皆さん、こんにちは。阪南大学バスケットボール部監督 竹野です。2024年度関西学生バスケットボールリーグ戦を終えて、総評をさせて頂きます。
 まず、チームの戦績は5勝9敗で昨年度と同じ戦績でした。一つ、この昨年度の戦績をどうしても上回る戦績を今年度は残したいと思っていました。何故ならリーグ戦にむけて夏の練習・遠征合宿、各学年各学生の成長、どこを見ても手応えをすごく感じていたからです。
 リーグ前半戦、私たち阪南大学より昨年成績上位の大学との対戦でした。この前半戦が今年度の結果に大きく繋がるだろうと思っていました。第2節の流通科学大との試合は、これまで幾度となく対戦してきて、なかなか勝ち星を上げれなかった相手でしたが、選手たちの力が勝り、89-77という素晴らしいゲームを展開でき、上位大学から大きな一勝を得ました。
 第4節の神戸学院大学との試合。毎年この対戦は熱戦が繰り広げられ、今年度も激しい点数の取り合いになる展開になりました。そこから延長線にまでもつれ込み、残り1.6秒でキャプテンの逆転シュートが決まり劇的な勝利をおさめることが出来ました。
 第6節のびわこスポーツ成蹊大学との一戦、今リーグ戦大一番の試合でした。試合序盤、相手に点数を開かれるもそこから追いつき、後半は一進一退な展開でした。試合時間残り4.3秒3点差、阪南大学ボールからのラストショット。タイムアウトで作戦を伝え、選手が放ったシュートは惜しくも外れてしまいました。大一番の試合で勝利をおさめる事はできませんでしたが、チームと各選手にとって良い経験になったと感じていました。
 リーグ後半戦、勝ち星を増やしていきたいところでしたが、なかなか歯車が噛み合わず、取りこぼす試合もあり、下位グループでの最終順位決定リーグに駒を進めました。しかし、今年度、チームが大きく成長できたと思えたのは、ここからでした。下位グループに駒を進めたものの悲観的ではなく、ポジティブなエネルギーを持って練習に取り組み、試合に向けて良い準備を行なってくれました。
 最終戦績はチームとして望んでいたものにはなりませんでしたが、リーグ戦を終えた後、選手一人一人と面談をした際、前向きな発言が多くあり、良い経験になったリーグ戦だったと感じていた選手たちが数多くいました。また来年度が楽しみなチームになることを確信した今年度リーグ戦でした。
 最後に、大学関係者の皆様や阪南大学生の皆さん、リーグ戦期間中様々な会場まで応援にお越し頂き、ありがとうございました。さらに良いチームになっていける様頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。

監督プロフィール

氏名 竹野 明倫(たけの あきとも)
出身 福岡県福岡市
生年月日 1985年11月23日
経歴 2001-04年:福岡大学大濠高校
2004-08年:大東文化大学外国語学部
2008-10年:新潟アルビレックスBB
2010-14年:ライジングゼファー福岡
2014-16年:秋田ノーザンハピネッツ
2016-17年:西宮ストークス
2017-19年:西宮ストークス(コーチ)
2019-22年:大阪エヴェッサ(コーチ)