<芸術の秋 アートはいかが?>
秋も深まる10月末。
あるイベントに参加すべく、私はグランフロント大阪に来ていました。
そのイベントとは、コチラ♪
FM802、FM COCOLO
UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE OSAKA 2019

「大阪からアジアへ、アジアから大阪へ」をキーメッセージに、UNKNOWN(未知の才能)が集う国際色豊かなアートフェアとして2015年に大阪で誕生したこちらのイベント。
今回、国内外から集まった出展クリエイターはなんと約300組!

ブースごとにそれぞれのクリエイターさんの作品が展示されていて、ジャンルもアートデザイン、写真、イラスト、造形などさまざま。
いろんなアートを一度に堪能できる、芸術の秋にぴったりなイベントなのです!
もちろん、私がここへ来たのは、阪南大の先輩達がいるから♪
今回は、流通学部・森下ゼミの先輩達に密着します!!
さっそく、森下先生にお話を伺いました!!

- 唯
- 「森下ゼミは、このイベントとどのように関わっているのですか?」
- 森下先生
- 「僕のゼミの方針は、できるだけ外へ行って、普段できない体験をすること。今回はFM802とのコラボということで、スタジオ見学や講義を通して現在のメディア産業について学んできました。そして、音楽チームとアートチームに分かれ、アートチームはこの『UNKNOWN ASIA』のフライヤー作りや配布などを行い、今日はインターンシップとして運営のお手伝いをしています。」
- 唯
- 「FM802が、アートイベントを主催しているのは意外でした!」
- 森下先生
- 「FM局なので音楽中心ですから、アートイベントをやっているのは僕自身も面白いと思います。音楽だけでなくアートの分野でもこういった仕掛けをしているのは、FM802というブランドを狭い範囲ではなく、浸透させていく、広げていく取り組みの一つですね。」
- 唯
- 「“ブランド”ですか。学生さんは普段、そういう勉強をしているんですか?」
- 森下先生
- 「はい、このゼミはブランド・マーケティングコースの学生が多いですから、大学の授業でブランドについて学んでいます。では実際、このイベントの中でFM802というブランドがどのように使われ、受け入れられているのかというのを、現場で勉強してもらいたいですね。」

- 唯
- 「他にも、座学だけでは分からない、現場で学ぶことってありますか?」
- 森下先生
- 「“ビジネスって大変”ということ。例えばこのイベントでは、お客さまやプロの審査員による投票が行われています。人気投票って結構過酷ですよね。また出展者の方は一生懸命売り込みもしています。そういう現場を見て、ビジネスの仕組みだけではなく、モノを売るためにどういう風な努力をしないといけないのか、というのも勉強してもらいたいですね。」
楽しいイベント、でも見方を変えると色々と勉強することがありそうですね。
森下先生、ありがとうございました!!
<いよいよ会場へ!>
「アート」と聞いて、静か~な美術館をイメージしていたのですが…

大・盛・況!!
隙間なく並んだブースは作品で埋め尽くされ、通路が狭く感じるほど、多くのお客様で溢れています!
クリエイターさんやお客様の話し声で、すごく賑やか♪

展示だけでなく、バイオリニスト、NAOTOのライブ&ペインティングもありましたよ!
そんな中…先輩達を発見!!

男の子2人は、会場内の警備を担当!

受付では、お客様を笑顔でお出迎え♪

アンケートや投票用紙の記入所、インフォメーションなどでお客様のサポートをしたり…

裏で配布セットを組むのも、大切なお仕事です♪
イベント運営っていろんなポジションの人が必要なんですね。
プロのイベント運営を経験できるって貴重な体験!
みんな、それぞれの場所で頑張っていました!!
<先輩達にインタビュー♪>
休憩中、先輩達にお話を聞かせてもらいました!

(左から、井上さん、玉置さん、杉元さん、中崎さん。全員3年生♪)
Q.フライヤー作りはどうだった?
- 唯
- 「フライヤー作りは初めて?」
- 井上さん
- 「はい。初めてなので、最初は、何から始めたら良いのかも全く分からず…(汗)」
- 唯
- 「だよね。それでどうしたの?」
- 井上さん
- 「アートディレクターの中居さんに学校に来て頂いて、フライヤーのデザインやコンセプトについて講義をしてもらい、一緒に作っていきました。」
- 唯
- 「それで出来上がったものが…?」
- 井上さん
- 「こちらです!」

- 唯
- 「めっちゃ綺麗やんっ!!この写真、自分で撮ったの?」
- 井上さん
- 「はい。香川県の父母ヶ浜に行った時に撮影したものです。デザインについて皆で考えていく中で、この写真が良いんじゃないかとなって採用しました。」
- 唯
- 「うん!水面に影が映ってるのが芸術的で、アートイベントにぴったりだと思う!他に、デザインのポイントは?」

