学生活動状況報告

産学連携先:㈱大丸松坂屋百貨店 梅田店

 最終報告で大丸さんから、まずターゲット・コンセプトからMDに落としていくプロセス、結論にお褒めの言葉をいただきました。私たちもいかにターゲットに合った売場づくりを考えていけるかでとても悩んだ部分がありました。みんなで案をだしあって、沢山話し合って選んだゾーニングが褒められたことは素直に嬉しかったです。 そしてコンセプトにあった‘’子育てママに至福の一時を‘’のなかの「至福」というキーワードからもっとママさんにとっての至福を考えられたのではという声もいただきました。 その通りで、私たちが1番力を入れたかった料理教室が、実際今の時代のママさんに需要があるのかや一流シェフをわざわざ呼ぶ点についてもっと深く調べていられたらと思いました。 最後に大丸さんが考えるフロアマップを特別に見せていただきましたが、内容がとても興味深かったです。 ターゲットを大阪に来た旅行客やアラサーの腐女子などかなり絞られていることや、大阪の魅力をたっぷり詰め込んだフロアであったり、推し活ができるカフェやショップなどターゲットに沿ったゾーニングがとても勉強になりました。
流通学部 2年 野村 香乃
  • ※撮影時のみ、マスクを外しています。

参加学生一覧

高松 優子、徳永 琴音、石井 奏百、上村 茉里安、大川 夕夏、川内 美優、須藤 聖悟、玉置 真優、出口 統一朗、中村 澄華、西井 瑞稀、西村 学人、野村 香乃、濱野 大二郎、菱川 悠飛、藤井 大介、藤岡 桜子、正木 初花、水島 蓮、向井 優香

連携先コメント

㈱大丸松坂屋百貨店 梅田店
宝積 健太郎 様

 阪南大学森下ゼミの皆さんへ  今期も有意義な講義に参加させて頂き、誠に有難うございました。いつも森下ゼミの皆さんから は刺激と活力を頂いています。 今回の課題はコンセプトを考え売場構成として具体化するというものでした。我々も店で同様の仕事を進めますが、これは最も総合力が必要な分野です。重要且つ困難だからこそですが、仕事の中でも醍醐味ともいうべきジャンルになります。 昨年と同様に今期も皆さんの説明の随所に面白い視点、筋の良い着想、コンセプトとターゲットに基づいた丁寧な理屈や興味深い MD サービスへの落とし込みがありました。潜在的なニーズ を汲み取って面白いコンセプトを作り、最終的に「今ないモノ」「今ない組み合わせ」に行き着くことがコンセプトワークの理想ですが、そうでなくとも考え方のプロセス、理屈の立て方がしっかりしている提案ほど説得力があったように感じました。また、「偶然の出会い」などは充分に新しく造るフ ロアのコンセプトになるレベルでした。 目的を明確にし、手段や具体策を考えることは生きていく場面すべてに必要です。今回一緒に 学べたことが、大学の勉強、将来の仕事、皆さんの生活に少しでも役立つことがあるなら、これほ どの喜びはありません。皆さんの今後ますますのご活躍を期待しお祈りしております。

教員コメント

流通学部
森下 信雄 教授

 森下ゼミ2回生は毎年大丸梅田店さんにお世話になっていますが、先輩ゼミ生の頑張りで毎年高い評価をいただいています。その結果、今年度はついに同店6階フロアを全面改装する企画を「現役社員の企画プロセスと同じ手法で」作成、プレゼンするという難題に取り組むことにあいなった。彼らはさぞかしビビるだろうなという私の予想に反して、喜び勇んで課題に取り組んだ結果、今回も提携先から高い評価を得られる5つのプランを提出することができました。さらに発表の後には、大丸の宝積さん、松井さん自らゼミ生に向けての特別講義をしていただくサプライズもあり、彼らにとってかけがえのない最終報告会となりました。来年度はこの経験を活かし、さらに難度の高いコミュニティビジネス探訪の旅に彼らを連れ出したいと思います。