ビクトリア大学・ゲルフ大学・ウィニペグ大学(3校共にカナダの大学)、東国大学(韓国)、高尾餐旅大学(台湾)と、留学再開2年目を迎え、留学先も多様になりました。
 中でも喜ばしいことは、流通学部の学生が留学に行ってくれたことです。留学するのは本学学生の権利としてあります。それを、国際系2学部(国際コミュニケーション学部・国際観光学部)に加え、社会科学系の学部からカナダに飛び出してくれたことは、本学の学生全体に多くの刺激を与えてくれるであろうと、大いに期待するところです。
 到着後、留学生活に慣れるために、大変な思いもしているであろうことは容易に推察されるところです。しかし、それをも自分自身の成長に変換し、経験値を上げる留学期間にしてくれることを切望しています。
 彼らの、マンスリーレポートにご期待ください。

カナダ留学便り

平 郁也・ビクトリア大学

 こちらに来てから3週間が経過し、学校や気候、日常生活にも慣れてきて、時間の使い方やメンタル面でも余裕が持てるようになりました。
 平日の午前中は授業を受け、午後からは授業がないので学校内の図書館とジムに行くことを日課にしています。また、毎週金曜日の午後には学校主催のスポーツアクティビティが開催されるので、こちらでできた友人達と時々参加しています。
 出発前には、生活面での便利さや安全面、現地の人達の人柄、英語を習得できて帰国することができるのか、などの不安を抱いていましたが到着後すぐに払拭することができました。
 私が留学しているカナダのビクトリアという場所は、自然が多くヨーロッパのような街並みが特徴的です。1年を通して暑すぎず寒すぎずといった心地よい気温が続きます。また、バスの利用がとても便利で、日本食スーパーから日本に馴染みのあるお店などまで身近なお店も沢山あります。そしてとても驚いたのが、日本と同じくらい安全でとても親切な方が多いということです。生活の中でも一つ一つの行動に思いやりを感じることが多く、心が温かくなることをこちらに来てから何度も経験しました。本当に周りの友人や街の人、ホストマザーに恵まれて幸せです。
 通学している語学学校は日本人が多く、韓国人、メキシコ人、トルコ人、チリ人など英語圏以外の方が残りを占めています。授業内ではネイティブスピーカーの方と関われる機会が少ないですが、現地出身の学生が参加するサッカーリーグに参加しているので、そこではスポーツを通じて沢山の人と関りを持てます。また、同じ国籍の人同士でも英語で会話するため、英語を使える環境は周囲に溢れています。その甲斐もあってか、到着した日より聞き取れることや話せることが多くなり、成長を実感できました。
 これから1ヵ月、3ヵ月、7ヵ月と過ごしていきます。その中で、慣れが出たり成長を実感できるまでに時間がかかったりすると思いますが、そんな時でもコツコツ積み重ね、帰国時には理想としていた自分自身に近づけているように努力していきます。
 Space

森 夕真・ゲルフ大学

 まず、カナダに来て感じたことは人が温かいということです。私は普段バスをよく利用しますが、ほとんどの人がバスから降りる時バスの運転手に「Thank you」と言っています。また、散歩している時などに人と目が合うと必ず笑いかけてくれます。良い意味で人と人との距離が近いと感じます。私がゲルフに来て驚いたことは祝日などの特別な日はほとんどのお店が閉まってしまうことです。大学はもちろんショッピングモールやカフェ、スーパーなど全て閉まっていて驚きました。
 今月一番印象に残ったのは9月末にELP生徒に向けて開催されたナイアガラの滝ツアーに参加したことです。初めてみたナイアガラの滝はとても迫力があり圧巻されました。ボートに乗り近くまで行きましたが滝が大きい分水しぶきが凄く、雨が降っているようでした。ゲルフからは1時間半ほどかかりますがもう一度行きたいと思いました。冬の時期には凍ると聞いているのでその時期にもまた見たいと思いました。このツアーでは他にも湖やアウトレットにも行くことができます。湖の近くの街はヨーロッパのような街並みでとても綺麗でした。アウトレットでは冬用のアウターを買うことができ、とても充実した1日になりました。
 学校については、ELPには日本人の学生が多いと感じました。大学やゲルフ自体には日本人はあまり見かけることがありませんが、ELPにはこの時期に来ている日本の他大学の生徒がかなり多いです。私は普段韓国人の友達と一緒に行動しています。学校以外でも一緒にカフェで勉強したり、トロントに遊びに行ったりしています。英語でのコミュニケーションなので自分の言いたいことが伝わらなく苦労する時もありますが、最近は最初に比べ円滑にコミュニケーションを取ることができるようになってきていると感じます。また、この大学に来る前からわかっていましたが宿題の量がとても多いです。お昼休憩の時間も宿題をし、放課後や休日も宿題をしています。大変ですが日本にいる時よりかなり勉強する時間が増えたのでいい経験になっていると感じています。
 ホームステイについては、ホストファミリーは良い人達なのですが食器やコップ、バスルームなど全体的に不潔です。また、騒音問題があり十分な睡眠をとることができていないと感じています。現在ホームステイ先についてホームステイ会社と話し合いをしていますがそれも英語で伝えなければならないのでかなり苦労しています。
 Space

