産学連携先:宗教法人仁和寺

 今回はキャリアゼミの活動として京都の仁和寺へ行ったが、率直にどのお寺でもこのような問題を抱えているのだろうと感じました。仁和寺の年間維持費用が約2億円もかかっていることに驚いたが、国宝級の様々な仏像や建造物に加え、修復費用や境内の整備費用などを考えると妥当だと感じました。京都には沢山の国宝や歴史的建造物が残されているが、京都市や国から補助金が出るとはいえ寺院それぞれでお金を出さないといけない現状がよく分かりました。今回は66億円の大規模改修になるが、それはごく一部であり他でも様々な場所で修復しなければいけないことを考えると、表面の問題は大きいものだと思います。しかし、名物である御室桜や紅葉、庭園などの景色や、五重塔、金堂などの建造物がなくなってしまうことは、信仰する人や観光する人が困ってしまいます。今回は仁和寺の問題について考えるが、他の寺院でもこのような問題を解決しないといけないとも感じました。
流通学部2年生 丸岡晴陽

学生活動状況報告

 仁和寺に行ってまず説明してくれた方が自分達とほとんど変わらない年齢なのに歴史であったり、色々なことをはっきりとあんなに話していてこちらも楽しめるようにしていただきとてもすごいと思いました。成就山八十八ヶ所ウォークは、八十八ヶ所と聞くととても長く感じるが、2時間で全てを渡れ、色々な寺を見ることができ、自然豊かで一度はやってみたいと感じました。
 最後に入った金堂は、江戸時代に作られたと言われていたが、それでも歴史を感じられるほど素晴らしく今後あそこまで入ることはないと思うのでいい経験ができました。
流通学部2年生 松本楓悟

ゼミ集合写真

参加学生一覧

東近 汰輝、 松本 麗、 大倉 愛香、 工藤 紫苑、 篠田 純之助、 山内 悠生、 渡邊 建太、 櫻井 文陽、 松本 楓悟、 藤山 のの香、 前原 隼斗、 丸岡 晴陽、 加嶋 諒太、 兼頭 悠斗

連携先コメント

宗教法人 仁和寺
管財課 岩﨑 智大 様

 仁和寺は京都市右京区にある仁和4年(888年)に創建された寺院であり、真言宗御室派の総本山でもあります。平成6年(1994年)には世界遺産にも登録されました。
 今回は、仁和寺の歴史について簡単にお話をさせていただき、御殿や金堂(国宝)などの建造物や八十八箇所霊場を一部回って頂きました。これから若い世代の皆さまにより仁和寺を知って頂くために、八十八箇所霊場などを活用した取り組みを学生の皆さまと考えていきたいと思います。

教員コメント

流通学部
江原 謙介 准教授

 今回は、仁和寺に訪問し、「若い人たちに仁和寺に興味関心をもってもらうためには?」というお題をいただき、仁和寺境内内にある八十八箇所霊場を活用した取り組みを考える機会を頂きました。
 しかしながら、あいにくの天候で八十八箇所霊場に一部しか回ることができず、御殿や金堂となど一部施設の成り立ちや歴史などをご案内いただき、多くの学びや今後のヒントをえることができました。
 2月に再度訪問し、八十八箇所霊場をすべて歩く予定であり、その後頂いた問いに対して提案をしていく予定です。