日本英語模擬国連(JEMUN)2017初開催 27ヶ国42大学・8高校から256人が参加!

国際コミュニケーション学部学生は、平成29年(2017年)6月23日(金)〜25日(日)「日本英語模擬国連(JEMUN)2017」に参加しました。

概要

模擬国連(Model United Nations)は、学生が各国の大使を模して実際の国連の会議のように議論や交渉を重ね、現代国際社会が抱えている問題の解決策を導く会議です。進行はすべて英語で行われ、国際社会の様々な課題を深く理解できるグローバル人材の育成を目標としています。外国人留学生や中高校生を含む、およそ256人の学生・生徒と40人の教員が参加して、“Sustainable and Accessible Tourism”をテーマに、各国の大使として議論したり、ジャーナリストとしてカメラで撮影したり、新聞記事を書くなどそれぞれの役割にわかれて、観光に関する多角的な議題で議論を行います。

プログラム

セッションテーマ:「Sustainable and Accessible Tourism」
 ・観光業における自然と環境の持続・観光しやすい国づくり
 ・観光危機対応ネットワーク・カリブ海周辺諸国における持続可能な観光業
レゴ®シリアスプレイ® / LEGO® SERIOUS PLAY® Meeting Room

日本英語模擬国連(JEMUN)2017とは

JEMUNは日本で開催される最も革新的な模擬国連大会です。一般的な模擬国連とは違い、各国の大使としてだけでなく、ジャーナリスト(ビデオ・ポッドキャスト・マンガ・SNSなど)として参加することができ、さらには高校生と大学生が同時に参加して、国際問題の解決策についてLEGO (<b>レゴ®シリアスプレイ®</b>)を使用しながら討論するなど、さまざまな目的を持った参加者に向けて英語と向き合う経験を提供しています。またこのような機会を通じて、世界という社会の一員として、グローバルに考えられる人材を育成することを目指しています。

参加者情報

参加大学:
(国内18大学)
近畿大学、同志社大学、同志社女子大学、阪南大学、静岡文化芸術大学、京都産業大学、関西学院大学、大阪国際大学、立命館アジア太平洋大学、滋賀県立大学、武庫川女子大学、宮崎県立大学、神田外国語大学、上智大学、東京国際大学、東京外国語大学、名古屋外国語大学、神戸大学

(海外24大学)
台湾      亞州大学、逢甲大学、高雄医学大学
オーストラリア ボンド大学、ウーロンゴン大学
韓国      ソウル国際大学
アメリカ    エモリー大学、デラウェア大学、セントジョセフ大学
中国      青島技術大学
ベトナム    ホーチミン経済大学、ベトナム外交アカデミー
インドネシア  インドネシア・イスラム大学、ガジャ・マダ大学
イングランド  マンチェスター大学
ドイツ     ハルツ応用科学大学、トリア単科大学
スペイン    バルセロナ大学
ポーランド   ヤギェウォ大学
アルメニア   エレバン州立大学
フランス    EDC PARIS ビジネススクール
オランダ    ハンゼ応用科学大学

参加高校:
(国内)近畿大学附属高校、海星学院高校、立命館宇治高校、同志社国際中学校、インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢、神港学園高校
(海外)広州・アメリカン・インターナショナルスクール(中国)、スペイン国際学校(スペイン)

参加者国籍:
27カ国(日本、アラブ首長国連邦、ナイジェリア、オーストラリア、インドネシア、タイ、ベトナム、イギリス、台湾、スペイン、アメリカ、ポルトガル、インド、イタリア、韓国、モンゴル、ドイツ、オランダ、メキシコ、中国、ブラジル、コソバール、アルメニア、レバノン、フィリピン、フランス、カンボジア)
Mark Sheehan, 教授、 国際コミュニケーション学部 JEMUN レゴ®シリアスプレイ®ファシリテータ 国際コミュニケーション学部からは、学生8名(2回生2名、3回生4名、4回生2名)が参加。各人の役割は以下の通り。

ミーティングルーム #1

Tourism and the Sustainability of the Natural and Cultural Environment
自然環境および文化環境におけるツーリズムと持続可能性
Role: Delegate of Spain, Committee B: Physical Integrity
Regional Bloc: Europe
役割:スペイン代表
委員会B:物理的(身体的)安全性
地域ブロック:ヨーロッパ

ミーティングルーム #2

Accessible Tourism
アクセシブル(バリアフリー)・ツーリズム
Role: Delegate of Spain, Committee B: Cultural Heritage Destinations and Attractions, Regional Bloc: Europe
役割:スペイン代表
委員会B:文化遺産のある地域とアトラクション
地域ブロック:ヨーロッパ
Role: Delegate of Ecuador, Committee D: Children, Family and Youth Tourism,
Regional Bloc: Americas 役割:エクアドール代表
委員会D:こども、家族、若者対象ツーリズム
地域ブロック:南北アメリカ
Role: Delegate of Madagascar, Committee E: Hotel, Restaurant and Catering Business, Regional Bloc: Africa
役割:マダガスカル代表
委員会E:ホテル、レストラン、ケータリング・ビジネス
地域ブロック:アフリカ

