神尾ゼミナール「専門演習2」実況中継レポートNo.11

「卒業研究」提出!、とその前に…

神尾ゼミナールの成元栞です。
 2014年12月11日木曜日3限。本日は卒業研究の提出日となりました。ゼミ学生全員が、ゼミ開始前に教室に集合し、提出前の最終チェックおよびデータの修正を実施。というのも、先週のゼミナール時間内に完成した最新の仮製本をBOSSに提出し、チェックしていただいた結果、その時点で修正すべき点数十か所が発覚。それは、直ちに修正しなければならない重要箇所でした。
BOSSからは、次の指令が。
 ① 全員のデータを副編集長の竹村に送信
 ② 編集部は金曜日に研究室に集合
 ③ データの修正の実施
修正作業はそれで完了、であったはずなのですが…。全員のデータが出揃わなかったことと、修正作業が終了した後にもう一度見直しの結果、再修正が必要なデータが複数出てきました。そこで本日までの間に修正作業ということになりました。

本日のメニュー①

 ゼミ冒頭に修正を加えて完成したデータをプリントアウトし、「卒業研究」として教務課に提出しなけれならないのが、本日のメインメニューです。
 ① 完成したデータのプリントアウト
 ② 提出用ファイルへのファイリング
 ③ 学部カラーの黄色い提出用紙の確認
これで提出するまでの段取りは終了。あとは教務課に提出するだけになりました。
 と、ここでBOSSから提出について提案が。それは、
 ① 提出は編集部だけで実施し、残りのメンバーで仮製本を作成。
 ② ゼミ学生全員で提出をする。
という選択肢の提案でした。私たちは物言わず?を選択。これまで長い間、全員で取り組んできた卒業研究ですので、全員で提出したいというのが意向でした。苦笑いのBOSSをゼミ教室に残し、私たちはそろって教務課に提出に向かいました。

 教務課では国際コミュニケーション学部担当の角井係長が、受け取り手続きをしてくださいました。
 提出から手続き終了まではものの2〜3分でしたが、私たちにとってはものすごく長く感じた時間でした。
 私たちが提出している僅かな間に、BOSSは、これまで私たちがお世話になった皆さんに、お礼と報告を兼ねたメールを送信して下さっておりました。もちろん私たちゼミナール学生のもとにもCcで届いておりました。このメールを拝受して、改めて社会人としての仕事の完了方法を実感させられました。私たちは、提出して完了なのではなく、提出した上で、さらにお力添えいただいた方々に、ご報告とお礼をお伝えすることと共に、株式会社今川印刷の武田取締役にデータをお受け取りいただくことによって、初めて「Mission accomplished!」となります。と、なるとまだまだ先は長いことを知らされました。
が、その前に。皆さま、大変お世話になりました。これで、卒業に一歩近づきました。

本日のメニュー②

 そしてもう一つのメニューは、株式会社今川印刷取締役であります神尾ゼミナールの2期生・武田先輩に提出する仮製本の制作です。再度、全部ページを印刷し、ページ順に並べました。本来であれば、この後に糊で本当の雑誌のように裏表を貼りあわせてクリップで留めるといった作業があります。しかしながら、ここでゼミナールの時間は終了。4限目に授業がある学生もおり、続きは場所を研究室に移し、編集長の丸笹と副編集長の竹村が製本作業を実施してくれました。

とんでもないことが発覚しました。

 さて、「卒業研究」提出から一夜明ける間もなく、その日の夕刻のこと。BOSSからお叱りのメールが入ってまいりました。
  ① 各担当ページの最後の行が1行、2行と空白になっていること。
  ② 画像がズレていること。
  ③ アルファベットが縦書きに統一されていないページがあること。
  ④ 誤植の見落とし
  ⑤ 注記の見落とし
これは、週末の土曜日までBOSSと副編集長の竹村の間で続きました。
 私たちは、完了したと思っていても、学生目線での完了と、指導教授目線での完了は、全く別次元のことなのだということを、痛感したメールでした。BOSSは「人間のすることには完璧はない。けれどもたくさんの目が通ることで、そこに近づくことは可能だ」と。しかし、私たちは、やはりどこか気を抜いていたのだと反省しています。
 「学生への指導の責任は、自分自身にある」とBOSSは日常的に言葉にします。私たちゼミナール学生の「提出出来た〜!」という安堵の一方で、細心の注意を払って、再チェックをかけて下さる指導教授がいること。それによって、私たちの卒業研究制作である『NAVIGATE Vol.4』は、完成に向かうのだということを、改めて認識するメールの文面でした。

終わりに向かって

 本日、国際コミュニケーション学部必修科目の「卒業研究」は、提出出来ました。いよいよ来週は入稿となります。ゼミ内でのテーマ決定から約1年半。はじめは自分たちが先輩方が作ってこられたような完成度合いを保持出来るのか?と、不安でした。が、今は、明らかにそれを超えられたという実感と自信があります。
 来週は武田先輩が来学下さり、データ入稿の運びとなります。表紙の材質やコーティングを編集部で選ばせて頂けるということですので、今はそれを楽しみに最後の瞬間まで走り続けます。