流通学部の大島ゼミ4回生はキャリアゼミの活動として、グローバル研修プログラム「⾹港飲⾷店における新規サービス・新規事業」に取り組んでいます。
グローバル研修プログラムとは、「海外でのビジネス体験を目指す学生を対象として、業界知識、業界業務の習得を行い、限られた時間で自らの課題を設定し、実行していかに成果を出せるかに挑戦する事で、将来に役立つグローバル人材力を習得する」ことを目的とした大島ゼミのオリジナルプログラムです。
今回のミッションでは、香港最大のショッピングモール海港城(ハーバーシティ)に「塚田農場」を、中環(セントラル)にラーメン居酒屋「NOJO」を出店しているAP Place Hong Kong Co.,Ltdにシナジー効果の高い新事業を提案することです。COVID-19により香港での活動は叶いませんでしたが、Web会議ツールを活用してAP Place Hong Kongの釜谷様、プログラムコーディネーターと万浪様に向けてオンラインで最終報告を行いました。

学生活動状況報告

今回のプロジェクトにおいて、グループワークに対して頑張ったことは、スライドを作ることや原稿作り、話し合いをするよう呼びかけたことです。努力したことは、スライド作りと意見が出てきたときにまとめることを特に努力しました。チームへの貢献としては、スライド作りと話し合いが進まない時や行き詰まった時、後日に集まる日を設定するように声をかけたことで、1度考えを整理して再度話し合いを進めるようにしたことについて貢献することができたと考えます。反省点としては、中間報告までにある程度の内容を設定することができなかったのと、原稿をつなぎ合わせていなかったため、最終報告のときにしなければならないことが増え、中間報告のときに話がうまくつながっていなかったりした部分があったため、そこが反省点だと考えます。
流通学部 山田 友希那


最初はうまく行っていると思い込んでいましたが、進めば進むほど提案の欠陥を修正する必要に直面しました。メンバーと夜遅くまで電話しながら話し合い、課題に対する改善策を懸命に模索しました。最終的にすごく良いプレゼンができたのではないかと感じています。今回の課題では収益の計算や人件費の計画が難しく、その計算方法などを検討する中で、新たな知識が増えて嬉しかったです。
流通学部 籠本 美月


最初何も始まっていない状態から1からスタートでどうしたらいいかわからず、提案に迷走していました。案を出しても、どれもしっくりいかず、3週間くらい煮詰まった状態が続きました。しかし、アイデアを出し続けていくうちに自分達の納得とするプランとなり、深く掘り下げていけばいくほど実現可能な提案になっていきました。中間報告ではテイクアウトがダメだったことに気づきましたが、逆に売れれば店舗を開くと言う提案を褒めていただき、嬉しかったです。最終報告会では、初期の段階から実現可能性が高かったと褒められ、提案内容は間違っていなかったと実感でき嬉しかったです!
流通学部 阿南 瑞羽

参加学生一覧

入江 寧々、山田 友希那、阿南 瑞羽、池島 歩花、石田 優花、伊藤 愛音、籠本 美月、柴田 千翔士、吉田 麗菜

連携先コメント

AP Place Hong Kong Co., Ltd
Managing Director 釜谷 将史 様

今回も実際に来られたことのない都市におけるプロジェクトでしたので、難しい課題だったと思いますが、みなさんお疲れ様でした。
「酒粕甘酒で作るロールケーキ」「就職難を救う調理接客教育」「簡単に必要な栄養を取ってもらう」など今回も面白いアイデアがたくさん出されました。リサーチを拝見し、香港の特性、弊社の強みなどよく分析されていて改めて再認識させてもらえた点や気づかなかった視点など、こちらもヒントをいただき学びの多い時間とさせていただきました。
「人の問題を解決してあげること」「人をハッピーにしてあげること」ここに基本的なビジネスのニーズはありますが、今回みなさんはそこを良く踏まえた現状分析、課題抽出、そこから具体的なプランへと落とし込んでいく力を学ばれたと思います。更にはプロジェクトを通じグループで目標へ向かうことの楽しさ難しさや、ご自身の強みや弱みを知ったり、リーダシップ、責任、役割についてなど様々考えられた機会にもなられたのではないでしょうか?
グローバル研修プログラムで学ばれている皆さん、ありがとうございました。今回の経験が実際に社会に出られた際に少しでも役立たれましたら幸いです。どうぞたくさん遊び、たくさんのことを経験してください。そしてなにより皆さんご自身の力を信じ、創造力を発揮し社会で、世界で羽ばたいていかれることを心より願っております。

教員コメント

流通学部
大島 知典 先生

 4回生のゼミでは昨年度に引き続き、香港でグローバル研修プログラムを実施しました。今回はAP Place Hong Kong Co., Ltdと連携して新規事業の提案を行いました。
 今年度もコロナ禍にあって海外研修や国内フィールドワークが制限され、対面と遠隔を組み合わせたハイブリッド形式でプログラムを実施しました。授業時間外に自身のタスクをこなしたり、オンラインミーティングを開催したり、大学に集まってプレゼンテーションの準備をしたりと、熱心に取り組む姿勢については実務家の方々も非常に高く評価されていました。昨年度のプログラム(ハワイ)と比べて、チームでの作業や実務家の方々とのコミュニケーションも格段に上達し、すべてのグループが細部に至るまで企画を作り込み、実現可能性の高いものとなっていました。
 ゼミ活動を通して学生の皆さんは確実に成長しました。自らの成長を信じて、自信をもって社会へと羽ばたいてください。