【留学レポート】ウィニペグの空は今日も快晴!(5)

 神尾ゼミナール2回生の松村寿々圭です。日本時間の2018年2月27日にウィニペグから日本へ帰ってまいりました。と、いうことは今回でこの留学レポートの「ウィニペグの空は今日も快晴!」が最後となります。「半年」と聞くと長く感じますが、留学の時間は、本当にあっという間でした。それだけ充実していた日々が送れていたのではないかと思います。
 さて、最後のレポートでは「フランケンシュタイン?」そして「ウィニペグでの学び」について報告致します。

フランケンシュタイン?

 この2018年の2月は。私が生まれてからここまでの時間の中で、そして、留学生活の6ヶ月間の中でも最も時間が早く過ぎ去りました。
 そして、この1か月間で、さまざまな場所を訪れました。中でも印象に残っているのは、クラスメイトと「フランケンシュタイン」を観劇に行ったことです。これは、学生演劇です。舞台からみて最前列。それが観劇において最高の席であるか否かは、一先ず措きます。とにかく私が陣取ったのは、一番前のシート。
 演者との距離は1メートルもないほどに近く、とても迫力がありました。やはり、まだまだネイティブの発音にはついていけないことも多く、なぜこのような展開になったのか?、と戸惑う点も多々ありました。
 でも、これまでに舞台を観た経験がなかった私にとっては、とにかく「新鮮」という表現ですべてが集約されました。

ウィニペグでの学びとその環境

 さて、最後の留学レポートですので、改めてウィニペグ留学を振り返ってみたいと思います。ウィニペグ留学を決めた第一に理由と目的は、英語を学ぶためでした。でも学んだことは英語だけではありません。友人、クラスメイト、そしてホストファミリーなどさまざまな方から考え方や文化の違いを学ぶことができました。
 その中でも、勉強をすることに年齢や時期は関係ないということ。日本では子育てをし、または仕事をしながら学校に通っている人はあまりいないのではと感じます。少なくとも、私の周りにはいませんでした。
 ところがです。留学直後の最初のクラスには、既に結婚をして子育てをしている人や仕事をしながらELP(English Language Program)に来ている人が5人いました。皆英語を学びたいという気持ちには変わりなく、家族のため、エンジニア関係の仕事に就きたい、などさまざまな理由がありとても輝いてみえました。
 阪南大学でもリカレント教育の環境があれば、もっとキャンパスに刺激が生まれるのでは、と思う私の経験でした。そもそも、何かのために夢中になれることは素晴らしく、私も何歳になっても何か目標を持ち続けたいと願っています。

 この6ヶ月間はとても充実していました。初めはホームシックになりこの先どうなるか、と考えていた時もありました。ただその時に支えてくれた友達、ホストマザー、そして何よりもホームメイトの存在が私には大きかったです。
 ホームメイトとは考え方の違いから衝突することが多々あり、時には落ち込むこともありました。でも、仲良くならなければ衝突することもなかったであろうことを考えると、私にとっては良い経験です。最後にこのことについてホームメイトと話した時には笑い話となり大変盛り上がりました。

 私は今回の留学で英語のみならず、たくさんのことを学べました。今もし留学をしようかと迷っている人がいるならば、私は挑戦してほしいです。きっと素晴らしい経験ができると思います。