産学連携先:株式会社むらおか振興公社

 今年も兵庫県香美町で開催された姫ボタル・瀞川平トレイルランの運営に参加してきました。大会も11回目を迎え、昨年はエイドでの飲食にまだ制限がありましたが、今年は以前のような形でエイドも充実した内容でランナーも過酷な状況の中で楽しめたレースだったと思います。大会前日は小雨の降る中での準備となりましたが、当日は晴れ間ものぞき、学生も幾分か業務がしやすかったと思います。これから2月の報告会に向けてランナーや運営に参加した学生からの意見をもとにして、さらに素晴らしい大会になるよう連携活動を進めて参ります。以下、参加した学生からの所感をご報告致します。

学生活動状況報告

 今回の大会に参加して普段経験出来ないことを経験できて良かったです。大会運営の中で私の役割は第二チェックポイントで通過ランナーを数える業務でした。タイムを狙って参加している選手や自然を楽しみながら参加している選手などがいてその人たちを応援するのがとても楽しかったです。自分たちの仕事が終わって山を下っているときに運営の人がはちまき展望台に連れていってくれてその景色を見たときに、とても感動し、いい経験ができました。
千代 唯世


 トレイルランに初めて参加し、私はチェックポイントで走っているランナーを数えていくという業務をしました。ランナーが一斉に来たりするのでパートナーの学生二人でチェックしていくのは難しかったです。休憩する時間もないくらい忙しかったので、もう少し人数を増やして一人ずつ休憩に行けるくらいの余裕をもって業務ができたらなと思いました。でもこういったことは初めてだったのでとてもいい経験になりました。
恩田 誉斗


 残り4キロ地点の阪南エイドに参加しました。他のゼミとの交流があって良かったです。残り4キロ地点の場所だったのでランナーの人に頑張ってもらおうと声を出して応援しました。ランナーが来る前に自分たちで走ってどの食べ物を取るかなども確認して、スムーズに運営できていたと思います。コーラが欲しいと言われることが多かったのでそこは改善点だと思いました。ランナーが楽しそうに走っており、自分たちが準備したお菓子を美味しそうに食べてくれたのでもっと応援してあげようという気持ちになりました。今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。
金岩 虎太郎


 私は第二チェックポイントを担当しました。ランナーのゼッケンを見て、通過しているかどうかを確認する業務でした。ランナーの表情、挑戦している姿に、自然と応援したいという気持ちが溢れ、「ナイスラン」「ファイトー」などの声が自然と飛び交いました。ランナーが真剣になれば、スタッフは応援したくなり、スタッフが真剣になれば、ランナーは楽しむことができます。そう実感できた一日になりました。改善点としてはランナーがコースをはみ出してしまい違う方向に走っていたので、そこは誘導の工夫が必要だと感じました。
土倉 瑠衣斗


 エイドでの応援をしている中で「山の上から太鼓の音が聞こえるから頑張れる」「しんどくてリタイアしようと思っていたけどあともうちょっとやから頑張るわ」って言って頂けたことがうれしく、応援している私たちも救われるような思いでした。ただ、準備してからランナーが来るまでに時間があったため集合時間をもう少し遅くしてもいいのではないかと思いました。また、お菓子を入れたりする器が少なく余ってしまうことがあったり、飲み水用のジャグ、ガムテープなど備品の準備をしっかり行うことでもっといいエイドになるのではないかと考えました。
森田 聡


 初めてのトレイルラン合宿で正直少し緊張したけど、学生のみんなと力を合わせることができ、素晴らしい経験を得られたと思います。私は阪南エイドというゴール4km手前の休憩所でランナーの方たちを鼓舞しました。同じ場所を担当していた学生の仲間たちと、ランナーが通る時と通らない時のメリハリをつけて、ランナーの方たちが少しでも元気の出る場所になるように心がけました。やっていて感じたことですが、ランナーの方たちが「ありがとう」と笑顔で答えてくれた時、自分のやっていることに意味とやりがいを大きく実感でき、来年も参加したいと思いました。
勘田 真史


 私は、第1チェックポイントの業務をして、通過ランナーの番号をチェックする係でした。6人で協力していたのですが、役割を決めず仕事をしてかなり大変だったので、ランナーが来る前に各自の役割を決めておいたほうがスムーズに仕事が進み、効率が良いなと反省点です。改善点として業務時間が長かったので交代制で30分程度の休憩時間が必要だと思いました。
浅岡 優斗


 エイドの準備を終えてから待機している時間が1時間半くらいあったのでもう少し遅く集まって準備をしてもよいと思いました。ゼリーや羊羹がランナーから人気で冷たくて食べやすいものが良く、マシュマロは暑くて溶けてしまうのでNGかなと思いました。猛暑の中でランナーは走って阪南エイドの場所につくため、冷たい水や氷を渡してあげたり、かけてあげたりすることもよいと思いました。飲み物も水だけではなく、コーラなどの炭酸飲料も欲しがっていたことから来年度は準備してもよいと感じました。また阪南エイドの立地は坂道で地面もガタガタでランナーが止まりにくいため、場所の改善も検討する必要があるかと思います。
上條 未来


 私は今回の合宿にランナー兼スタッフとして参加させていただきました。実際にコースを走ってみると、どんなものがエイドにあると嬉しいのか、応援がどれだけ力になるのか分かりました。スタート前にほかの参加者の方とお話をさせていただく機会もあり、大会は非常に楽しかったです。完走後は本部周辺のテントで飲み物を配っていましたが、ランナーの皆さんに喜んでいただけたようだったので非常にやりがいがありました。今回の合宿では非常に多くのことを学ぶことができ、良い経験ができたと思います。
宮下 司

参加学生一覧

千代 唯世、 恩田 誉斗、 金岩 虎太郎、 土倉 瑠衣斗、 森田 聡、 勘田 真史、 浅岡 優斗、 上條 未来、 宮下 司