流通学部 流通学科 片渕卓志
今年度の専門演習は「地球温暖化をどうすれば止められるのか」という問題を考えるために、自然エネルギー発電所の実態調査を行っています。本学のキャリアゼミ事業の提携先である「自然エネルギー市民の会(Peaple’s Association for Renewable Energy Promotion,以下PARE)」が大阪府で初めての「行政と市民団体が連携した市民共同発電所」を2015年5月につくりました。今回はそこでの見学をレポートします。
ここは泉大津市の下水処理場です。このなかに市民共同発電所があります。施設を見る前に地図でその場所を確認して見ましょう。
赤いピン・マークがあります。ここが市民共同発電所のある場所になります。2015年8月に完成しました。市が20年間土地を無償で供与して下さることになり実現しました。大阪府で初めての「行政と市民団体が連携した市民共同発電所」です。
これは入口にある掲示板です。汐見発電所の発電出力は49.9kwという文字が写真から読み取れます。
この写真をみると少し斜めに傾いて太陽光パネルが設置されているのがわかります。できるだけ太陽光線が垂直にあたるようにする工夫です。奥に白い服を着た人がいますが、地面の草を刈っています。草刈り機で刈ったものは熊手で集め、また伸びすぎた防風林の枝を斧で切り落とす作業をしました。8人で4時間くらいかかりました。
発電所敷地にある倉庫には、5.5kWのパワーコンディショナー(パワコン)が9台置かれています。太陽光発電は直流発電のため、この装置で交流に変換し、さらに電柱の電線に電気を送るために100Vに昇圧し、関西電力(正しくは関西電力送配電㈱、買取価格32円/kWh。なお、2023年8月からは別の電力会社へ変更予定)に電気を買ってもらいます。
これはパワーコンディショナーの画面です。
左側にみえる「連系」とは、発電した電気を電柱から外の電線に送っていることを示しています。「自立」は電線に電気を送らずに運転している状態です。例えば災害時にパワコンから電気を取り出し、スマホなどを充電することを想定しています。現在、家庭にある太陽光発電のパワーコンディショナーにはほぼこの機能が備わっています。
真ん中の画面は現在の発電量をリアルタイムで表示しています(下の写真を参照)。汐見発電所の場合、160Wのパネルを312枚使っており、それを9区画に分けて、9台のパワコンで管理しています。
0.66と表示されている右上に「発電電力kW」、下に「積算電力量kWh」と書いてあります。この右側に「運転」と「表示」の切り替えスイッチが付いています。(0.66kwは当日のものではありません。当日は天気が良好で2.64kw発電していました)
左側にみえる「連系」とは、発電した電気を電柱から外の電線に送っていることを示しています。「自立」は電線に電気を送らずに運転している状態です。例えば災害時にパワコンから電気を取り出し、スマホなどを充電することを想定しています。現在、家庭にある太陽光発電のパワーコンディショナーにはほぼこの機能が備わっています。
真ん中の画面は現在の発電量をリアルタイムで表示しています(下の写真を参照)。汐見発電所の場合、160Wのパネルを312枚使っており、それを9区画に分けて、9台のパワコンで管理しています。
0.66と表示されている右上に「発電電力kW」、下に「積算電力量kWh」と書いてあります。この右側に「運転」と「表示」の切り替えスイッチが付いています。(0.66kwは当日のものではありません。当日は天気が良好で2.64kw発電していました)
この発電所敷地内の電柱もPAREが立てました。この電柱から太陽光発電で発電した電気が送られています。
参考資料(泉大津市ホームページより)
更新日:2023年08月01日