2023年7月26日(水)に国立競技場で開催されたAudi Football Summit powered by docomo(以下AFS)においてフィールドワークを実施してきました。AFSとは、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下、Jリーグ)と株式会社NTTドコモが主催する大会で、2023-24シーズンドイツブンデスリーガ覇者のFCバイエルン・ミュンヘンと同じくヨーロッパチャンピオンズリーグ覇者のマンチェスター・シティが激突するスポーツイベントです。私たちは試合前のJリーグ サステナビリティ部が提供するアクティビティのサポートと試合観戦を行ってきました。日本最大級のスポーツイベントはどのように運営されているのか、フィールドワークを通して学んだことを報告させていただきます。

ゼミ生活動報告

大澤 葉月
  今回のフィールドワークで学んだ事はたくさんあり、スポーツイベントの運営をするのにどれだけの人材が必要なのかを知りました。スポーツ業界の仕事は、とても楽しくて多くの人々が笑顔になれる仕事だと思いました。海外のクラブについてテレビやSNSでテクニックやパフォーマンスを見ていたが、直接目の当たりにするととても迫力があり衝撃でした。今回、私がサッカークラブの中で1番好きなマンチェスター・シティが日本に来日してドイツリーグで1位を獲っているバイエルンとの試合で自分自身大盛り上がりしました。2つの強豪クラブを間近で見られて本当にいい経験にもなり、いい勉強にもなったと思います。この試合をみて何かスポーツの仕事につけるように自分自身頑張りたいと思います。また、演出でも迫力があり観客は盛り上がり運営する裏側の素晴らしさを改めて感じました。また機会があれば行きたいです。
 
小野 結誠
 今回のフィールドワークでとても貴重な体験をさせていただきました。マンチェスター・シティとバイエルンの試合観戦と共にその裏側について体験をし、この外国のチームの試合を行うにあたってすごい規模の方達が関わり、運営していることに気づきました。自分たちもその一員として裏側を体験させていただきました。いつも試合観戦をする時は、そのイベントを運営している人たちの事は考えた事はありませんでした。ですが、この運営を体験してからとても大変で、暑い中行っていただけていたのだと感じることができました。試合では、自分の生涯の中でこれから見られることもない試合を見させていただき、とてもレベルが高く、気付かないうちに試合に夢中になっていました。海外クラブのチームは日本のチームと違いとても迫力があり、衝撃を受けました。このような体験は2度と出来ないと思い、とても楽しませていただきました。このような機会をさせてもらった方達には感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
 
北川 快
 今回の課外活動は本当に良い経験になりました。素晴らしいチーム同士の試合を見させていただくことも出来ましたし、試合までの時間にJリーグのお手伝いをさせて頂いて、見に来ているお客さんとも触れ合うことが出来たので貴重な経験ができたと思いました。
 普段アルバイトでJリーグの運営をしているけれどこれだけの大きいイベントに携わったのは初めてだったので、多くの裏方さんなどによって安全に素晴らしい試合が選手はプレーでき、お客さんはそれを観戦することができるのだと感じることができた。
 最初で最後かもしれないような試合を見させて頂き感謝しています。お客さんと触れ合った際、子どもとその親御さんとお話しできる機会があり、本当にすごいチームが来たなと共感し、その子どもは本当に良い思い出になるなと感じました。
 翌日の長居でやっていた試合では値段が高すぎて全然席が埋まっていなかったが、僕達の見た試合はそれとは違ってまだ見に来やすい値段だったので沢山の子供達が見に来ていたのだと思いました。
 こういうイベントがあると子どもは良い思い出になると思うし、スポーツをしない子どもが増えている現代でちょっとでもスポーツに興味を持つきっかけになると良いと思いました。
 
太田 莉生
 今まで授業でしか聞いてこなかった試合当日の流れやスタジアムで仕事を担当している人を間近で見ながら勉強することが出来たのは非常に良い経験となりました。会場までは通行できた場所が、シールが無ければ通れなくなったり、選手のスタジアム入り前のピリピリしていた雰囲気を肌で感じたことはこの先も忘れないと思います。Jリーグで働かれている方も電通で働かれている方もスタジアムでの警備の方も全ての人がプロ意識をもって仕事をされているプロフェッショナルであるのだと感じました。今までは見る側でしか無かった自分が、スタジアムを最高の環境にするための一員として短い時間の仕事ではありましたが貢献できたのかな、と思います。チャンピオンズリーグ決勝と言われてもおかしくないカードで65000人もの観客が入っているスタジアムは初めてで雰囲気は圧巻でした。試合前のライトアップや華々しい演出は全ての日本のサッカー少年が憧れたことだと思います。今回のAFSやPSGジャパンツアーを通じてビッグクラブを3試合見られたこと、本当に感謝しています。貴重な体験をありがとうございました!
 

提携先コメント:Jリーグ サステナビリティ部

 Jリーグ サステナビリティ部は、今回のAFSで各所との協働にてシャレン!(Jリーグ社会連携)活動ならびに気候アクションであるサステナブルアクションを行いました。Jリーグが取り組む気候アクションに興味を持っていただけるよう、ソーラーシェアリングを再現し、自然エネルギー体験ブースを設置しました。阪南大学の皆さんにはブースに訪れた親子サポーターの皆さんと一緒にソーラーミニカーづくりに取り組んでいただきました。学生さんたちは、子どもたちと顔を突き合わせて真剣にソーラーミニカーづくりをしてくれました。海外ビッククラブのユニフォームに身を包んだ子どもたちや学生さんにとってもいい夏の思い出になってくれたのではないでしょうか。これからもJリーグはシャレン!活動や気候アクションを推進していきます。これからも学生の皆様のご参加をお待ちしております!

教員コメント

 2019年以来4年ぶりの開催となった今大会、コロナ禍のうっ憤を晴らすかのようなヨーロッパトップ同士の対戦に今回参加した学生はもちろん全てのお客様がこの試合を待ちに待ったかのような雰囲気でした。この日本最大級のスポーツイベント開催に際し、多くの人間と多くの時間が割かれてきたと思います。その一端を体験できた学生は、一生の思い出とともに、今後の未来について深く考えてくれたことと思います。改めてスポーツイベントの影響力と、そこでは働く人々の仕事がどれほど尊いものかを感じさせてくれました。
 また今回のフィールドワークは関東大学サッカー連盟審判員養成コース(通称エリートコース)とも協働させていただきました。スポーツ好きな同世代の仲間と活動したことも、学生たちにとって良い経験となったことでしょう。
 受け入れていただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。これからもJリーグの更なる発展を期待しています。ありがとうございました。