天美北小学校スポーツ記録会

 2014年5月31日に松原市立天美北小学校でスポーツ記録会が開催されました。本レポートでは、スタッフとして参加した学生に当日の様子を報告してもらいます(担当教員:早乙女 誉)。

西野 祐司(流通学部2回生)

 5月31日(土)の午前、天美北小学校で行われたスポーツ記録会のお手伝いに行きました。この日は、グラウンドでは50m走、ソフトボール投げ、立ち幅跳びを、体育館では長座体前屈を測定しました。私たちは最初に地域の人たちとともに会場設営と種目準備を行いました。その後、種目ごとに役割を分担し、私は立ち幅跳びのお手伝いをすることになりました。主に4年生5年生、6年生の高学年の測定のお手伝いをしました。主な仕事としては、子どもたちが飛んだ後の砂の整地でした。高学年ということもあり、飛ぶフォームが様になっており、安定した記録が生まれていました。中には後ろに倒れてしまう子どもや、飛んだ後に足が後ろに下がってしまい記録が伸び悩んでいた子どもがいたことについては少し残念でした。
 他の種目で印象に残ったのは50m走でした。毎年このスポーツ記録会を運営している方からお伺いしたのですが、例年より50m走の記録が悪かったそうです。私自身も6年生で7秒台が1人も出なかったことを聞いて驚きました。具体的な原因は分かりませんが、子どもたちの外遊びが少なくなってきたのがこの記録会でそのまま成績として表れてしまったのかなと感じました。

 この4種目の中で特に人気だったのがソフトボール投げで、最初にこの種目に参加した子どもたちからは歓声が上がっていました。この日は約30℃の真夏日で熱中症や脱水症状などが心配されましたが大した問題にならず、子どもたちは精一杯全競技に対して取り組んでいるのが見受けられました。私自身はあまり子どもたちと関わることが出来なかったのでその部分に関しては少し残念でした。子どもたちは測定後に参加賞として、お菓子の詰め合わせを受け取り大変喜んでいました。

 私が参加して一番印象に残ったのは、地域の人の協力する姿勢でした。私が小学校に到着するや否や地域の方たちがみなさん元気に挨拶してくださり、すごく活気があると感じました。みなさん1つ1つの事柄に対して一生懸命に取り組んでおられました。私の地元の小学校でもこのようなことはあるのですが、この天美北小学校はさらに地域の方と深い繋がりがあると感じました。地域と密接につながっていることにより今回のスポーツ記録会は成り立っているわけですし、改めてスポーツと地域のつながりの大切さに気付かされた半日でした。あと、子どもたちの運動能力が低下していることも知ることが出来たので良い機会だったと思います。