留学レポート 対外経済貿易大学の留学生活について

国際コミュニケーション学部 3回生 鵜飼 亜須佳

 時がたつのは早いもので、北京での留学生活が始まってもうすぐ1カ月になります。来たばかりのころは問題ばかりでどうなる事かと思いましたが、生活も落ち着き、週末には友人と遊びに行く余裕もできました。そこで、北京での一ヶ月の生活を振り返ってみたいと思います。
 来中初日。北京に到着して、バスを利用し大学に向かい入寮の手続きを行いましたが、予約していたはずの寮に空きがなく、とりあえず大学付属のホテルに二日間宿泊するという洗礼を受けました。つぎの日には入学手続きを行い、簡単な受け答えと中国語の教科書がどの程度読めるかという、簡単なクラス分けテストを受けました。結果、中級クラスに参加することになりました。このつぎの日に、ようやく学校外に位置するホテルを寮とすることが決まりました。このような事態に至ったのは、今学期の留学生が非常に多いことにあるらしく、学内の寮がすべて埋まっている状況とのことです。いま私が生活しているホテルも、急遽大学がほとんどの部屋を貸し切り、留学生寮としています。部屋は2人部屋。ルームメイトはメキシコ人で、中国語が話せないので英語でコミュニケーションをとっています。お互いめちゃくちゃな英語ですが、なんとか意思疎通できているようで、仲良く生活しています。
 授業は最初の1週間はほぼ聞き取れず少し辛かったのですが、約1か月たった今、耳が慣れてきたのか聞き取れるようになってきました。クラスは大体15人くらいで国籍はインドネシア、スペイン、アルゼンチン、韓国と様々です。みんな仲良しで、来週クラスの皆と先生たちで中国料理を食べに行きます。授業は朝から昼までなので、午後は同班同学(クラスメイト)と昼食をとったり、買い物や掃除などしたりして過ごしています。慣れてくれば結構時間に余裕がでてくるのですが、私は先週から火曜と木曜無料で開講されている、HSK対策の授業に参加しているので結構多忙な毎日を過ごしています。自己学習としては、毎日、予習復習、HSKのために単語の暗記、中国語で簡単な日記を書くことを心がけています。
 勉強だけでなく、出かけるのが好きなので、週末や授業後の午後は友人と、時には1人で北京内の有名な場所に出かけます。食べ物は、想像していたよりはるかに美味しく、何より安いです。まだ語学力が十分ではなく、不便なことも多いですが、毎日楽しくてあっという間に1日が過ぎていきます。半年間がもっと充実したものになるように、更に勉強や友達との交流に励もうと思います。