活動テーマ:海外進出企業のマーケティングチャンネル構築
産学連携先:ムツミスタープラスチック株式会社(中国)


 2018年11月10日から13日までキャリアゼミ活動で中国の深セン、香港へ行き部品製造の工場や現地のテレビ局、宝石の卸売り市場などを見学しました。現地で働く方々に、中国ビジネスのやり方や経営者の苦労話などたくさんのお話を聞きました。
 また中国で印象深かったのはモバイル決済を利用している人が多かったということです。事前に洪先生からは、中国のキャッシュレス社会やモバイル決済についてお話を聞いていましたが、実際に行ってみるとコンビニやスーパーだけでなく、屋台やタクシーなど様々なところで利用ができ、現金を使っている人をほとんど見ませんでした。
 日本ではスマートフォンを持ちながらも、モバイル決済を利用している人は少ないと感じていて、現に日本のキャッシュレス化率は約20%、中国は約60%と大きな違いがあります。日本もこれから2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博に向けてキャッシュレス社会の推進に力を入れているので、近い将来、現金をほとんど使わない時代がくるのではないかと感じました。
 今回のゼミ研修では、中国の今の社会やビジネスについて学ぶことが出来たのでとても勉強になりました。また「聞いた事」「知っている事」を実際に「見て」「体験」することが出来たので、とてもよい経験になりました。

学生活動状況報告

 2018年11月10日にキャリアゼミ海外企業視察で香港行きの飛行機を乗り、さらに深圳までタクシーでいきました。
 11日に現地の深圳テレビ局を見学しました。
 午後から阪南大学の先輩が働いている現地に進出している日本の睦星塑膠(深圳)有限公司を見学しました。
睦星塑膠(深圳)有限公司(ムツミスタープラスチック株式会社)深圳工場は2004年に設立しプラスチック加工工場です、現在深圳に300人規模の工場になります。工場見学とビジネスのながれを紹介されました。
 その日の午後からは、深圳市内にある宝石、ジュリーの卸団地を見学してきました。数十棟のビルが集まるエリアで原料から完成品まで宝石に関する商品はすべて買えるところです。
 12日にもう一社見学した。ここは阪南の卒業生である田中様が現地で起業した企業です。日本のアニメキャラクタ関連グッツを製造している会社です。
12日夜タクシーで香港に宿泊して、翌日の飛行機で大阪に戻りました。
流通学部 足立 詩歩

参加学生一覧

西川 勇人、久本 明也、足立 詩歩

連携団体担当者からのコメント

ムツミスタープラスチック株式会社
阿部 貴之 様

 阪南の後輩である洪ゼミのゼミ生が訪ねてこられることは大変うれしく思います、できれば海外での仕事の魅力と大変さを両方とも彼らに伝えて、いろいろ見せながら紹介しました。海外での仕事に対する理解を深めてもらえたと思います。また、工場の製造現場の工夫や面白さも伝えたかと思います。
 学生にはこれから社会に出て、ビジネスの心得もできるだけ伝えています。最近の学生は積極性が足りないといわれていますが、海外ビジネスの現場では積極的にコミュニケーションをとり、自らの魅力をアピールしていかないといけない。今回の見学は少しでもそれを役立てればと思います。

教員のコメント

流通学部
洪 詩鴻 教授

 2018年11月10日から13日3泊4日で、キャリアゼミの一環として海外企業視察先をいまイノベーションで一番ホットの町である中国の深圳へ企業見学行ってきました。
 深圳は日系企業も多く、今回は現地で頑張っている日系企業製造現場を見ることで将来就活や社会人になった時の必要な知識や心得は何かを理解してもらうことが最大な目的でした。
 11日にかねてから付き合いのある現地の深圳テレビ局を見学しました。ここは日本の製造業などの紹介番組を制作しているところです。学生には経済番組の制作の最前線を現場で体感し、経済番組制作の裏側を見てきました。
11日の午後から日系の現地に進出している日本の睦星塑膠(深圳)有限公司を見学し、この工場で責任者となる本学の卒業生が。工場見学の案内と国境を股いたビジネスのやり方を紹介してもらった。
 その日の午後は、深圳市内のジュリー製造卸市場を見学してきました。日本でも輸出された商品を製造卸の現場で見ることができて、海外ビジネスを身近で感じてもらうことができた。
 12日に阪南の卒業生である田中様が現地で起業した企業を見学してきました。日本のアニメキャラクタ関連グッツを製造している会社です。日本で普段知っているアニメキャラクターが中国で作っていることを知り、また未発売のキャラクターグッズを触れて、学生たちも大変興奮していました。
 翌日香港経由で大阪に戻りました。
 今回は、日系企業の中国での活躍とビジネス現場の体験、そして社会人能力としてもビジネスの心得を理解してもらう目的でしたが、意外なところで、学生が印象深かったのはモバイル決済を利用している人が多かったということです。実際にコンビニやスーパーだけでなく、屋台やタクシーなど様々なところで利用ができ、現金を使っている人をほとんど見なかったことが印象的でした。
 今回のゼミ研修では、日系企業の活躍だけではなく、中国の今の社会やビジネスについて学ぶことが出来たとうことで、学生にはいい刺激になっていると思います。