黒部ゼミの卒業生&硬式野球部OBで現在、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科に所属する堀海斗先生(岡本直輝研究室)が修士論文の研究で本学に訪れています。
トレーニングがスタートして3週間が経過しました。
今回の研究では投手にジャンプトレーニング(専門的にはプライオメトリクスといいます)を行い、球速や投球動作に与える影響について検証しています。
トレーニングは5台のハードルジャンプを1日10セット、これを週3〜4回行いますが、
ジャンプの距離と高さを変えたトレーニングを2つのグループに分けて実施しています。
トレーニングがスタートして3週間が経過しました。
今回の研究では投手にジャンプトレーニング(専門的にはプライオメトリクスといいます)を行い、球速や投球動作に与える影響について検証しています。
トレーニングは5台のハードルジャンプを1日10セット、これを週3〜4回行いますが、
ジャンプの距離と高さを変えたトレーニングを2つのグループに分けて実施しています。
・垂直方向のジャンプ
・水平方向のジャンプ
狙いとしては投球動作においてリリース時の着地足(前方)にある膝関節の伸展動作の強化になります。着地後に膝が前に折れないように、膝を伸ばすような動き(伸展位の維持)は投球時の制球力(Manzi et al. 2022)や、やり投げ競技での投てき距離に関与することが示されています(瀧川ら2020)。そのような理由もあり近年、やり投げ競技の導入として用いられるターボジャブを使ったスローイング練習が投手のトレーニングで応用されています。
ボールを投げる際の重心移動で生まれたエネルギーを着地足で受け止め、次に起こる上肢への加速に転換していく上で足には相当な衝撃が加わるため、受け止めて跳ね返すだけのバネを身につける必要があります。そのために今回のジャンプトレーニングが採用されたわけです。
本研究では投球時の平行移動をシミュレートした水平ジャンプと、より衝撃の大きい垂直ジャンプが膝の伸展位や上肢の加速などの動きにどう影響するのかを検討しています。
さて残りの3週間で選手にどのような変化が見られるでしょうか。
次回は投球動作をどのように分析・評価するのかお伝えできればと思います。
ボールを投げる際の重心移動で生まれたエネルギーを着地足で受け止め、次に起こる上肢への加速に転換していく上で足には相当な衝撃が加わるため、受け止めて跳ね返すだけのバネを身につける必要があります。そのために今回のジャンプトレーニングが採用されたわけです。
本研究では投球時の平行移動をシミュレートした水平ジャンプと、より衝撃の大きい垂直ジャンプが膝の伸展位や上肢の加速などの動きにどう影響するのかを検討しています。
さて残りの3週間で選手にどのような変化が見られるでしょうか。
次回は投球動作をどのように分析・評価するのかお伝えできればと思います。