産学連携先:松原市 一般社団法人まつばら阪南大学スポーツクラブ
 
 今年も11月に松原市の幼児、児童を集めてまつばら阪南のびのびあそびフェスティバルを開催しました。中間報告ではゼミ生がどのようなことを考えて、企画を立案したか報告してもらいます。
 我が国では2020年に新型コロナウイルスが流行して以降、日常生活における行動制限が行われたことをきっかけに子どもの体力は低下に転じています。(スポーツ庁ホームページ)身体活動の減少やスクリーンタイムの増加に加えて、学校以外で自由に身体を動かせる環境が年々制限されるようになっている中で運動の楽しさを体験してもらうために毎年このようなフェスティバルを開催しています。
 今回は2年のゼミ生にフェスティバルで行う身体レクリエーションの企画をゼミの時間を使って考えてもらいました。以下はそのレポートです。

学生活動状況報告

 私はフェスティバルの準備としてペットボトル落とし、バケツ入れ、ジェスチャーゲームを企画しました。今回は小さい子たちが来ると聞いていたので、事前に怪我をしないように柔らかい道具を準備しておく必要があったのですが、みんなが協力してくれたのでクオリティーの高いものを作ることができました。その時に思ったのは、みんなで協力してなにかに取り込むということは、社会人では日常的にあることなのでとても良い経験ができました。来年もフェスティバルが開催されると思うので、後輩たちをフォローして支えることで次回はより良いイベントにしたいと思います。
流通学部2年 千代 唯世


 まず初めにフェスティバルの準備で意識したことは、小さい子でも全力で楽しんでもらうというのを大前提に遊びを考えました。私たちが考えた遊びは3つで、一番のおすすめの遊びは気配切りでした。私たち大学生が切られ役で、小さい子達が切る役になります。切る側の子どもに目隠しをして、気配だけを頼りに大学生に向かって切りに行きます。この遊びは見ている側も遊んでいる側も楽しくなる遊びなのでとてもおすすめできます。
今回は天候が悪くできなかったので、ぜひ来年はこれを子どもと行ってみたいです。
流通学部2年 恩田 誉斗


 フェスティバルでの準備に意識したことは、子供たちの目線になることを心掛けました。私たちが考えた遊びは3つで、一つ目はジェスチャーゲームです。お題を小さい子でもわかる、尚且つ簡単なお題を考えることを重点に置きました。二つ目は、9マス鬼ごっこです。この遊びは9マスからなる遊びです。限られたマスの中で鬼から逃げるゲームです。これもただするのは面白くならないと考えたので、周りから声をかけて、盛り上げようと工夫しました。最後は、ペットボトル落としです。ボールを投げてペットボトルを9本落とすことができるかを競うゲームでした。実際に体験してみて、水の量の工夫、ボールの大きさ、投げる距離を試行錯誤しました。楽しむのは子供たちなので子どもたちが楽しめることを重点に準備しました。
今年はフェスティバルに行くことができませんでしたが、来年は参加したいと思います。
流通学部2年 土倉 瑠衣斗


 まつばら阪南のびのびフェスティバル2023の当日、部活動の試合で参加することができませんでしたが準備をする中で感じたことは、子供たちの好きなことやしたいことを考えるのは簡単なようで難しいことでした。ただ単にボール遊びをするだけでは飽きられてしまうし、安全面が確保されていないとケガをしてしまう。丁度いいバランスを保つことが大切だと思いました。
例を挙げるとすると、気配切りという遊びも大人たちが行うと加減もわかっているので喧嘩は少ないですが、小さな子供たちが行うと、相手のことを倒したい一心で行動するため加減がわからない子供がいると思います。楽しいけどケガをしては元も子もないので、安全でいかに楽しく遊べるのかを最優先する必要性を感じました。
また、当日は雨も降っていたため人があまり集まらなかったようですが、そんなときのために、人があまりいなくても楽しめる遊びを考えておく必要があったと思います。子供を楽しませるためには、彼らの興味や好みに合った活動を見つけることが大切で特にクリエイティブな工作が良いと感じました。子供は、単純で素直なので、一緒に参加して楽しく遊んであげるだけでも喜んでもらえると思います。
流通学部2年 上條 未来


 まず、子供たちを楽しませるために実際に予行演習をして、どんな工夫が必要か準備しました。準備を行ってみて、学内にあるもので企画を考えることは簡単ではなく、早乙女ゼミのようにイベントが多く、毎回違った工夫をするのはすごく大変であると感じました。ボールを使う遊びで、どのくらいの規模で行うのか、どんなボールが適しているのかなど細かく計画しないと、イベントは成功できないのではないと実感しました。
私たちも、今試していることがしっくりくるまで、色々な方法など考えて試行錯誤してみることが必要だと感じました。
流通学部2年 森田 聡


 フェスティバルをするにあたって、ゼミのメンバーで何をするか案を出しました。
特に面白いなと思ったのは、目隠しをした状態で10周回ってチャンバラをするというのが見ている方も楽しめてとてもよかったと感じました。ゼミで2時間ほどかけて案を出して、実際に行い本番の企画を決定しました。フェスティバル本番は公式戦があり行けませんでしたが準備も楽しく、自分も実際に目隠しのチャンバラをして面白いと感じたので、また子どもたちに対して提供したいと思います。
流通学部2年 金岩 虎太郎


 スポーツフェスティバルに向けて子供たちが円滑に遊ぶために試行錯誤しながら、楽しませることにフォーカスをあて、計画しました。私はペットボトルボーリングを計画しましたが始めはピンの中に入っている水が多く倒れなかったので水の量を減らし、ボールのサイズを大きいサイズに変更することで、小さな子供達でも倒しやすいようにしました。当日は公式戦で行けませんでしたが、子供たちも楽しく遊んでもらえたと思います。
流通学部2年 細呂木 徳

参加学生一覧

千代 唯世、 恩田 誉斗、 金岩 虎太郎、 土倉 瑠衣斗、 細呂木 徳、 森田 聡、 勘田 真史、 福本 虎太郎、 愛甲 大介、 浅岡 優斗、 上條 未来、 宮下 司