学校法人阪南大学は、1939年(昭和14年)、小林菊治郎・奥田政三両先生によって創立された私立大鉄工学校をその源とし、以来、教育の発展に寄与してまいりました。本年、大鉄工学校を祖とする阪南大学高校は創立86年、阪南大学は創立60周年を迎えます。これもひとえに、長年にわたる関係者各位のご支援とご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
しかしながら、現在、私立学校を取り巻く環境は急激に変化しており、少子化の影響により全国の私立大学の約6割が定員を満たせない状況に直面しています。私立学校の存在意義、さらには高等教育機関の在り方そのものが厳しく問われる時代となり、本学園も例外ではありません。こうした時代においても、本学園は教育の質を決して損なうことなく、持続可能な運営を続けることを最重要課題として掲げております。
本学園はこれまで一貫して、借入に依存しない堅実な経営を貫いてまいりました。今後も学納金収入を経営の基盤としつつ、学納金以外の収入確保に向けた取り組みを一層推進し、安定した経営基盤の確立に努めてまいります。
こうした厳しい状況の中、本学園は創立100周年(2039年)、そして大学創立75周年(2040年)を見据え、より強固な教育機関としての発展を目指し、昨年度Vision 2040: Our Challenge for the 100thを策定しました(*1)。今年度より、その実現に向けた5カ年の新中期ビジョン・中期計画が始動いたします。その中で、私は中期経営ビジョンの一つとして「生徒学生の規模を維持し、健全な財政基盤を堅持します。」(*2)を掲げました。今後5年間は15歳・18歳人口の減少カーブが比較的緩やかに推移する時期であり、この期間こそが学園の将来を左右する極めて重要な時間であると考えています。私たちは、この5年間で健全な財政規模の維持に努めるとともに、その先の急激な人口減少にも耐え得る経営基盤を確立するための多角的な施策を立案し、実行に移してまいります。
さて、本年度、阪南大学高校には526名、阪南大学には1,247名の新入生を迎えることができました。両校ともに定員を大きく上回る多くの生徒・学生に選ばれたことを大変喜ばしく思います。新入生の皆さん、そしてそのご家族の皆様に、心より感謝申し上げるとともに、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。
「Vision 2040」の中心にあるのは、「歓びを生み出す学園」という理念です。私は、生徒・学生が自身の成長を実感するとき、そこに歓びが生まれると信じています。そして、その成長はさまざまな挑戦によってもたらされるものです。私たちは「すべては生徒・学生の成長のために」を共通の価値観とし、生徒・学生一人ひとりに寄り添い、それぞれの挑戦を全力で支援してまいります。
これからの未来に向け、本学園は常に自らの存在意義(*1)を拠り所に教育機関としての使命を果たし、さらなる発展を遂げていく所存です。引き続き、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
しかしながら、現在、私立学校を取り巻く環境は急激に変化しており、少子化の影響により全国の私立大学の約6割が定員を満たせない状況に直面しています。私立学校の存在意義、さらには高等教育機関の在り方そのものが厳しく問われる時代となり、本学園も例外ではありません。こうした時代においても、本学園は教育の質を決して損なうことなく、持続可能な運営を続けることを最重要課題として掲げております。
本学園はこれまで一貫して、借入に依存しない堅実な経営を貫いてまいりました。今後も学納金収入を経営の基盤としつつ、学納金以外の収入確保に向けた取り組みを一層推進し、安定した経営基盤の確立に努めてまいります。
こうした厳しい状況の中、本学園は創立100周年(2039年)、そして大学創立75周年(2040年)を見据え、より強固な教育機関としての発展を目指し、昨年度Vision 2040: Our Challenge for the 100thを策定しました(*1)。今年度より、その実現に向けた5カ年の新中期ビジョン・中期計画が始動いたします。その中で、私は中期経営ビジョンの一つとして「生徒学生の規模を維持し、健全な財政基盤を堅持します。」(*2)を掲げました。今後5年間は15歳・18歳人口の減少カーブが比較的緩やかに推移する時期であり、この期間こそが学園の将来を左右する極めて重要な時間であると考えています。私たちは、この5年間で健全な財政規模の維持に努めるとともに、その先の急激な人口減少にも耐え得る経営基盤を確立するための多角的な施策を立案し、実行に移してまいります。
さて、本年度、阪南大学高校には526名、阪南大学には1,247名の新入生を迎えることができました。両校ともに定員を大きく上回る多くの生徒・学生に選ばれたことを大変喜ばしく思います。新入生の皆さん、そしてそのご家族の皆様に、心より感謝申し上げるとともに、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。
「Vision 2040」の中心にあるのは、「歓びを生み出す学園」という理念です。私は、生徒・学生が自身の成長を実感するとき、そこに歓びが生まれると信じています。そして、その成長はさまざまな挑戦によってもたらされるものです。私たちは「すべては生徒・学生の成長のために」を共通の価値観とし、生徒・学生一人ひとりに寄り添い、それぞれの挑戦を全力で支援してまいります。
これからの未来に向け、本学園は常に自らの存在意義(*1)を拠り所に教育機関としての使命を果たし、さらなる発展を遂げていく所存です。引き続き、皆様のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。