ミーティングルーム #3

Crisis Simulation
危機シミュレーション
The Tourism Emergency Response Network
ツーリズム緊急事態応対ネットワーク
Role: Delegate of Singapore
役割:シンガポール代表

ミーティングルーム #4

Visually-Enhanced Room that uses LEGO® SERIOUS PLAY®
Role: Delegate of Grenada
役割:グレナダ代表

ミーティングルーム #5 (for high school students)(高校生ルーム)

Accessible Tourism
アクセシブル・ツアリズム
Role: Chair
役割:議長
JEMUN Journalism
ジャーナリズム
Role: Editorial Cartoonist
役割:編集画家

国際コミュニケーション学部

Mark Sheehan教授からの感想

This year’s International Communication Japan English Model United Nations team was special for many reasons. The students on the team took on many challenging and interesting roles, that included Meeting Room Chair, LEGO® SERIOUS PLAY® delegate, and Cartoon Journalist. The team worked hard to prepare and had a positive experience at the event. I was proud of the first-time participants who, without fear, took on this big challenge. Students with previous MUN experience kindly supported the new members on the team and helped them get ready for the three-day event. I hope the experiences at this year’s JEMUN will lead the students to take on more challenges in other areas of their lives to learn and grow.

参加者からの感想

国際コミュニケーション学部 4回生
JEMUN, where you can explore the world. When it comes to my college life, MUNs can’t be forgotten events. I’ve participated in these problem-solving project 5 times. 3 years ago, me and two of my friends joined JUEMUN from Hannan University for the first time. I was a delegate from Canada at that time and I’ve played a role of delegation 3 times in a row. Thanks to great supports from our teachers, I enjoyed this event as a member of bureaucrat last year. Editorial Cartoonist is my role of this year. I was sitting inside to draw for 3 days but I was awarded as outstanding cartoonist. Throughout those years, I’ve finally experienced every role in MUN, such as delegation, bureaucrat, and journalism. Without any assists, I couldn’t make it. As the year passed, the more passionate students want to join this event. As one of senior student, I want to give them a hand and motivate them to challenge themselves. I am really happy to see growth inside of ourselves. Thank you again. I am so lucky to be a student of this university.

国際コミュニケーション学部3回生
私は、今年初めてJEMUN(模擬国連)にスペイン代表として参加し、「持続可能な観光事業を推進していくためには、どうすべきか?」という問題について3日間話し合いました。JEMUNに参加しようと思うまでは、国連が何を行っているかすらよくわかりませんでしたが、模擬国連を通し国連の重要性を知ることができ、さらにたくさんの異なった意見を持つ人々とコミュニケーションをとり、アイデアを出し合い決議案を出すという素晴らしい体験をすることができました。

国際コミュニケーション学部 2回生
Thanks to joining the JEMUN, I could gain a lot of precious experience. In addition, I also found out that in some areas I lack English and communication skills. However, I'm happy to notice such problems because I can improve myself by finding them. Furthermore, II could learn many things from other participants. Before I join the JEMUN again, I'm going to gather more information about the world and improve myself. Thank you.

国際コミュニケーション学部 2回生
今回、模擬国連に2回目の参加をさせて頂きました。
少しでも1回生の頃よりは成長できたらと願い、事前準備に打ち込みましたが、いざ本番を迎えると、八方塞がりに思えたような問題にたくさんぶつかり何度も悔しい思いをしました。
私のブロックでは発言者が限られていた反面、その人たちの働きでチームワークは順調に進んだように思います。しかしその分英語も高度なものとなり、私は何度も再度説明を頼んだし、私自身の発言に対しても、何度も再度説明を頼まれました。その繰り返しだったことはかなり大変で、切羽詰まりましたが、事前準備が活き、集め続けていた情報は正しく伝えることができました。自分に出来ることは、何度確認してでも議論内容を理解し、自分の国の情報、自分自身の意見を発信し続けることだと考えました。グループの人たちは私の意見に耳を傾け続けてくれ、Resolutionにも情報を沢山取り入れてくれていました。最終日に、「たくさん発言してくれてありがとう」とグループのメンバーから手紙を貰い、議長さんたちにも「ずっと発言しててすごいと思った」と褒めて貰えました。何度も心が折れそうになったけど、最後まで諦めなくて本当によかったと、自信がついたように思います。人前のスピーチでは完全に緊張で手足が震え、頭が真っ白になっていたので、次回はもっと堂々と人前に立てるようになりたいです。また、英語は奥が深い言語だと感じ、もっと勉強したいというモチベーションにも繫がりました。まだまだ書き足りませんが、とにかく沢山のサポートのおかげで自分の出来ることをやり遂げられたことに心から感謝し、大学生活の今後に活かせる大切なものを沢山得られたJEMUNでした。ありがとうございました。

※ 後援:阪南大学後援会
※ 本研究はJSPS科研費 16K02866の助成を受けたものです。

JEMUN 2017阪南大学国コミチーム ダイジェスト

JEMUN 2017 LEGO® SERIOUS PLAY®ダイジェスト