海外インターンシップ(科目名:インターンシップ準備講座)では、学生それぞれ夏期休暇中約3~4週にわたり、現地企業で研修を行い、日本語以外の語学でのコミュニケーションの実践、異文化理解、働くことの意義や各国におけるビジネスモデルを、身をもって学びます。キャリア形成型海外インターンシップとなっております。

オーストラリア

オーストラリアでのインターンシップでは、参加者の英語スキルに応じて様々な職場を体験することができます。ここ数年、英語スキルに加え、コミュニケーション能力、人間関係構築力の高い学生が参加し、観光旅客船のクルー、お土産店の販売員、ホテルスタッフなど、英語での高いコミュニケーション能力を求められる仕事を経験し、人間的にも大きく成長して帰国しています。就職活動を視野に入れながら参加する学生も多く、目的意識の高い学生が受講する傾向にあります。学生の希望により、夏期休暇中だけでなく春期休暇中の実施も可能です。当面、シドニーを中心にインターン先を紹介します。

韓国

地理的に近接する日本と韓国は経済的にも文化的にも密接な関係にあります。そして両国の経済や文化はよく似ているところがあります。近年ではエンターテイメントでお互いの関心が高まっています。政治や外交の面では激しい軋轢がある両国ですが、それ以上に交流が盛んです。日韓の交流が歴史上最も活発な時代とも言われているほどです。一方で私たちが韓国社会の実情に触れる機会はあまりなく、よく知りません。特にビジネスの現場では、日韓の近い関係を基盤としてよく似ている面もありますが、大きく異なる面が多々あります。 このインターンシップは韓国の表面的な部分だけに関心を持つ学生は対象にしていません。ビジネスの現場で韓国社会の実情に触れることで韓国に対する理解を深めるとともに日本と異なる環境での経験を通じて国際的な感性を養うことでグローバル人材として活躍したい学生を対象としています。そのため授業では韓国への関心・理解を深める内容や現地のビジネスシーンで必要とされるスキルを扱います。研修先は学生の希望や韓国語の能力、研修への姿勢などから勘案して決定します。

ベトナム

このプログラムは、ベトナム・ホーチミンで1か月間みっちり働くことを目的とします。日系企業が多数進出し、大きな日本人向けマーケットが存在するにも関わらず、一方で日本人の絶対数が不足しているベトナムでは「日本人幹部は忙しくてそこまでできないが、それでも日本人でないとこなせない仕事」が存在します。参加者にはそれらの業務を担当してもらうと同時に、顧客訪問への同行や現地で働く日本人・ローカル社員との交流、日々の海外での生活などを通じ、貴重な就業体験を得ることができます。 今やあらゆる業種にとって、今やグローバル化や海外進出は避けて通れない時代となっています。もし将来海外で活躍することを目指すのであれば、できるだけ早い時期に(語学留学や旅行ではなく)海外における「ビジネスの現場」に身をおき、どのようなスキルや知識が必要なのか、実践から学ぶことはとても有用です。各国の経済状況や文化を実際に体験し、働き方の違いを学び、また自ら貪欲に積極的に学ぶ姿勢をもって参加すれば、今後ますますニーズが高まる「グローバル人材」に1歩近づくことができます。