先:株式会社むらおか振興公社

姫ボタル・瀞川平トレイルランは今回で第11回大会となり、黒部ゼミは第4回から数えて7度目の参加でした。前回大会はコロナ禍を終えて久しぶりの夏大会ということやコース変更などもあり誘導ミスなどのトラブルが多く発生したことから、今回は大会前の打ち合わせや学生との業務確認を綿密に行ってきました。そのため今大会では運営上の大きなミスやトラブルがなく大会を終えることができました。
2024年2月にはランナーからのアンケート結果や参加した学生からの意見を踏まえた報告会を雪積もる香美町で開催してきました。
以下は学生、連携先、教員から一年間の振り返りコメントです。

学生活動状況報告

流通学部2年 金岩 虎太郎

夏のトレイルランでは残り4キロ地点の阪南エイドを担当しました。残り4キロ地点だったのでランナーの人に頑張ってもらおうと精一杯の応援をしました。事前に自分たちで試走しながらどの食べ物をどこに配置するかなども確認して、スムーズに運営ができていたと思います。ランナーからコーラが欲しいと言われることが多かったので来年度は充足させる必要があると感じました。事前にランナーが求めるお菓子などを調査して準備したのでランナーも嬉しそうに立ち止まってくれ、もっと応援してあげたいという相乗効果が生まれたと思います。冬の合宿では他ゼミの学生から様々な意見を聞くことができ、イベント運営にはたくさんの知恵があり成り立っていることを感じ取ることができました。この経験を今後に活かしていきたいと思います。

流通学部2年 森田 聡

夏のトレイルランで阪南大生によるエイドの企画と運営に携わりました。エイドでの応援をしている中でランナーからたくさんの感謝の声を聞くことができ、時間を掛けて準備し、声を枯らして応援していた私自身とても嬉しくやりがいを感じました。
今後の改善点としてはエイドの設置場所の傾斜が強く、立ち止まるランナーの負担になっていたことから平坦な場所に再検討する必要があると感じました。またランナーが混雑したときに飲み水が速やかに供給出来なかったことからジャグを増やすこと、細かな備品も予め準備する必要があると感じました。冬の報告会ではこのような改善点を伝えることができ、今後、より良い大会になることを願っています。

ゼミ集合写真

参加学生一覧

千代 唯世、 恩田 誉斗、 金岩 虎太郎、 土倉 瑠衣斗、 森田 聡、 勘田 真史、 福本 虎太郎、 浅岡 優斗、 上條 未来、 宮下 司、 笠松 祥哉、 永下 飛雄馬、 松本 築、 山口 竜平、 山城 奏太朗

連携先コメント

株式会社むらおか振興公社
田丸 明人 様

瀞川平の雄大な自然、森を生かした「第11回姫ボタル・瀞川平トレイルラン」の大会を2023年7月2日に開催しました。本大会には541名の参加申し込みをいただき、490名が出走し、完走率98.1%でした。前日まで強雨もありコース状況等心配しましたが、当日は一転快晴となり、瀞川山・鉢伏山の山頂では雲海も見られたようです。このような厳しい自然環境下で絶景が見られ、エイドサービスも以前のように温かいおもてなしができ、選手の皆様には大変喜んでいただきました。
暑くなり熱中症も危惧されましたが発症者もおらず、大きな怪我もなく無事に大会を終えることができましたこと、これもひとえに、大会へのご指導、エイド運営、アンケート、元気が出る応援など、多方面に渡りご協力をいただきました先生と学生さんのお陰だと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。学生の皆様が目配り、気配りできるのも先生のご指導によるものだと気持ちよく拝見させていただきました。
大会本部として、至らないところも多々あったこととは存じますが、また第12回の大会にも是非お越しくださいますようお願い申し上げます。教室以外の時間でも松原市人権交流センター(はーとビュー)のバスケットコートを利用しにやってくるようになっています。バスケットボールが好きになって中学校に進学してからもバスケ部を選ぶ人もおり、何年もバスケットコートを利用する人も増えています。
日曜・祝日のはーとビュークラブでは、4回連続のダンス教室を年3回実施しました。リピーターが多く、安定した申し込みがあります。「水遊び」や「クリスマスタイム」は学生が中心となって企画・進行しているので、今後も大学の先生とは学生にとっても参加する児童にとっても有意義な時間となるように連携を続けていきたいと思います。
来年度も引き続き反響があり、リピーターの増えてきているイベントは継続しながらすすめていければと思っています。今後も学生のアイデアや視点を取り入れ、より参加者にとって魅力的なイベントを企画していくことができるのではないかと思っています。子どもたちの笑顔ために、一緒にすすめていきたいと思っています。

教員コメント

流通学部
黒部 一道 教授

大会全体の業務としては主にスタート&ゴールの本部周り、コース誘導、阪南エイドの三カ所に分かれますが黒部ゼミではコース誘導と阪南エイドのサポートを中心に行っています。最終報告会ではコース上の問題点では誘導する人数や案内看板の少なさを取り上げました。スタッフの休憩時間を確保することやコースを間違えるランナーを減らすことが目的です。また阪南エイドではその設置場所や飲食物の変更、ランナーから要望のあった冷却用の簡易シャワーなど学生が感じたランナーのニーズを取り上げ、サービス向上に向けた様々な意見が交わされました。
来年度は前夜祭の復活や阪南エイドの場所が変わることが検討されており、運営側が目標とする千人規模の大会に向けて参加した学生が中心となって新しい世代と共に次回大会に向けて準備していきたいと思います。