起業して一番の変化は、メンタル的な自立と強さを手に入れたことです。
計画段階では、父のサポートもあって、まだ子供としての気持ちと、学生気分も残っていました。本当に経営者として覚悟したのは、昨年の暮れごろです。それまでも覚悟はしていましたが、寝れないほどの起業の恐怖と未来への希望の狭間を経て、何か自分が変わったような気がしました。家族みんなの支えもあって、こうして起業できた今、今度は親孝行のつもりで、事業を展開していきます。毎日の飼育を手伝ってくれる妹や弟、姪っ子には本当に感謝です。起業したことで家改めて家族の有難さを身に染みて実感しています。
もう後戻りはできませんし、失敗すれば大きな損害になります。一人の経営者として、責任の重さを感じています。でも今までもそうでしたが、ピンチの時には必ず解決策がありました。今後もそれを見つけられるようにするために、日々努力して精進していくことが大事だと考えています。
大学での経営に関する講義も3年生になるとゼミとして本格的にはじまり、経営者としてさらに実践的な目線で学んでいくことができるのが心強く、またゼミの先生は経営顧問のような存在なのでそれもまた大きな支えです。力を尽くして、熱帯魚の繁殖と販売で、大きな成功をつかみ取りたいと思います。
中学生の時には、父と熱帯魚の繁殖と販売について、夢を語っていました。高校に進学し、具体的に将来のことを考えはじめたとき、起業し経営者になる道を模索しはじめました。大学進学はその大きなターニングポイントで、世間一般的には、偏差値で大学を選んでいますが、僕は偏差値ではなく、本当に自分にとって役立つ学びのある大学を探し、阪南大学の経営情報学部を見つけました。他大学の経営関係の学部も調べましたが最も自分にとって起業できる学びが用意されていました。
ネットで経営情報学部の講義内容や将来性を検証し、最終的には父と母に相談し、父から「良いと思うよ」の一言で、自信をもって大学を決めることができました。
阪南大学に進学後は、起業のために計画的に学びました。3年生から本格的に始まるゼミの先生は、経営の顧問みたいな感じで応援してくれています。起業した今、これから多くの困難も当然あると想定してますが、反面、事業展開も考えています。また、大学生という立場も活かし、熱帯魚の繁殖と経営に役立つ国(ドイツかアメリカ)への留学も考えています。英語はもともと得意だったので、第二外国語ではドイツ語を学んでいます。日本では経営を軌道に乗せると共に、熱帯業に関してドイツやアメリカから最新の情報を日本に紹介できればとも考えています。