第3回ビブリオバトル
鳥越健太
大学入門ゼミ(永田拓治)にて、開催された第3回ビブリオバトル。今回も発表者は自ら名乗りをあげてくれた以下の7名です。
・田中勇輝 ・辻岡大輝 ・田原千大 ・中谷駿介 ・仲宗根愛海 ・張星弼 ・知念杏奈
早くも3回目の開催となるこのビブリオバトル。最初のころは気恥ずかしさからなのか、若干の硬さも見られましたが、さすがにもう慣れてきた様子です。みな堂々と発表者の席に座り、プレゼンを始めていました。
今回紹介された本は、以下の7冊です。
1.堀江 貴文『ゼロ—なにもない自分に小さなイチを足していく』ダイヤモンド社,2013
2.ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳)『スティーブ・ジョブズ』講談社,2011
3.長谷部誠『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』幻冬舎,2011
4.高野 登『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』角川書店,2013
5.デイヴ ペルザー (著), Dave Pelzer (原著), 田栗 美奈子 (翻訳)『“It(それ)”と呼ばれた子』青山出版社,1998
6.金沢 伸明 『王様ゲーム 起源』双葉社,2013
7.石田 明『万歳アンラッキー』ワニブックス,2012
この中から特に印象に残った3つの作品を紹介したいと思います。
まず1つ目は、辻岡大輝君が紹介してくれた『スティーブ・ジョブズ』。辻岡君にとってこの作品は、阪南大学国際コミュニケーション学部に進学するきっかけになったものだそうです。この作品を読んで「英語を話せるようになって将来は外国で働きたい。」そう思ったそうです。まさに人生を決めた1冊というわけです。
2つ目の作品は、田原千大君が紹介してくれた『心を整える。』です。この作品の著者は、サッカー日本代表長谷部誠選手。「もし自分が何か壁にぶつかった時や、何かもやもやしてしまうことがあった時に読んでほしい。」そう言って紹介を始めた田原千大君。彼自身、高校時代に部活でなかなかレギュラーになれずモヤモヤしていた時期があり、この本との出会いが、自分自身を見つめなおすきっかけになったそうです。
「自分を見つめ直すことで、いつの間にかベンチ要員からレギュラーになり、そのままキャプテンにまでなるという貴重な経験を得ることができた。今でも何かあればこの本を読んで自分自身を見つめ直すのに使っている。この本に出会えて本当に良かった。」と、話してくれました。
最後に紹介するのは、知念杏奈さんが紹介してくれた『万歳アンラッキー』。これはお笑い芸人NON STYLEの石田明さんの作品。彼は、小さい頃から貧乏なため十分に食事をとることができずに骨がとってももろくて骨折を何回も繰り返しているとか。そんな深刻な問題でさえもアンラッキーといって笑いに変えてしまう。そんな人の物語です。この本を読むとどんな自分がついてないとしても、もっとついてない人がいることに気づき幸せになっていくそうです。元気をなくした時に気軽にページを開いてみたいと思いました。
なお、今回のチャンプ本は、知念杏奈さんが紹介してくれた『万歳アンラッキー』と第1回チャンプである仲宗根愛海さんが紹介してくれた『“It(それ)”と呼ばれた子』の2冊。仲宗根愛海さんは3度目の開催でありながら2度目のチャンプになりました。仲宗根さんの「読んだことがない人だけでなく、一度読んだことがある人ももう一度読んでみてください」、という一言は、同じ作品であっても人が成長することで受け取り方が変わるということに気づかせてくれる一言でした。
このビブリオバトルで感じたことは本が持つ力の偉大さです。今回本の紹介をしてくれたわずか7人の中に2人も本との出会いで人生が変わった人がいるのです。私はまだ人生を決定付けるような一冊に出会っていません。これから先そのような作品に出会えたらいいなと思います。
※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。
・田中勇輝 ・辻岡大輝 ・田原千大 ・中谷駿介 ・仲宗根愛海 ・張星弼 ・知念杏奈
早くも3回目の開催となるこのビブリオバトル。最初のころは気恥ずかしさからなのか、若干の硬さも見られましたが、さすがにもう慣れてきた様子です。みな堂々と発表者の席に座り、プレゼンを始めていました。
今回紹介された本は、以下の7冊です。
1.堀江 貴文『ゼロ—なにもない自分に小さなイチを足していく』ダイヤモンド社,2013
2.ウォルター・アイザックソン (著), 井口 耕二 (翻訳)『スティーブ・ジョブズ』講談社,2011
3.長谷部誠『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』幻冬舎,2011
4.高野 登『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』角川書店,2013
5.デイヴ ペルザー (著), Dave Pelzer (原著), 田栗 美奈子 (翻訳)『“It(それ)”と呼ばれた子』青山出版社,1998
6.金沢 伸明 『王様ゲーム 起源』双葉社,2013
7.石田 明『万歳アンラッキー』ワニブックス,2012
この中から特に印象に残った3つの作品を紹介したいと思います。
まず1つ目は、辻岡大輝君が紹介してくれた『スティーブ・ジョブズ』。辻岡君にとってこの作品は、阪南大学国際コミュニケーション学部に進学するきっかけになったものだそうです。この作品を読んで「英語を話せるようになって将来は外国で働きたい。」そう思ったそうです。まさに人生を決めた1冊というわけです。
2つ目の作品は、田原千大君が紹介してくれた『心を整える。』です。この作品の著者は、サッカー日本代表長谷部誠選手。「もし自分が何か壁にぶつかった時や、何かもやもやしてしまうことがあった時に読んでほしい。」そう言って紹介を始めた田原千大君。彼自身、高校時代に部活でなかなかレギュラーになれずモヤモヤしていた時期があり、この本との出会いが、自分自身を見つめなおすきっかけになったそうです。
「自分を見つめ直すことで、いつの間にかベンチ要員からレギュラーになり、そのままキャプテンにまでなるという貴重な経験を得ることができた。今でも何かあればこの本を読んで自分自身を見つめ直すのに使っている。この本に出会えて本当に良かった。」と、話してくれました。
最後に紹介するのは、知念杏奈さんが紹介してくれた『万歳アンラッキー』。これはお笑い芸人NON STYLEの石田明さんの作品。彼は、小さい頃から貧乏なため十分に食事をとることができずに骨がとってももろくて骨折を何回も繰り返しているとか。そんな深刻な問題でさえもアンラッキーといって笑いに変えてしまう。そんな人の物語です。この本を読むとどんな自分がついてないとしても、もっとついてない人がいることに気づき幸せになっていくそうです。元気をなくした時に気軽にページを開いてみたいと思いました。
なお、今回のチャンプ本は、知念杏奈さんが紹介してくれた『万歳アンラッキー』と第1回チャンプである仲宗根愛海さんが紹介してくれた『“It(それ)”と呼ばれた子』の2冊。仲宗根愛海さんは3度目の開催でありながら2度目のチャンプになりました。仲宗根さんの「読んだことがない人だけでなく、一度読んだことがある人ももう一度読んでみてください」、という一言は、同じ作品であっても人が成長することで受け取り方が変わるということに気づかせてくれる一言でした。
このビブリオバトルで感じたことは本が持つ力の偉大さです。今回本の紹介をしてくれたわずか7人の中に2人も本との出会いで人生が変わった人がいるのです。私はまだ人生を決定付けるような一冊に出会っていません。これから先そのような作品に出会えたらいいなと思います。
※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。