2023年6月8日(木)ドイツサッカーシリーズ第2弾、ドイツでプロサッカー選手として活躍し、現在は地元大阪でサッカー指導者(Spaßer Football Academy)として活躍している濵中優俊さんにご登壇いただきました。濵中さんは高校、大学で全国レベルのサッカー競技成績を収めていたものの、大学卒業と同時に一度はサッカー選手を引退、そこからドイツへの留学を決断し、プロ契約へと至りました。一度は夢を諦めた人生から再度チャレンジするに至ったその思いとは。ドイツ、プロサッカー選手、日独スポーツ環境比較など、サッカーと生きてきた濵中さんの人生を辿りながら、挑戦したその先の人生について語っていただきました。
  • 写真1.現役時代の濵中さん

  • 写真2.ドイツの名門ドルトムント戦でゴール

【学生コメント】

甘利 俊介さん
濵中さんの試合動画の中でドルトムントに2ゴールしていたり、シャルケ相手に大活躍していたり凄いなと思いました。ドイツリーグでプレーしていてもなかなか日本のJリーグからのオファーがないのも少し意外な点でもありました。でも自分のやりたいことをきちんと考えて行動して成し遂げている濵中さんを見ていると少し勇気がもらえたような気がします。

酒井 空斗さん
サッカーで出場機会を得られない中、試合に出場しないとJリーグが見てくれないからオファーがこない。だから引退して就活するという悩まされる選択を選んで、それでも就職しながらサッカーコーチなど社会人サッカーとしてプレーして行く上でまた挑戦したいという衝動に駆られて、自分の背中を押してくれた曲に出会い、ドイツにチャレンジしたというチャレンジ精神がこういう挫折があったからこそ培われた精神とドラマで凄いと思いました。
 
愛甲 大介さん
就職や不安を抱えながら、好きなことを続けるという意思がとても強く感じました。自分も夢を持ってスポーツを行う競技者として見習いたいと感じました。僕はまだ社会に出ていないので仕事をしながら競技を続ける大変さや、言語の通じない外国に行く不安はわからない所がありますが、特定の分野で活躍する人は並外れた覚悟があるのだと感じました。ここは真似してはいけないと言う人もいるかもしれませんが喧嘩してでも自己表現することに気の弱い自分にとっては見習いたいところがありました。自分もこの人のように強いメンタルは持てないかもしれませんが、覚悟や行動力だけでも見習っていこうと思います。
 
戸川 未唯さん
夢が叶うことが素晴らしくて、どんなに難しいことかを最近改めて思わされました。挫折した時、辛い時は「初心に戻る」という言葉にすごく心が惹かれました。今まさにインターンシップや、資格勉強に心がしんどい時が多々あります。また、バイト内で順位をつけられるのですがそこにも頭がいっぱいで目の前がたまに暗くなります。たかがバイトだけども私の小さな夢ではあるが就職するまでに叶えられるように頑張っていこうと自信を持とうと思いました。
  • 写真3.濵中さんからのメッセージ

教員コメント

 私がドイツ留学中に、ケルンにあるドイツ4部リーグViktoria Kölnに所属していたのが濵中さんでした。ドイツの屈強なDF相手に確かな状況判断とテクニックで魅了し、なにより仲間たちやクラブから愛されている濵中選手がとても印象的でした。
 「自分がどうなりたいか、どうしたいか」を中高時代から問い続け、異国の地で夢に向かってチャレンジしてきた濵中さんのサッカー人生に、学生たちは今の自分を重ね合わせていたことでしょう。濵中さんのメッセージより、みなさんにとって必要とされる(活躍できる)場所や環境を求めましょう!自分に合った場所や環境が自分らしさを発揮できる場所になります。辛いときは好きな音楽を聴いて、初心に戻りつつ…。

Masa, vielen Dank und Viel Spaß noch!!
(ドイツ語で「ありがとう、これからも楽しんで」の意)
  • 写真4.2013年の出会いから10年の時を経て