賀川ゼミ3回生プロジェクト 「COOLジャパン—外国人がもう一度帰ってクール日本へ」

1.「COOLジャパン」プロジェクトとは

 私たち賀川ゼミ3回生は、2014年の前期から「COOLジャパン」というプロジェクトをしています。このプロジェクトは日本に観光に来られている外国人に、日本のことをどのように思い、また改善すべきところを教えていただき、外国人観光客の方々が再度日本を訪れたいと思っていただけるようにすることを目的としたプロジェクトです。

 私たちのゼミには、日本人学生5人と2014年9月からは台湾の国立高雄餐旅大学からの交換留学生3人が所属しています。このプロジェクトでは、それぞれが得意な言語(英語・中国語・韓国語)を駆使して外国人観光客にアンケートをすることにしました。アンケートの結果は、国際コミュニケーション学部1回生が受講している大学入門ゼミの授業(2014年1月13日5時間目を予定)で報告することにしています。

2.今回のアンケート結果

 第1回目のアンケート調査は、2014年6月1日(日)に関西国際空港で行いましたが、初めて対面でのアンケート調査を実施したので、誰に声をかければよいのか、果たして自分たちのアンケートに協力してもらえるのかといった不安が先行してしまい、2時間で10人に声をかけましたが、アンケートに答えてもらえたのはわずか3人だけでした。

 第2回目は、2014年10月21日(火)に行いました。このときには、留学から帰ったゼミ生と留学生が加わり、外国人が多く集まる大阪の心斎橋に行くことにしました。英語はアメリカのシアトルにあるワシントン大学に1年間留学をしていた南君とアメリカのケンタッキー州に3年間住んでいた植中君が、韓国語は園田君と台湾からの留学生ミミさんが、中国語は平井さんと台湾からの留学生サラさん、ハリー君が担当しました。

 ゼミ生は街頭に出てアンケートを取ることに不安もありましたが、何度か声をかけているうちに自分たちがアンケートをすることに対して自信が出てきました。今回の調査では、2時間の間に韓国語が4枚、英語が4枚、中国語が5枚のアンケートを取ることができました。

3.アンケートを実施した学生からのコメント

 今回のアンケートでは、もう少し積極的に話しかけるべきだったと思います。実際、僕は最初に話しかけた人に断られ、その後アンケートに答えていただいている最中にも、途中で話しかけていいものかどうかわからず、植中君にフォローしてもらってばかりでした。次回こそは、積極的に話しかけたいと思います。
 アンケートを取った時間が夕方〜夜だったため、回答者が4人に終わったのか、自分たちの声のかけ方が足りなかったのか、次回はもっと多くの方の意見を聞きたいと思います。また1人で来ているという人もいましたが、複数のグループで移動している外国人の方もいたので、アンケートをする時に一緒に渡すバインダーの個数を増やせば、もっと多くの枚数をこなせたのではないかと思います。
 しかし、僕にとっては今回が初めての活動で、留学生とも一緒に行動したことで、よりお互いの関係が深まったのではないかと思います。今後も活動を重ねていくことでさらに仲良くなっていけるのではないかと思います(南)。


 せっかくアンケートを取るのならば、外国人と接するという目的も入れるようにし、外国語をしゃべれる人だけがアンケートを取る感じになっていたので、せめて自分たちのことをその言語で紹介することだけは事前にできるようにすべきであると思いました。
 4人でアンケートを取ったときより人数も増えて、かなりやりやすくなったように思います。やはりこの活動は積極的にしゃべらないとできないと思うので、少しでもしゃべれるように努力をしようと思いました。目標は、より多くの人と接し、様々な意見を出してもらうことによって、聞いてもらう人に納得してもらえるように、今後対象者が50人〜70人となるよう活動を続けていきたいと思います(平井)。


 インタビューをするのは初めてではありませんが、緊張しました。でも、無事にインタビューできて嬉しかったです。
 今回は台湾から来た人に焦点を絞り、インタビューしました。見ず知らずの私がインタビューをしたにもかかわらず、皆さんはとても優しくて感動しました。ラーメン屋さんなどの美味しい店を紹介したときには、ありがとうと感謝されました。少しでもいいから大阪のいいところを台湾人に紹介してあげたいと思いました。今回のインタビューは全員台湾の人でしたが、今度は中国や香港の人々にもインタビューしたいと思っています。台湾の言葉では、話は通じますが発音はちょっと違うので不安もありますが、勇気を出して頑張ろうと思っています(サラ)。


 今まではこのようなプロジェクトをやったことがなかったので、とても興味がありました。実際にインタビューをした時、少し冷たいと思った人もいましたが、やさしく助けてくれた人もいました。最初に反応が冷たいと思った人と話した時はとても傷つきましたが、やさしい人に会ったらまた元気になりました。
 インタビューを助けてくれたみんなに感謝しています!私は一応韓国語担当でしたが、韓国人とはうまく話せませんでした。韓国語の勉強はもっと頑張らないといけないと思いました(ミミ)。


 このようなアンケート調査をするのは初めてで、以前からずっとやってみたいと思っていました。最初にはゼミ長が「今回は各言語(英中韓)のアンケートは10枚ずつ、合計30枚を目標にしましょう。」と言ったときに、僕はちょっと少なくないかと思いました。
 ところが実際に現場でアンケートを依頼してみると、なかなか順調に行かないことに気付きました。こちらは中国語で話しかけたのですが、最初はずっと冷たい目で見られ、少しがっかりしました。それでも外国人旅行客の人たちが、観光中もずっと警戒心を持つことは重要だとも思いました(笑)。
 このアンケートの調査活動を通じて、色々な観光客の人と出会えてほんまに良かった!さらに、終わってからゼミの皆との食事会も楽しかったです。次回の調査活動も楽しんで実施したいと思います(ハリー)。