流通学部スポーツマネジメントコースの加藤ゼミと黒部ゼミ、早乙女ゼミの連携型キャリアゼミの一環で、第7回姫ボタル瀞川平トレイルランに運営スタッフとして31名の学生が参加しました。
 今年で4年目となった兵庫県香美町での産官学の連携活動に関わった学生から、当日の様子を報告してもらいます。

鍛冶野 有里(流通学部4年生)

 2019年7月6、7日に兵庫県香美町で開催された「第7回姫ボタル・瀞川平トレイルラン」に運営スタッフとして31名の学生が参加しました。まず、本番となる7月7日に向けて前日に現地に入り、大会の準備を手伝いました。ランナーの受付や完走後に提供する食事の下準備、阪南エイドで提供するゼリー作り等を行いました。その後の前夜祭では、我々阪南大生の紹介もして頂き、学生を代表して2年生の久保実のりさんがアカペラで2曲歌い会場を盛り上げました。
 大会当日は、各エイドの運営補助や阪南エイドの運営、フィニッシュ地点の運営補助、アンケートの実施、プロモーションビデオの撮影を行いました。この日は場所によっては霧が深く、時折雨も降るなど少し過酷な環境でしたがランナーを応援することで同時に自分達も元気をもらい、ランナーもスタッフも笑顔が絶えなかったのが印象的でした。
 この大会に参加していつも感じる人の温かさを、3回目の参加となった今大会でも体感でき、本当にこのような経験を積めて良かったと深く感じました。今後は、より多くの後輩たちにもこのイベントを通して様々なことを学んで欲しいと共に、この大会が阪南大生の力でさらに良い大会になっていって欲しいです。

三ツ井 滉哉(流通学部3年生)

 私たち7名の阪南エイド(ランナーが飲食物を補給するブース)チームは、大会前日に会場の近くにあるレストランの厨房を借りて、大会当日にエイドでランナーに食べてもらう白桃レモンゼリーを作成しました。レモンを絞る際に専用の道具を用意していなくて苦戦してしまいましたが、全体を通して役割分担が上手くいったので予定していた時間内に完成させることができました。
 当日は、朝6時頃から受付に来たランナーに「受付はココ」を歌詞にしたチャント(応援歌)を歌って会場を盛り上げました。その後、8時にランナーがスタートすると、私たちは車でゴールまで残り2キロ地点に先回りし、ラストスパートに向けて「ゴールまであと2キロ」を強調したJクラブのチャントの替え歌を約7時間全力で歌い続けました。応援のリードをとる太鼓を1人で叩き続けると大変なので交代しながら叩きましたが、皆なかなか歌に合わせてリズミカルに太鼓を叩けなかったので来年は事前に練習しておこうと思います。
 今年の大会は、霧が多く寒い中の7時間にも及ぶ応援は大変でしたが、ゴール後のランナーの方々のアンケートで、「残り2キロ地点の応援で元気が出ました。」というコメントを書いて頂き嬉しかったです。来年は、横断幕と小太鼓も追加してもっと大会を盛り上げて行きたいです。

福泉 奈々(流通学部2年生)

阪南運動あそびフェスティバル

 私は、スタート兼ゴール地点がある本部の作業を中心に活動させて頂きました。具体的には、ゴールした後のランナーへのアンケート調査や地元の野菜を使った「うわの鍋」の調理と提供、ゴールテープを持つことが主な仕事でした。アンケートは参加者の生の声が聞ける良い機会でした。前日から準備を始めたうわの鍋ですが、約700人分もの量を作るために、かなり時間がかかりました。鍋が美味しかったことや、応援が良かった等たくさんお褒めの言葉を頂けてやりがいを感じました。
 本部の周辺の仕事は、他の学生とは違いコース内で参加者と関わることがないのですがゴールテープの担当をしていると、ゴールに辿り着いた参加者の表情などからレースの過酷さが伝わってきました。雨が降るなか足場はすごく悪く、中には途中で怪我したのであろう人もいました。それでもゴールする誰もが笑顔だったのを見てとても感動しました。
 私は大学に入って初めて参加した大イベントでした。たった1つのイベントでしたが、得たものはすごく多かったです。自分自身の成長のためにもこれから様々な経験をしていきたいです。