将来の夢は小学生の頃から固まっていて、下着関係の会社を作り経営したいと考えています。進学で阪南大学を選んだのは、マーケティングの勉強だけでなくファッションの勉強もできる4年制大学が阪南大学だけだったからで、私にとって、それはとても魅力的でした。マーケティングの勉強ができる大学の資料を全国から取り寄せ、100冊ぐらい全部読み漁って、その中でさらにファッションも勉強できる大学を調べて選びました。地元の北海道から大阪に出てきて学ぶ価値は十分にあると思い、大学見学を兼ねて一度だけオープンキャンパスに来ました。そこで今のゼミ担当となる大村先生に出会い、将来のことなどをお話しすることができたことがきっかけで、「大村先生のところで絶対学びたい」という思いが芽生え、阪南大学に進学を決めました。 大村先生は、もともとファッション関係でお仕事していた先生で、社長としても経営をされていた経歴があるので、将来経営者を目指す私にとって、経営者の視点からもたくさん教えてくれそうだなと思いました。ほんと素敵な先生に出会えたと感じました。 入学してからは、まずは何においても、絶対に大村先生のゼミに入らないといけませんでしたから、大学1年生のときは猛勉強しました。そしてゼミ面接で、私は将来やりたいことを明確に伝え、「大村ゼミじゃないとダメだ」いう思いを伝えました。
その甲斐あって、今、大村先生のゼミ生として学ぶことができています。大村ゼミは、毎年、規定人数より希望者が多く、ゼミに入るのも難易度が高いゼミです。だからゼミのメンバーは、みんなゼミに入るために努力して面接を受けて、がんばって入ってきてる仲間なのでお互いに頼もしい存在になっています。 大村先生は、元経営者だったからこそ、見える視点を教えてくれるので、ファッションと関係のないことでも、人との関わり方とかについてだとか、雑談の中にも為になるなと感じることをお話ししてくれるのでとても勉強になっています。阪南大学はマーケティングやファッションを勉強できるということで選びましたが、専門学校でもファッションの勉強ができるところは山ほどあります。でも私は、4年間、ゆっくりちゃんと勉強したいと考えていました。専門学校だとファッションだけとか、マーケティングだけだとか、偏りがでてしまうので、大学ならゆっくり勉強できるし、マーケティングの勉強もファッションの勉強もどちらも諦めずにできると思って阪南大学を選びましたが、やはりその判断で良かったと、今、実感しています。
大学卒業後は、ランジェリー関係のメーカーに入って下着の構造やお客様が求めているランジェリーがどういうものかなど、マーケティングをさらに勉強して必要とされる下着を世に出し、将来は起業して自分の理想的なランジェリーを創って、経営したいと考えています。既に作りたいと思ってる下着の構想はいくつかあって、ビクトリアシークレットみたいな、ほんとに派手でキレイな下着だったりします。そういうものは海外にたくさんはありますが、実際に海外で買おうと思うと日本人の体に合わないという問題があるので、そういう下着を日本に持って来れたら最高だろうなと思っています。私がもし経営できたらそういう下着を作りたいと思っています。
初めてブラジャーをつけたのが小学3年生の時で、その時ワコールの販売員さんに選んでもらって着けましたが、ものすごく大人の女性になった気がして、嬉しくて、それ以来、私は将来、下着関係の仕事に着きたいと強く思うようになりました。中学校の修学旅行でカナダに行ったとき、現地の下着店を視察したら、ほんとにド派手で、レースの使い方がとても綺麗で、買いたなと思う下着があったのですが、やはり日本人の私にはサイズが合わず、残念な思いをしました。でも日本人に合うこういう下着があれば、毎日、下着を着つけるのが楽しくなるだろうという思いは、そのときより一層強くなりました。
私が小学生で初めて下着をつけた、嬉しかったときの気持ちを同級生や他の女性に話しても、たいていは、共感してもらえず、むしろ窮屈だったし、着けるのが嫌だったと聞くことが多くて、私のように感動しているのは、珍しいことだと感じるようになりました。だから、私が未来の小学生や中学生の女の子たちに、私が初めて下着をつけたときの嬉しかった気持ちを届けることができればと思っています。経営者として、窮屈じゃなくて機能性も兼ね備えていて可愛い下着を作りたいんです。
私がやりたい活動や将来の夢に対して一緒に協力してくれる先生たちが、阪南大学にはたくさんいて、私の夢を明確に知っているし、何でもお手伝いしてくれます。1年生が終わる少し前に、2年生から受講できる「起業塾」っていうのがあるよと聞いて、絶対受講しようと思いました。やりたいと思うことを全部つかめるようにいつもアンテナは張っているようにしていましたから、すぐに申し込みました。起業塾には2つあって、もちろん私は両方受講しています。1つは経営者の方がたくさん来てお話を聞いて勉強する授業で、もう1つは自分たちで実際に模擬経営するという授業です。私のように目的が明確で、何かやりたいという思いがある学生には、先生たちは手厚くサポートしてくれます。ゼミの大村先生や起業塾のほかに、さらにスチューデントコモンズにある「学習支援室」の小松先生も親身になって相談に乗ってくれます。
機能性に特化した下着は、日本には既にあります。また、可愛いいだけの下着もあります。でもその両方を兼ね備えた下着が、私的には少ないと感じていて、また、可愛いくて機能的にしっかりしていると思っても、すごく値段が高かったり…・。 下着は、体を支えるものだから若い時からちゃんとしたものを身に付けたほうが良いと思っていますが、でもどうしても良いものを買うとなると金額が高く、小中高生には手が出せないと思います。だから、そういう女の子たちでも、手が届くような価格帯の素敵な下着を作りたいと考えています。自分が作った商品を自信を持って、誰にでも着けてください、と言える商品を作りたいです。