2017年 エアライン合格体験記 ANAウイングス  中島 成美さん

——— 非常に狭き門である航空業界への就職。
その夢を多角的にサポートする支援制度が阪南大学には整っています。
世界の空で活躍したい。そんな目標を抱くみなさんをしっかりサポートする阪南大学。
夢の翼を羽ばたかせた学生たちの体験を通して「エアラインへの道」をご紹介します。


「まさに理想の女性!」と感じた元CAの先生を見て、夢が明確に。

中島 成美 さん

Nakajima Narumi

大阪府立八尾高等学校 出身

2014年4月
阪南大学 国際観光学部 入学
2017年
ANAウイングスに内定

高校生の頃に何となくCAという仕事に憧れていて、エアラインスクールがあったことと観光について学べる学部があったこと、さらに奨学金制度を受けられたことが決め手となって阪南大学に入学しました。1年生からエアラインの講座を受講していましたが、そこで出会った元CAの先生の立ち居振る舞いや学生への気遣い、人を惹きつける話し方などに魅力を感じ、何となくの“憧れ”だったCAが明確な“目標”に変わりました。

CAをめざす上で大きな壁となったのが英語でした。実はもともと英語が大の苦手科目だったんです。そこで入学後は英語の授業を積極的に取り、ネイティブの先生と交流できるEnglish Spaceにも通いました。

English Spaceは英語でゲームを楽しんだり、グループで会話をしたりしながら英語力を磨ける場所です。また、ネイティブの先生がマンツーマンで英語を教えてくれる「プライベートレッスン」を受けることもできます。最初はまったく会話に入っていけなかった私も、先生の真似をしながら話していくうちに、だんだん慣れていくのを実感しました。

過酷だった海外インターンシップが大きな飛躍につながりました。

さらに英語力を磨くため、3年生の夏には海外インターンシップに参加することに。オーストラリアに1ヵ月滞在し、ホテルのレストランでスタッフとして業務に携わりました。現地のスタッフの中に一人混じって仕事をするという、とても勇気のいる挑戦でした。

実際にインターンが始まると、お客さんとの会話よりもスタッフどうしの会話に苦労することが分かりました。お客さんとの会話は、接客用語を覚えていれば何とかクリアできます。しかしスタッフどうしの会話にはまったくついていけず、相手をイライラさせてしまうことも。初日は本当に何もできず、ホテルのトイレで泣いたのを覚えています。

それでも毎日続けていると少しずつ耳が慣れ、仕事中に冗談を言い合ったりするのも楽しめるようになりました。そして最終日にはスタッフ全員からプレゼントをもらい、中には「帰らないで」と泣いてくれた人も。最初はどうなることかと思いましたが、コツコツ続けてよかったと思います。

この海外インターンシップによってリスニングの力を伸ばすことができ、大きな自信につながったと感じています。入学時には400点台だったTOEICも、最終的には600点台まで伸ばすことができました。

面接でありのままの自分を表現でき、第一志望の企業に内定。

エアラインスクールは、元CAの講師の方からリアルなお話を聞けたり、現役でCAをしている卒業生とつながりができたりと、夢へのモチベーションを上げてくれる環境です。ここでは面接の練習に力を入れていましたが、話し方の癖や表情の硬さなどを客観的に指摘してもらえたので、就職活動に向けて着実に面接スキルを伸ばすことができました。

内定をいただいたANAウイングスは第一志望の会社でしたが、面接ではできるだけ飾らずに自分らしく話すことを心がけました。航空業界としては最後の1社だったこともあり、あまり余計なことは考えずにありのままの思いを表現できたのが良かったと思います。

将来はお辞儀ひとつにも心を込めて、お客様一人ひとりとの出会いを大切にできるCAになりたいです。またANAウイングスは日本各地の地方空港を結んでいるエアラインなので、ゼミで力を入れていた「地域の活性化」という面でも貢献していきたいと思っています。

航空業界への就職を叶えた学生への合格体験インタビュー