2022年度キャリアゼミ活動を終えて

流通学部 西口 真也 教授

 2023年1月23日、阪南大学あべのハルカスキャンパスにて、熊野本宮地域にある一棟貸し宿泊施設「Villa KUMANO」のオーナーにお越しいただき、今年度の西口ゼミ2年のキャリアゼミ活動「熊野本宮地域におけるバケーション・レンタル—インテリアコーディネート企画—」の最終報告会を開催しました。
 西口ゼミ2年18名が5チームに分かれて、チームごとにVilla KUMANO のインテリアコーディネートの提案を行いました。2年生ということもあり、今回が初めての学外企業への提案ということで、苦戦するところも多いように見受けられた。しかし、今回の発表を通じてVilla KUMANOのオーナーから直接多くのご意見、ご質問をいただけたことで、様々な学びと気づきを得られたようであった。また、私もゼミ生と同様、この活動を通じて様々な学びと気づきを与えていただきました。
 先方から与えられたテーマから具体的なコンセプトを経てインテリアコーディネートプランに落とし込む作業プロセス、理想的アイデアと現実的プランのバランス、この2点について指導する大切さと難しさを再確認することができました。
 今後も学外に対して魅力的な提案ができるよう、今回の活動から得られた学びと気づきを活かし、ゼミ生とともにしっかりと研究に取り組んでいきたいと考えています。
 今回このような貴重な機会を与えていただきました「Villa KUMANO」様には心からお礼申し上げます。

キャリアゼミの最終提案を終えて

流通学部 西口ゼミ2年 進藤 絵里

 今回のプレゼミの最終報告会で、初めて企業に対してプレゼンテーションを行い、今までとは違う空気感の中、発表するのは想像していた以上に緊張しました。しかし、1年間を通じて取り組んできたインテリアコーディネートプランを依頼主に直接提案することができたことに充実感を感じることができました。
 今回の課題は、熊野での癒しをテーマにコンセプトを具体的に設定し、そのコンセプトに基づいてインテリアコーディネートをプランニングしていくというものでした。建物やインテリアのことだけではなく、お客様の特徴も詳細に調べることや、お客様の身になって考えてみることが大事だと思いました。また逆にターゲットのことを考えすぎると、コンセプトが疎かになってしまうといった体験ができ勉強になりました。また、DIYでリメイクシートを貼って費用削減するなど現実的なコスト面での配慮などができればよかったと思いました。さらに、素材までこだわった家具選びができると良かったと思いました。
 プレゼンテーション面では、自分たちが考えた提案をよりわかりやすく相手に伝えることに難しさを感じました。また原稿を見ずに伝えたいことを言うのが一番苦労しました。緊張で思うように話すことができなかったことも今回の反省点だと思います。
 この1年間の活動の中では、「これ提案したい」「これやりたい」などの意見がはっきり言えず、後からこれ言えばよかったなとか、発表が終わってからも後悔することがたくさんありました。しかし、このキャリアゼミ活動で長い期間協力することを通じて、ゼミの子とも仲良くなることが出来たので、活動に参加してとても良かったと思います。
 3年生になってからもこのような機会には積極的に参加し、今回の反省点を踏まえて、今回より良い提案をできるように頑張りたいと思います。
 Villa KUMANO様、ありがとうございました!

ゼミ集合写真

※撮影時のみ、マスクを外しています。

参加学生一覧

海田 菜緒、川端 亮、稲 奈津希、大橋 颯良、奥野 空、進藤 絵里、杉田 歩睦、高原 来実、瀧澤 架歩、福田 真奈、藤原 那々羽、MAI KHANH HA、森下 舞香、山岡 萌、山口 芳菜、山崎 晴琉、渡部 颯太、和田 睦葵

「Villa KUMANO」オーナー様からのメッセージ

 西口ゼミ2回生の皆さん、Villa KUMANOのインテリア・コーディネートをご提案いただきありがとうございました。今回は、現地へお越しいただくことが叶わず、事前にお送りした建物の見取り図や写真、動画などの限られた情報から企画・立案するということで、なかなかイメージも湧きにくく大変だったかと思います。しかし、熊野地域の自然や文化、宿の立地や構造の特性、ターゲットである欧米豪圏からの外国人旅行者のニーズを踏まえつつも、斬新でとても魅力的なインテリア・コーディネートをご提案いただきました。
 Villa KUMANOでは、お客様により快適かつユニークな滞在をしていただくために様々な取り組みをしていきますので、ぜひプロジェクトやインターンシップなどで皆さんのお力をお貸しいただければと思います。