流通学部の加賀美ゼミでは、マーケティングにおける顧客との関係づくりについて、様々な企業・産業を対象に学んでいます。

今回、そうしたマーケティング活動の学修の一環として、長い時間をかけて顧客との関係を築き、現在でも地域から愛される商店街である京都錦市場商店街と、ファクトリーを店舗に併設し、また見栄えのする店舗づくりで顧客との関係構築を図る事例についてフィールドワークを行いました。

テキストで説明されていた取り組みを実際に、自分の目と耳で確認することで、よりマーケティングに関する理解が深まる機会となりました。

学生活動報告

塚本 峻(2回生)

京都錦市場のフィールドワークを通して、昔ながらの店や観光客向けの店が混在する、今と昔が感じられる商店街であることが理解できました。錦市場には、海から離れているのにもかかわらず魚屋が多くありました。その理由として、錦市場周辺は地下水脈が通っており、魚を冷たい地下水で保存できるからだと聞き驚きました。大きな水路があったわけでもないのに、海から離れていても魚を提供できるように創意工夫を凝らしていたことが理解できました。また、積極的に観光客向けの新しいサービスを取り入れながら、現在も昔ながらの店を残すなど、後世へ古き良きところを残していることが、地域にも愛されるコツなのだと思いました。