第2回ビブリオバトル
中谷駿介
大学入門ゼミ(永田拓治)にて第2回ビブリオバトル!
ビブリオバトルとは、発表者が「面白い」と思った本を持ち寄り、5分で本を紹介し、発表後2〜3分のディスカッションを行い、最後に参加者全員で読みたくなった本(=チャンプ本)を投票して決定する、書評バトルです。
前回に続き第2回目もハイレベルな戦いで6名の発表者が会場を盛り上げてくれました。本のジャンルは見事に6人ともバラバラ。それぞれお薦めするだけあって「生き方を見直すきっかけになった。」「自分の意外な一面に出会えた。」「励まされる。」など思い入れの強い本ばかりでした。5分間に凝縮された紹介はどれも内容が濃く、みるみるうちに話し手の世界へ引き込まれていきました。
本日の発表者は以下の6名です。
・中島由貴 ・山口純 ・田中里奈 ・近本綾香 ・谷川原裕里 ・鳥越健太
紹介された本は以下の6冊。
1.中嶋真澄『怖いほど本音がわかる心理テスト』イースト・プレス,2013
2.伊坂 幸太郎『終末のフール』 集英社,2009
3.じん(自然の敵P)『カゲロウデイズ -in a daze-』エンターブレイン,2012
4.Chaco『天使がくれたもの』スターツ出版,2005
6.ベッキー『ベッキーの心のとびら』幻冬舎,2009
7.岡崎 琢磨『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』宝島社,2012
話し手が違えば表現や話の構成、テクニックも様々で、どの作品紹介も自然と「へぇー」と口から漏れたり、笑いがおきたり、ととても楽しい時間でした。
本日はそのなかから2冊を紹介します。
もし、「本を買わない私が、珍しく買った本です。とてもおもしろいです」と本を薦められたらどう感じますか。ひねくれた人であれば、ついありきたりの紹介だなぁと、興味を持たないのではないでしょうか。しかし、「本を買わない私」の前に「本が好きで、速読ができ、大概の本は1〜2時間で読んでしまうため、普段は本屋か図書館でさっと読んでしまうから」という言葉がついていたとしたら。あっという間の5分間。5分後、無性にその本を読みたがっている自分がいました。そんな田中里奈さんが紹介してくれたのが、じん(自然の敵P)『カゲロウデイズ -in a daze-』です。
もう1冊は第2回ブビリオバトルチャンプ本です。鳥越健太君が紹介してくれた珈琲店のタレーランが珈琲豆を挽きながら日常の謎を解いていくミステリー『珈琲店タレーランの事件簿』。実はこの本、作者は普段住職さんをしている多彩な才能の持ち主。本の中にたくさんの種類の珈琲が出てきて、ついつい珈琲が飲みたくなる一冊と語る発表者。ちょっと一息つきたいときに是非どうぞ。
最後にチャンプから一言。「珈琲を飲みながらこの本読んでみてください!」
第1回、そして今回の第2回を終えてビブリオバトルへの見方が変わりました。正直ビブリオバトルを開催すると聞いたときは、「おすすめの本を紹介!?」、と少し楽観視していました。なぜなら、ルールは5分間で聞き手に「読んでみたい」と思わせること、ただそれだけだったからです。一見そこまで難しそうには思えないですよね?実際そう思っていました。しかし、人にすすめて共感してもらうということは、自己満足ではダメなのです。聞き手を自分の世界へ導いていかないといけません。本を見せる前に質問を投げかける人、その本と出逢った時の自分の心境、状況を熱く語る人、その本を買ったきっかけはその作者が好きな芸能人だったから、など。発表の入り方は様々で聞き手の心をつかむのが皆とても上手でした。来週自分が発表するのにどんどんハードルが上がっていくようで、はやくも緊張しています…。ただ、このビブリオバトルは、これから先重要になってくるコミュニケーション能力や表現力などを養うのにとても有効な方法であり、奥の深いものです。是非たくさんの方に挑戦してもらいたいです。あなたの選んだ本で周りを感動させてみませんか?
