2回生のキャリアゼミは毎年大丸梅田店との提携のもとに行っており、今年も「決められたフロア全体の改装案を、現役社員と同じ手法で提案せよ」という難問に(まだ2回生ではあるが)挑んでいる。
前期から様々な商売の現場へ赴き、様々な「売れる仕組み作り」「顧客の課題解決」について学びを重ね、夏休みにはグループごとに商業施設のフィールドワークをこなして迎えた中間報告会。
ご担当の松井様だけでなく、売り場担当の他のスタッフも見学に来られ、ゼミ生達に「今の売り場で起きていること」を交えて批評を頂きました。
彼らはこの得がたい経験を糧に、「未来の売り場」の提案を1月の最終報告会の向けて構築していきます。
前期から様々な商売の現場へ赴き、様々な「売れる仕組み作り」「顧客の課題解決」について学びを重ね、夏休みにはグループごとに商業施設のフィールドワークをこなして迎えた中間報告会。
ご担当の松井様だけでなく、売り場担当の他のスタッフも見学に来られ、ゼミ生達に「今の売り場で起きていること」を交えて批評を頂きました。
彼らはこの得がたい経験を糧に、「未来の売り場」の提案を1月の最終報告会の向けて構築していきます。
学生の声
「観察する力」
中間発表で、大まかにまとめてきました。最終報告に向けて一つの案として、全館コラボというのを考えていましたが、これをコンセプトにした時に、ターゲットを考えるとどこに当てはめれるのだろうと感じました。
松井さんからのアドバイスとして、ターゲットを絞ってしまえば、ゾーニングも決めやすいと言っていただけましたが、難しいので頭を柔らかくして考えていきます。また、質疑応答で私が女性1人でも入りやすい、としても女性にもパターンがあるので、考えていたら絞りきれないので、大まかに決めてからターゲットを絞っていきます。
また、最後に最終報告に向けてヒントとしてお話を聞いていた時に、テナントでアンカーテナント(お客様を呼ぶことができるテナント。ex: ユニクロ、無印)とトラフィックテナント(人流による買い回りテナント)があり、トラフィックテナントは集積(ゾーン)できれば人を呼べるということで大きなヒントになったなと感じました。
さらに、業界ツリーやカスタマージャーニーを使って考えていければと感じました。「大丸梅田店の強みである13階」「13階から派生するエンタメ消費を予測し、上層階の今後の姿を考察する」をテーマに最終報告までに仕上げます。マーケティングはいかに周りのことを見れているか、観察することが大事だと思うのでたくさんお勉強していきます。
冨永 恵美理
「情報をより明確にする」
私たちの発表でコンセプトを「1人の女性でもいけるような場所」と伝えた時に、どの年齢なのか、どんな人なのかまで詳しく設定する必要があるといった意見をもらい、対象であるターゲット層をより明確にするのが大切だと知ることができました。ターゲット層を明確にしていくために、平日や休日、時間帯などもずらして情報を集めていくことが必要だと分かりました。
そして、従業員の年齢層も若いお客さんをゲットするには関わってくる問題があったり、売り場を見た時に暖かい感じやどんよりしている、ふわふわしているなど、売り場に入った時の感じる雰囲気も売上に大きく関わってくるのだと知ることができました。さらにマーケットの視点として、対象となる人数、一回にかかる金額、常時使うものか、買い換えるものか、一つだけでいいのか、多く所有するのかといったようにお客さんの目に止めてもらい、購入やリピートしてもらうには、MDをより細かく分類や区別して売り場に落とし込むことが重要だと理解できました。
中山 凛
「現実的なアイデア」
今回のキーワードとして挙げるのは、「現実的なアイデア」です。中間報告を行ってみて、僕たちは現実的に無理難題を少し押し付けていた感覚はあったものの、良いアイデアと思いながら発表を行ったのですが、受け取る側からすると、少し伝わりづらい部分があったのかなと思いました。それと実際にこの案を実現するとしても、僕たちはフロア全体の雰囲気を変えようとしていたのですが、そうなってしまうとカテゴリーやお店自体の狙いなどがバラついてしまったり、簡単に改装するといってできるわけではなかったことです。最終発表では、松井さんから指摘されたように、ほんの一部の場所や雰囲気を、僕たちが考えついた案を実際に通すことができるような発表やアイデアをもっと現実的に考えてみて、プレゼンでちゃんと明確にしないといけないところを見つけていこうと思いました。簡単にこの良いアイデアが通るんだろうなと浅はかに考えてた反面、すごく現実的な事を指摘されたので少し驚きました。最終報告に向けて、僕たちが考えた案が通るようなものを作り上げていこうと思いました。
山口 楓賀