劇的変化を導く
理論や価値観を生み出す
学問フィールド。
BtoB・BtoC企業に求められるマーケティングおよびブランドに関わる理論から事例研究までを幅広く学修します。企業経営においては今、マーケティングの位置づけが大きな比重を占めるとともに、コモディティ化に対応したブランド戦略が不可欠です。そのための知識を体系的に学んでいきます。
観光ビジネスは、国の経済成長や地域経済の活性化に大きな影響を及ぼす重要な分野です。本分野では観光の産業的・経済的方途を探り、これからの持続可能な観光のあり方を論究。観光の社会的・政策的用法を考察し、まちづくりなど地域活性化の方法についても現場と連携し提案していきます。
斬新なITアイディアを自ら発想し、それを実現する技術力を持つ人材を育成します。ITの要素技術に関する基礎を固めたうえで、プロジェクト研究科目では実用レベルの情報システム構築に挑戦。新たなIT活用技術の提案や、要素技術の高性能化といった最先端研究に取り組むことができます。
国際経済理論と海外ビジネス実務に必要な知識および研究能力を備えた人材を養成。そのために、国際経済関連の教育者・研究者になるための理論研究、国際ビジネスの第一線で活躍するための理論、国際ビジネス経営分析、アジア地域経済研究など多様な科目を兼ね備えています。
ビジネスを含む経済活動や企業を取り巻く一国経済ならびに国際経済に関する諸理論、データ分析手法を学ぶとともに、国際化、途上国の政治・社会・経済発展、先進諸国における社会福祉など、ビジネスが営まれる政治・社会・経済が直面する諸課題について研究を行います。
理系・文系の枠を超えて、
AI・IoT・ビッグデータなどの
高度な知識を身につけられる。
「国際コミュニケーション」「観光」「経済」「経営」「総合情報」という本学の学部や社会科学系および文系学部出身者など、理系・文系の枠を越えて、それぞれの専門知識を発展させながら、高度情報化社会に必須のAI、IoT、ビッグデータ分析の高度な知識と、それを使いこなす技術を身につけていきます。
高度な専門知識と
課題解決力を手に入れ
ワンランク上のキャリア形成へ。
「文系理系に関係なく、AIやビッグデータを使う新しいビジネスモデルに必要な人材」は今、強いニーズに支えられています。本研究科では就職活動においても、「専門職」への応募が可能になるなど、学部よりも選択肢が広がります。実際、修了生は一部上場企業や有名ベンチャー企業などに就職を果たしています。
一つのゼミの学生数は1学年原則3人まで。1学年1人というゼミも多く、ほぼマンツーマンで指導が受けられる極めて贅沢な環境が整っています。講義科目においても専門分野ごとの授業となるため少人数で展開され、教員と学生が直接ディスカッションしながら進めることができています。
授業は学内のみにとどまることはありません。フィールドワーク調査や学会での研究成果発表、他大学での研究活動など幅広く行われています。また海外の研究者を大学院へ招き、国際学術シンポジウムを開催したり、海外の大学や企業を学生とともに訪問するなど、研究活動を積極的に行っています。
協定関係にある大阪科学技術センター(OSTEC)の異業種交流会MATE研(マーケット&テクノロジー研究会)と協力し、寄付講座および産学連携講座を開催。プロジェクト研究(情報)ではAIやIoTなどの最先端機器を使ったシステムをチームで開発するなど、各人の研究に役立つ授業が魅力です。
企業情報研究科は阪南大学の4つの学部教育等を基盤に、基礎科目としての共通科目、5つの専門分野科目、発展的な応用科目の3層から構成されています。同時に学術シンポジウムや企業見学会といった科目外活動を設置し、多様な学びの機会を提供しています。修士論文においては2年間の研究の総まとめに位置付けられ、研究能力、論文作成能力、調査能力、プレゼンテーション能力などを培い、それぞれの専門分野における高度情報化社会に対応する人材の育成を行います。
高度情報化社会の
ビジネスモデル創造力
ブランド、観光、インターネットビジネスといったサービス分野における新しいビジネスモデルの研究者がスタッフとして加わり、情報分野の教員とともに、新たな時代の要請に応える研究・教育活動を実践。高度情報化社会におけるビジネスモデルの創造力を養える各種科目を配置しています。
国際化に
対応する能力
「“企業経営すること”=“情報化と国際化すること”」は今後の最も重要なキーワードです。そこで本研究科では共通基礎科目に「情報応用リテラシー」「英語専門書講読」を配置するとともに、専門科目においても国際化に対応する能力の体得につながるカリキュラム編成を行っています。
Iot、AI、ビッグデータ
分析能力
本研究科のテーマは「IT時代のビジネス・イノベーターの育成」です。情報分野ではドローン機器やIoTセンサーといった最先端機器を使ったシステム開発などに取り組み、経済・経営系分野ではAI、IoT、ビッグデータ分析のビジネスへの応用を念頭に置いた教育・研究を進めています。
学部進学者の就職状況(過去5年)
米田 将さん / システムエンジニア
修士課程 企業情報研究科(情報分野)2019年3月修了
大学院時代は、ドローンによる写真測量を通じて各種インフラの劣化を自動検出する技術の開発に携わっていました。研究室と企業との共同研究で、最終的には企業と合同で特許の出願まで実現した研究でした。大学院生という立場ではあったものの、特許申請に至る技術の開発現場に立ち会うという得難い経験をさせていただきました。
阪南大学大学院の特色はアカデミックに閉じるのではなく、実社会とのかかわりの中で学修・研究ができることです。企業との打ち合わせに同席したり、学部生と一緒にビジネスプランコンテストに応募したり、多様な経験をとおして知識や技術だけではなく、マネジメント力なども含めた社会で必要な能力をトータルに養えた大学院生活でした。ただシステムを開発するのではなく、この技術がどのように社会で役立つのかを、経営やマーケティングの観点も交えて考察する姿勢を培えたことは、現在の仕事にそのまま活かされています。
私が追究しているのは、大学院時代も今もITの力でよりよい世の中をつくっていくことです。富士通を選んだのも、日本最大級のIT企業のリソースを活用して社会に貢献したいと考えたからです。
世の中に不便さを感じ、それを自ら解決したい。そう考える人にとって阪南大学大学院はやりがいのある環境が整っています。