産学連携先:浅野撚糸株式会社
流通学部の杉田ゼミはファッショアパレル産業をはじめとする様々な企業・地域等によるブランディング活動について学んでいます。
2024年1月29日、杉田ゼミ2回生は岐阜県安八郡安八町にある浅野撚糸株式会社(以下「浅野撚糸」と略)を訪問しました。
今回の訪問の目的は、「撚糸」というあまり一般的には知られていない、いわばファッション・アパレル産業の下請け的な業務を担いながら、長期間に渡って差別化を生み出すために研究開発活動を継続し、「他のどこにも無い糸」を生み出すことに成功しました。さらにその糸を活用した独自ブランド「エアーかおる」を企画販売し、大ヒットさせました。
今回の訪問では、第一に撚糸という工程がどのようなことを行っていて、浅野撚糸がどのようにして通常の1.6倍の吸水力を持つ糸を開発することが出来たのかについて実際の製造現場を見せてもらいながら教えていただくことを目的としています。さらに第二に、その新開発した糸を使ってタオルを企画・開発した上で、どのようにしてそれを広く認知してもらい、「エアーかおる」というブランドとして確立することが出来たのかについて明らかにすることを狙いとしています。
流通学部の杉田ゼミはファッショアパレル産業をはじめとする様々な企業・地域等によるブランディング活動について学んでいます。
2024年1月29日、杉田ゼミ2回生は岐阜県安八郡安八町にある浅野撚糸株式会社(以下「浅野撚糸」と略)を訪問しました。
今回の訪問の目的は、「撚糸」というあまり一般的には知られていない、いわばファッション・アパレル産業の下請け的な業務を担いながら、長期間に渡って差別化を生み出すために研究開発活動を継続し、「他のどこにも無い糸」を生み出すことに成功しました。さらにその糸を活用した独自ブランド「エアーかおる」を企画販売し、大ヒットさせました。
今回の訪問では、第一に撚糸という工程がどのようなことを行っていて、浅野撚糸がどのようにして通常の1.6倍の吸水力を持つ糸を開発することが出来たのかについて実際の製造現場を見せてもらいながら教えていただくことを目的としています。さらに第二に、その新開発した糸を使ってタオルを企画・開発した上で、どのようにしてそれを広く認知してもらい、「エアーかおる」というブランドとして確立することが出来たのかについて明らかにすることを狙いとしています。
流通学部2年 坂井 彩奈
学生活動状況報告
今回のフィールドリサーチを行った浅野撚糸さんの話をきいて印象的だったことは、浅野撚糸さんが開発した糸、「SUPER ZERO」の活躍と意味です。「SUPER ZERO」の名前には福島県の特に双葉町の復興を支援する意味が込められていたり、工場の建設デザインからこだわって作られていたり、国と交流を持つと色んな繋がりができマーケティングの幅が大きく広がったり、1度工場経営が危機的になったとしてもそこからまた売上を伸ばす努力を徹底されていると感じました。
また、浅野撚糸さんは、糸づくりはもちろん、それ以外にも様々なことを行っていました。例えば福島県の双葉町は津波の影響で住民が減ってしまいましたが、復興の手助けをするために浅野撚糸産は大きな工場を作り、新しい雇用先を提供していて大変驚きました。また、自分たちの撚糸をブランド化することで世界的に有名なラグジュアリーブランドなどにも自社の糸をアピールしているところが普通の工場とは大きく違うと感じました。
今回のフィールドリサーチを通じて、どのような工場でも全く新しい画期的な新製品を作れること、そして、その新製品をブランドとして育てることの困難さと重要性を学ぶことができました。
また、浅野撚糸さんは、糸づくりはもちろん、それ以外にも様々なことを行っていました。例えば福島県の双葉町は津波の影響で住民が減ってしまいましたが、復興の手助けをするために浅野撚糸産は大きな工場を作り、新しい雇用先を提供していて大変驚きました。また、自分たちの撚糸をブランド化することで世界的に有名なラグジュアリーブランドなどにも自社の糸をアピールしているところが普通の工場とは大きく違うと感じました。
今回のフィールドリサーチを通じて、どのような工場でも全く新しい画期的な新製品を作れること、そして、その新製品をブランドとして育てることの困難さと重要性を学ぶことができました。
流通学部2年 北條 大智
参加学生一覧
伊藤 妃南、
坂井 彩奈、
杉原 啓太、
泊 ひなた、
北條 大智、
光久 真由、
柳 琴華、
若尾 早紀、
田中 絵真、
野瀬 命、
山崎 成悟、
沖井 勁斗、
江崎 美海
連携先コメント
浅野撚糸株式会社
浅野 宏介 様
先日はご来社、見学と有難うございました。若いって良いなぁと思わさせて頂きました。みなさんの何か人生の参考になればと思いますがたくさんの可能性がありますので、学生期間を色々な経験をし将来有望な希望いっぱいの若手として夢を持って進んで頂ければと思います。
教員コメント
流通学部
杉田 宗聴 教授
アパレル、つまり衣料品はファッションとして多くの学生から認識されていますが、それ以外にも機能性を追求して差別化を実現し、そこをきっかけにブランド化を推し進め、成長を実現するという道もあります。浅野撚糸さんの「SUPER ZERO」や「エアーかおる」の事例から学生達も学ぶことが多かったようです。
また、同社のブランドづくりにおいて特筆すべき点は上記に加え、従来「ものづくりの場」でしかなかった工場を、自社ブランドのアピールの場としても捉え直し、そのコンセプトに適合的なデザインの施設をデザインし、見事に成立させたことでした。
今回の浅野撚糸さんのケースを現場から学ばせていただいたおかげで、学生達も「ブランド」が成立、成長するプロセスについてのイメージをよりいっそう豊かにさせることが出来たと思います。今回のフィールドリサーチをきっかけに、3年次ではいくつかあまり知られていないファッションアパレル産業におけるブランド成立・成長の事例をまとめ、ゼミ大会や訪問させていただいた企業の皆さまへのフィードバックを行っていく予定です。
また、同社のブランドづくりにおいて特筆すべき点は上記に加え、従来「ものづくりの場」でしかなかった工場を、自社ブランドのアピールの場としても捉え直し、そのコンセプトに適合的なデザインの施設をデザインし、見事に成立させたことでした。
今回の浅野撚糸さんのケースを現場から学ばせていただいたおかげで、学生達も「ブランド」が成立、成長するプロセスについてのイメージをよりいっそう豊かにさせることが出来たと思います。今回のフィールドリサーチをきっかけに、3年次ではいくつかあまり知られていないファッションアパレル産業におけるブランド成立・成長の事例をまとめ、ゼミ大会や訪問させていただいた企業の皆さまへのフィードバックを行っていく予定です。