- 井上さん
- 「見やすいように文字を白にしたんですが、キャッチフレーズの『世界のアートを魅に行こう』の“魅”だけ赤で、この漢字にしてみました。」
- 玉置さん
- 「それと、“オモテ面には必要最低限のことを入れて、その他はウラ面に”と教えて頂いたので、5W1Hはしっかり入れるようにしました。」
- 唯
- 「なるほど!で、このフライヤーを梅田の街で配ったんだよね?どうだった?」
- みんな
- 『全然…。』
- 唯
- 「えー!どういうこと?!」
- 井上さん
- 「若い方があまり受け取ってくれず…おじいちゃん、おばあちゃんは受け取ってくれるんですけど…。」
- 唯
- 「そっかー、難しいね。それは、ちょっと心折れるよね。」
- みんな
- 『いや、だいぶ…。』
- 唯
- 「そか、だいぶ心折れたんだね(笑)」
- 玉置さん
- 「でも、そんな中でも『FM802聞いてて知ってるで~』とか『後で行くから場所詳しく教えて~』とか言って下さる人もいて、嬉しかったです。」
- 唯
- 「お、反響もありそうだね!」
Q.実際「UNKNOWN ASIA」に参加してみてどう?
- 唯
- 「会場に来てみてどう?」
- 玉置さん
- 「すごっ!って感じ。ブースごとに全く系統が違うし、個性の塊みたいな。」
- 唯
- 「こういうイベントって良く来るの?」
- 玉置さん
- 「個展とかは行くんですが、こんな大きなイベントは初めてです。」
- 唯
- 「そうだよね。アートって、何か接点がないとイベントの存在自体知らなかったりするよね。」
- 井上さん
- 「実は以前、中崎町で『UNKNOWN ASIA』のプレイベントがあって、私達もお手伝いさせてもらったんですが、その時は通りすがりの若い方もたくさん寄ってくれて。それで知って今日来てくれてる人もいるかもしれません。」
- 唯
- 「なるほど、そんな風に接点を持ってもらえるような工夫をしてるんだね!」

- 玉置さん
- 「アートイベントの良さって“来ないと分からん”。来たら絶対『すごい!』ってなるので、来てもらう工夫は本当に大切ですよね。」
- 井上さん
- 「例えば、アートって視覚的なものなので、SNSで写真付きでもっと発信したら、特に若い人にも届くんじゃないかなと思います。」
- 杉元さん
- 「あと、純粋に会場までの案内をもうちょっと増やしたいですね。会場がどこか分かりにくかったので。」
- 唯
- 「なるほど、そういうお客さん目線の意見も重要だよね!そういう気付きはFM802さんに伝える機会はあるの?」
- 井上さん
- 「はい、これまでの活動をまとめて発表する予定です。」
- 唯
- 「そうなんだ!それも頑張ってね!!」
<最後に…>
とここで、新たな企画が!!
なんと、森下ゼミの先輩達がお気に入りのクリエイターさんを1人選び、阪南大学とコラボさせてもらおうじゃないかというのです!!
ということで、クリエイターさんを選びに会場へGO!!
会場内には、観て楽しむ作品はもちろん…

赤いシートを通して観ると、作品が変化するものや…

スタンプを押して、オリジナルカードをお土産として持って帰れるブースなど…

クリエイターさんの工夫が盛りだくさん!
楽しい~!でも、選べない~っ!(泣)
ということで作品選びは皆に任せて…
私は、今回ご担当頂いているFM802・吉田さんにお話を伺いに行きました!

Q.阪南大の学生に期待することは?
- 吉田さん
- 「阪南大学に限らず若い方には、新しい価値観を持って、本当に社会に役立つ人間になってもらいたいと思っています。社会に出たとき、自分で考える力を持っている人、現場で『こうしたら良いんちゃうか』って考えながら動ける人が重宝される。自主性を持っている人が活躍できるのは肌で感じているので、そういう人になってもらえることを一番期待しています。そんな風に成長できる環境を作ること、森下先生のマインドが生徒さんに受け継がれるお手伝いができればなと。」
今回の連携のことだけでなく、学生の将来をこんなに考えてくれてるなんて…なんて良い人なんだ…!!(感涙)
吉田さん、ありがとうございました♪
そうこうしているうちに、皆のお気に入りクリエイターさんが決まったよう♪
それがこちら!!

Backside worksさん
かわいい~っ!!どの女の子も表情がとっても魅力的です。
さあ、こちらのコラボは本当に実現するのでしょうか…今後に期待です!!
