京都の古着屋巡りをしました

11月に新谷ゼミは京都へ行きました。秋の京都といえば紅葉が思い浮かびますが、今回の目的は京都の古着屋の視察です。京都で別の見学会を考えていたのですが、京都に行くなら古着屋に回りたいという学生からの要望もあったため、今回の企画に変更しました。
移動範囲は、京都の繁華街である四条河原町から烏丸、三条付近に限定しましたが、このあたりだけでも30店舗以上はあるようです。ビンテージに強かったり、お値打ち品が揃っていたりと、それぞれのお店ごとに特徴があるそうです。

最初にミル(MILOU)というお店に行きました。ここは、京都で店を構えて20年目となる有名なお店です。間口はそれほど広くはないので小さいお店かと思ったのですが、中に入ると奥行きが長く大きなお店でした。いわゆる鰻の寝床と呼ばれるつくりで、京都らしさを感じました。この店では1940年代から1960年代のアメリカ製やフランス製の古着を中心に取り扱っていますが、古着だけでなく、ビンテージの腕時計やアクセサリーなども取り扱っていました。
京都市内には大学が多く、京都市の人口の約1割が学生で、また、年間の観光客が約5千万人の観光都市であるということから、京都の古着屋は学生や観光客が多いとのことでした。また、このお店は錦市場からすぐということもあり、外国人の方も立ち寄ることが多いそうです。

後は数人ずつのグループに分かれて各自の気になるお店を視察しました。
古着というと「安く買える」というイメージがありましたが、今回の視察を終えて、そうでもないことがわかりました。もちろん、学生の手に届きやすい値ごろな価格の商品を取り扱っているお店も多いのですが、アメリカなどから輸入されたものなどは、古着としては高いように感じました。大阪のアメリカ村は安い古着を販売しているお店が多いそうですが、京都は一点ものなどの高価格帯の商品が多いようです。古着に詳しい学生によれば、元の値段が高いため新品ではとても買えるような値段ではなく、この値段は十分安いとのこと。古着好きにとっては、いろいろな店をまわって掘り出し物を見つけるのが楽しいそうです。