河野 穂乃花・ウィニペグ大学

 九月三日にカナダに来て、もう少しで一か月がたちます。この一か月の感想を一言でいうとすごく充実しています。阪南大学から一人で行くという不安がありましたが、空港でハプニングが起きても空港の方に聞きまくってなんとか一人で解決できました。空港についた瞬間にホストファミリーがお迎えに来てくれていて会えました。家族みんな温かく受け入れてくれて安心したし、うれしかったです。ルームメイトは私を除いて日本人が一人と韓国人が一人います。日本人がいるので二人の時はつい日本語でしゃべってしまうのですが、何よりも心強いです。学校へ行ってみると思ったよりも日本人がいて少し残念でした。でも初日にスイス人の友達を作ることができました。その友達と毎日いっしょに学校に行っています。彼女はとても英語がペラペラなので英語スキルを磨くいい機会だと思います。また、韓国人、ブラジル人、バングラデシュ人の友達も何人か作れました。毎日その友達たちと一緒に昼ご飯を食べています。毎週金曜日にはアクティビティがあるので参加し、日本人とではなく外国人とチームを組むようにしています。さらに金曜日以外は韓国人の友達たちと遊びに行っています。脱出ゲームをしに行ったり、ショッピングをしたり、スポーツなどをしたりして毎日楽しんでいます。明日からはみんなでトロントに行って野球観戦やナイアガラに行く予定です!すごく楽しみです。私の誕生日が九月十八日だったので、友達たちがお祝いしてくれました。学校の近くに韓国料理レストランがあるのでそこに行ってケーキもくれました。家に帰るとホストファミリーが大きいケーキを用意してくれていました。海外のケーキはやっぱり大きくて20歳の誕生日をカナダで迎えることができてうれしかったです。一生の思い出になりました。ホストファミリーもとてもやさしくて、ルールも厳しくないのでほんとに幸せです。ホストファミリーがクリスチャンなので毎週日曜日に教会に行くのですがそこでも友達を作ることができました。でもまだまだ自分の英語力の無さにがっかりしています。伝わらないことがとても悔しくてたまに落ち込んでしまいます。でもみんな優しくて、たくさん話しかけてくれます。さらに教会でのフードバンクボランティアに参加しました。カナダは移民や難民が多い国でその人たちのために無料で食料をあげるという素晴らしいボランティアに参加させてもらって貴重な経験ができました。難民の中で最も多いと感じたのが戦争の影響でウクライナからの難民でした。このような素晴らしい活動は月に二回開催されるので、毎回参加したいと思いました。この一か月弱で毎日こんなに素晴らしい体験ができていて幸せです。

