流通学部でフードビジネスや観光などを専門としている大島ゼミと、スポーツマネジメント全般について研究している早乙女ゼミの連携型キャリアゼミの一環で、学生5名が北海道夕張郡栗山町を訪れました。参加した学生から現地での活動について報告してもらいます。

高木 茉絢(流通学部2年生、大島ゼミ)

 「どうすれば栗山町に若者が来てくれるようになるのか」という課題に取り組むべく、北海道の栗山町でフィールドワークを実施しました。
 1日目は、役場の原田さんに栗山町に関するレクチャーをしていただきました。その後「くりやま夏祭り」に参加し、カレージンギスカンを食べたり、地域の方々と一緒に神輿を担いだりしました。町のみんなで1つのものを盛り上げている光景に心が熱くなりました。
 2日目は、レンタサイクルをして栗山町を自由に観光しました。私たちが住んでいる大阪の都会では見ることのできない自然が広がっていて、「さすが北海道…!」と圧倒されました。栗山町には地元の栗饅頭や、小林酒造、コロッケなど、沢山の美味しいものがありました。そして、一番の見所であると思われる「よさこい祭り」が夕方になる少し前くらいから始まり、夜まで踊りは続きました。初めて見るよさこい祭りに心踊らされました。揃いに揃った美しい動きと楽しそうな笑顔で見ている側もとても楽しむことのできるお祭りでした。
 ちなみに、私たちは滞在中、8月1日にOPEN予定の民泊施設「くりとまる」に宿泊モニターとして泊まりました。「くりとまる」は「くりとくら」という飲食店と繋がっており、とても賑やかなのに、部屋まで声は聞こえないという素晴らしい施設です。最終日には、私たちが“くりとまる”に泊まって良かったと思ったところ、そして改善点である部分の意見を出し合いました。私が思う1番良かった点は、くりとまるの安心感とアットホーム感です。扉が自動ロック、そして飲食店と繋がっていて常に人が居てる状態という安心感と、くりとまるに帰ると「おかえりなさい」と自分の家のように挨拶が交わされるアットホーム感、人の温かさを感じることができました。
 今回3日間という短い期間でしたが、栗山町の良さを知ることができて、フィールドワークで行けたこと心から良かったと思っています。フィールドワークで感じたことを他の人たちにも感じてもらえるように、そして、もっと沢山の若い人たちに栗山町へ行ってもらえるように私たちが少しずつでも伝えていけたらいいなと思います。そうすることで私たちが今回設定した課題は解決すると思います。とても良い町なので観光客が増えることを願っています。

北山 沙也加(流通学部2年生、早乙女ゼミ)
久保 実のり(流通学部2年生、早乙女ゼミ)

 今回、私たちは「若者が訪れ関りを持ちたくなるような町づくりについて研究・提案する」
という目的で栗山町を訪れました。主な活動内容は、くりやま夏まつりへの参加、宿泊施設「とまりくる」宿泊モニター、栗山町が運営するレンタル自転車の3つでした。
 夏まつりでは、初めてお神輿を担がせてもらいました。とても疲れましたが普段できない体験をさせていただきました。宿泊モニターは、まだオープンしていない状態の宿泊施設「くりとまる」に宿泊して良かった点や改善点をフィードバックしました。私たちの意見が役に立って、これからもっとよい宿泊施設になってくれたら嬉しいです。サイクリングでは、私たちは山の中にも行ってみました。坂がきつくてとてもしんどかったですが、下り坂になって稲や麦などの畑の間を通る時に自然の素晴らしさを感じてとても気持ち良かったです。
 栗山町に行って、たくさんの人と関わらせていただき、また1つ繋がりができ、今回の一度きりではなくこれからも長く関わらせてもらいたいと思いました。次は9月に現地に行く予定なので、その時に他の学生にも栗山町の良さを知ってもらえるように、ガイドしようと思います。