片渕研究室では3回生の秋から卒業研究に向けた取り組みが始まります。これまで秋の間にテーマを決め、資料収集・先行研究の検討を行い、ひとまず3回生の終わりに10,000字程度の原稿を書きます。今年度の卒業研究のテーマは以下の通りです。
- 自動運転技術の進歩と社会的課題
- AIが雇用に与える影響
- キャッシュレス社会とは何か
- 日本の三大刃物産地の諸特徴に関する一考察 ——堺・関・燕——
- 動画コンテンツの発展史とバズり現象
- ファッションにおける色やデザインはどのように決まるか
- 欠食が運動パフォーマンスに与える影響
- 沖縄米軍基地に対する世代別の意識に関する考察
- 日本の少子高齢化の現状をどのように解決するか
少子高齢化問題の研究はまず政府統計を見ることから始めますが、それだけではなかなか実態がつかみにくいところがあり、いちど現場の専門家にお話を聞こうと考え、大阪市城東区にある社会福祉法人大阪福祉事業財団を訪ね、聞き取り調査を実施しました。こちらの財団には介護施設だけでなく共同作業所、保育園などがあり、調査目的にふさわしいと考えました。
まず高齢化との関わりでは、同財団老人ホームの入所者平均年齢はかつて70歳代前半でしたが、現在は80歳をこえていること、特に特別養護老人ホームでは84歳とのことで入所者の高齢化が進んでいることがわかりました。少子化との関わりでは、フルタイムで働きながら子どもを作ることは現在の日本の働き方ではとても難しく、ライフワークバランスにまだまだ問題があること、保育園の数が足りないこと、預ける親の仕事の実状に合った利用の仕方を整備していかなければならないこと、預けやすい病児保育の体制を整備することなどの課題があることがわかりました。
このように片渕ゼミではゼミ生が研究テーマに関する企業などの実態調査を行い、論文の作成を進めています。当日は施設長の中島素美様、副施設長ですみれ保育園の元園長の寺本裕子様にお世話になりました。誠に有難うございます。
*本研究は流通学部より交通費補助を受けて実施しています。
まず高齢化との関わりでは、同財団老人ホームの入所者平均年齢はかつて70歳代前半でしたが、現在は80歳をこえていること、特に特別養護老人ホームでは84歳とのことで入所者の高齢化が進んでいることがわかりました。少子化との関わりでは、フルタイムで働きながら子どもを作ることは現在の日本の働き方ではとても難しく、ライフワークバランスにまだまだ問題があること、保育園の数が足りないこと、預ける親の仕事の実状に合った利用の仕方を整備していかなければならないこと、預けやすい病児保育の体制を整備することなどの課題があることがわかりました。
このように片渕ゼミではゼミ生が研究テーマに関する企業などの実態調査を行い、論文の作成を進めています。当日は施設長の中島素美様、副施設長ですみれ保育園の元園長の寺本裕子様にお世話になりました。誠に有難うございます。
*本研究は流通学部より交通費補助を受けて実施しています。