韓国留学便り

中山 うらら・東国大学

 韓国に来て1ヶ月が経ちました。語学堂が始まるまで3週間ほどあり、韓国に慣れるために雨の日以外は毎日外出しました。宿舎や大学周りを散歩したり、美味しそうなお店に入ってみたり、電車やバスに乗って少し遠くに行ってみたりしました。電車にも乗り慣れ、どこに何があるのかも大体わかってきました。日本のグーグルマップのように、韓国のネバーマップを使えばどこへでも行けるため、愛用しています。それから、韓国にはいたるところにコーヒーのお店があり、コーヒーのサイズも大きくて値段も安いため、毎日のようにコーヒーの店を訪れることが習慣になりました。またかわいいカフェも多く、日本では私たちの世代の女の子がカフェにいくイメージですが、老若男女問わずカフェで集まってお話したり勉強したりしていて驚きました。
 語学堂が始まるまでの3週間は、お店の店員さんとのちょっとした会話しかなく、あまり韓国語を話す機会が多くなかったため、ルームメイトとハンボノ(韓国語と日本語を混ぜた言葉)を使って話すようにする時間を作ったり、YouTubeで聞き流し韓国語を聞いたりしてなるべくずっと韓国語に触れるようにしていました。また、ハラムという韓国に関するさまざまなトピックをカバーする授業を受けて、授業後に韓国人と外国人と友達が一緒にランチを食べて友情を育むサークルにも入り、韓国語を話す機会を多くとるようにしました。ハラムは毎週土曜日にあり、まだ1度しか参加できていませんが韓国人や韓国語を話せる外国人の友達・知り合いができ、コミュニケーションを通していろんなことが知れるし、もっとみんなと話したいという思いからモチベーションも上がるため、楽しくてとてもいい場所だと思います。
 語学堂が始まって1週間が経ちました。1日に2つの文法を、見る・読む・書く・話す・聞くことを通して学び、プラスで各トピックに出てくる単語も覚えられます。最初はちょっと簡単かも、数か月でどれくらい伸びるかなと不安がありましたが、毎日どんどん新しいことが学べるし、1日の授業を通して確実に身に付けられるため、韓国語をもっと上手に話せるようになっていっているような気がしてとても楽しいです。もっと頑張りたいです。授業時間外でも、もっと韓国語の勉強を頑張りたいです。授業が終わったら学食を食べに行って、運動場に行ってみたり宿舎に戻って課題をしたりしています。土曜日はハラムに参加し、日曜日は個人的に韓国語を勉強したり、行きたいところもたくさんあるのでお出かけする日にしたりしたいと思います。
 韓国に来て数日たったある日、鼻炎の症状がひどかったときがたびたびありました。花粉症は一応持っていますが韓国に花粉はほぼないらしく、調べてみたところ、pm2.5が原因だとわかりました。日本にいたときは鼻炎の症状はほとんどなかったため、薬も持ってきておらず初めはつらかったです。それからは毎日「ソウルのpm2.5情報」をチェックしてやや多い以上の日はマスクを着用したり、あまり外出しないようにしたりしています。
 その他は何も問題なく楽しい日々を過ごしています。
  • 漢江

  • とある日の学食

  • 授業後に運動場でサークル見学

  • 宿舎の近くにある 有名チェーン店のコーヒー

台湾留学便り

本田 瑞貴・高雄餐旅大学

 今はまだカルチャーショックやホームシックになることもなく、すごく充実した留学生活を過ごしています。
 国立高雄餐旅大学は一つの学科辺りの人数が少なく、クラス制度になっていることや制服があるなど高校生活を思い出すような大学になっています。クラス制度があるお陰で沢山の友人や先輩と仲良くなることができ、毎日一緒に過ごしています。
 高雄餐旅大学でISAという台湾外から来た学生の集まりの団体(サークル)のBBQイベントに参加した写真です。ISAを通してさまざまな国の学生と友達になることができました。また被っている果物の皮は台湾ゆずの皮で、この皮を被ることは台湾の文化だと教えてもらいました。
 9月20日には高雄餐旅大学でのイベントの一つの新入生の合唱コンクールを観に行きました。このイベントは2年生(クラスメート)が1年生に校歌や歌、ダンスを教え学部ごとで競うイベントでした。このイベントの2週間ほど前から放課後の時間に練習を行っている様子をよく見かけました。
 9月29日にはクラスメートの家でBBQを行いました。台湾では中秋節(中秋の名月)にBBQをする文化があり、台湾でできた友人の多くが中秋節の期間にBBQを行っていました。
 まだ留学を行ってから一ヵ月もたっていませんが、沢山の台湾文化に触れることができています。