※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。
ビブリオバトルとは、発表者が「面白い」と思った本を持ち寄り、5分で本を紹介し、発表後2〜3分のディスカッションを行い、最後に参加者全員で読みたくなった本(=チャンプ本)を投票して決定する、書評バトルです。
前回に続き第2回目もハイレベルな戦いで6名の発表者が会場を盛り上げてくれました。本のジャンルは見事に6人ともバラバラ。それぞれお薦めするだけあって「生き方を見直すきっかけになった。」「自分の意外な一面に出会えた。」「励まされる。」など思い入れの強い本ばかりでした。5分間に凝縮された紹介はどれも内容が濃く、みるみるうちに話し手の世界へ引き込まれていきました。
本日の発表者は以下の6名です。
・中島由貴 ・山口純 ・田中里奈 ・近本綾香 ・谷川原裕里 ・鳥越健太
紹介された本は以下の6冊。
1.中嶋真澄『怖いほど本音がわかる心理テスト』イースト・プレス,2013
2.伊坂 幸太郎『終末のフール』 集英社,2009
3.じん(自然の敵P)『カゲロウデイズ -in a daze-』エンターブレイン,2012
4.Chaco『天使がくれたもの』スターツ出版,2005
6.ベッキー『ベッキーの心のとびら』幻冬舎,2009
7.岡崎 琢磨『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』宝島社,2012
話し手が違えば表現や話の構成、テクニックも様々で、どの作品紹介も自然と「へぇー」と口から漏れたり、笑いがおきたり、ととても楽しい時間でした。
本日はそのなかから2冊を紹介します。
もし、「本を買わない私が、珍しく買った本です。とてもおもしろいです」と本を薦められたらどう感じますか。ひねくれた人であれば、ついありきたりの紹介だなぁと、興味を持たないのではないでしょうか。しかし、「本を買わない私」の前に「本が好きで、速読ができ、大概の本は1〜2時間で読んでしまうため、普段は本屋か図書館でさっと読んでしまうから」という言葉がついていたとしたら。あっという間の5分間。5分後、無性にその本を読みたがっている自分がいました。そんな田中里奈さんが紹介してくれたのが、じん(自然の敵P)『カゲロウデイズ -in a daze-』です。
もう1冊は第2回ブビリオバトルチャンプ本です。鳥越健太君が紹介してくれた珈琲店のタレーランが珈琲豆を挽きながら日常の謎を解いていくミステリー『珈琲店タレーランの事件簿』。実はこの本、作者は普段住職さんをしている多彩な才能の持ち主。本の中にたくさんの種類の珈琲が出てきて、ついつい珈琲が飲みたくなる一冊と語る発表者。ちょっと一息つきたいときに是非どうぞ。
最後にチャンプから一言。「珈琲を飲みながらこの本読んでみてください!」
第1回、そして今回の第2回を終えてビブリオバトルへの見方が変わりました。正直ビブリオバトルを開催すると聞いたときは、「おすすめの本を紹介!?」、と少し楽観視していました。なぜなら、ルールは5分間で聞き手に「読んでみたい」と思わせること、ただそれだけだったからです。一見そこまで難しそうには思えないですよね?実際そう思っていました。しかし、人にすすめて共感してもらうということは、自己満足ではダメなのです。聞き手を自分の世界へ導いていかないといけません。本を見せる前に質問を投げかける人、その本と出逢った時の自分の心境、状況を熱く語る人、その本を買ったきっかけはその作者が好きな芸能人だったから、など。発表の入り方は様々で聞き手の心をつかむのが皆とても上手でした。来週自分が発表するのにどんどんハードルが上がっていくようで、はやくも緊張しています…。ただ、このビブリオバトルは、これから先重要になってくるコミュニケーション能力や表現力などを養うのにとても有効な方法であり、奥の深いものです。是非たくさんの方に挑戦してもらいたいです。あなたの選んだ本で周りを感動させてみませんか?
※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。