2014海外語学研修(イギリス)夏期研修報告

 本年度は、国際コミュニケーション学部の海外語学研修先としてイギリスが復活しました。学生たちは、夏期休暇中にイギリス・ケンブリッジ大学へと語学研修にいきました。現地では、平日は、午前中に大学で語学研修、午後に現地の大学生たちとフィールドワーク。また休日には、事前に自分たちで建てたプランに従って「ハリー・ポッター・ツアー」も実施しました。世界レベルの学問の中心地のひとつであるケンブリッジでの研修で、学生たちも多くのことを体験し、学んできたようです。
 以下では、学生たちの感想を紹介します。

ケンブリッジについて (惣内友美)

 私は海外に行くのが初めてで、しかも飛行機にも乗ったことがなかったので初めは不安でいっぱいでした。
 ほとんど英語が話せない私でもホストファミリーは優しく受け入れてくれ、私の為に分かり易くゆっくりと話してくれました。現地の方々も本当に親切な人ばかりですし、都会と違って治安も良いので自分達だけでも安心して行動することができました。
 そしてケンブリッジは自然が豊かで緑や木々がたくさんあり、野生のリスや日本では珍しい鳥も見つけました。田舎だと聞いていましたが、お洒落で可愛いお店やショッピングモール、スーパー、レストラン、お土産屋さんなどもたくさん並んでいて、かと言って人が混雑しているわけでもなかったので、私はとても環境が良く住みやすい所だと感じました。
 また、ケンブリッジ大学の31ものカレッジが町の中に点々とあり学生も多く、古い歴史も残る大変素晴らしい町です。アイザックニュートンをはじめとする様々な偉大な人物がこの地で暮らし学んでいたのだと思うと、鳥肌が立ちました。
 私は初めての留学がここで本当に良かったと思います。実際に自分の目で海外を見てみて、改めてイギリスが大好きになりました。やはり是非留学はしてみた方が良いと思います。日本との相違点や文化の違いなど多くのことを学べ、私は今回の経験を通して自信を持ってお勧め出来ます。

ヒューズホール (池田亘輝)

 今回の海外語学研修はイギリスのケンブリッジに3週間のホームステイでした。ケンブリッジでの平日の過ごしかたは9時からケンブリッジ大学で授業を受け、午後からはケンブリッジ内でのフィールドワークという日程でした。普通なら留学初日にプレイスメントテストを受けクラス分けを行い様々な多国籍の人を交えたクラスになるはずだったが、阪南大学からはたった6人だけの参加だったのでテストはなく、私たちだけの特別クラスが用意されました。
 私たちがケンブリッジ大学で勉強していた場所は、31ものカレッジがある内の1つである「ヒューズホール」というカレッジでした。Mickという先生によるすべて英語の授業を平日の毎日約4時間勉強していましたが、イギリスの歴史、文化、音楽など有名な話を授業のテーマにしてくださり、英語が苦手な私たちにでも解りやすく非常に丁寧に教えてくれました。ヒューズホールでは約4時間通して勉強していたわけではなく、30分間の休憩が一度ありました。その休憩時間はコーヒータイムと呼んでいて、ヒューズホール内にあるカフェでコーヒー、紅茶、クッキーを食べくつろぐことができ、また同時にイギリスの文化なのだと感じることができました。私たちをサポートしてくださったのはMickだけでなく、私たちと同世代のSamとCaioという現地学生のStudent Helperも授業後のフィールドワークなどでお世話になりました。
 多国籍の人と同じクラスになり交友を深めるなどのメリットはありませんでしたが、少人数クラスだからこそできたことなどがあったので、ヒューズホールで勉強できてとても素晴らしい経験ができました。

HARRY POTTER (岡口真希)

 9月7日にロンドン郊外のワットフォード・ジャンクションにあるハリーポッターの撮影地ワーナーブラザーズ・スタジオにいきました。夏休みになる前、授業中に日本から自分たちでプランをたて予約したツアーです。ケンブリッジから向かうと途中で乗り換えをするキングスクロス駅では、ハリーポッターの映画にも出てくる9と3/4番線の撮影場所やグッズも売ってありました。かなりの人気で行列ができています。30分程度並んだらようやく撮影できました。ワットフォード・ジャンクションの駅からワーナーブラザーズ・スタジオに行けるシャトルバスも30分に1本出ていてそれに乗っていきました。バスではハリーポッターに関する映像が流れていて、気分も盛り上がります。
 スタジオに到着すると、ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法のチェスで使っていた像が外に並んでいます。中に入ると、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンの手型があり、とても感動しました。時間通りに列に並ぶと、ハリーポッターの階段の下の部屋やメガネなどの小物もそのままの実物が置いてあります。そのまま進むと、映画のスクリーンのようなところで映像を見て、終わるとスクリーンが上がりホグワーツの入り口につながっていました。声も出ないくらいに驚き、また楽しませ方、見せ方など素晴らしいと思いました。そこから先にあったのがホグワーツの集会場——映画に出てきた食堂——です。映画そのままだったのでまた感動しました。そこからは自由行動になりました。写真もかなり自由に撮影できます。大阪のUSJとは違い実際に使っていた服、小道具、大道具様々なものがあり、違った楽しさがありました。これはこの章のこのシーンに出てきたねなんて友達とも盛り上がりました。バタービールもグッズもUSJとは違う物で、そこでしか売っていないものもたくさんありました。時間制限もなく一日中いれますし、ここでしか聞けない情報もプレーヤーで聞け、本当に魔法界にいるような気持になれました。

ロンドンについて  (吉田宗馬)

 私たちは一日フリーの日曜日を利用して、二回ロンドンへ行くことができました。
 ケンブリッジからロンドンへは電車では約一時間で行くことができます。電車賃は電車に乗る時間や日にちで違ったり、グループで買うと安くなったりもします。
 一度目は、一緒にフィールドワークをしたStudent Helperがついて来てくれて、ビックベンやロンドンアイ、バッキンガム宮殿、大英博物館などを案内してくれました。二度目は、自分たちだけでロンドンへ行きました。電車の切符を自分たちだけで買い、どこに行きたいかなども事前に調べて実際に行くことができました。この日はアビーロードやロンドンブリッジなどに行き、あとは買い物を楽しみました。ロンドンブリッジでブリッジをするという「夢」をかなえた人もいます。
 地下鉄は一日乗り放題の切符を買って自分たちが行きたい場所に行くのにすごく便利でした。ロンドンの地下鉄は最初すごくややこしく分からなかったのですが、一回仕組みや乗り方を覚えるととても簡単に利用することができます。乗り換えなどもスムーズにできるようになりました。もし乗り過ごしたとしてもすぐに次の電車が来るので安心でした。
 治安は聞いていたほど悪くないと思いましたが、注意は必要だと感じました。ロンドンは都会ですごく賑やかで、ケンブリッジとはまた違った雰囲気がすごく新鮮で楽しかったです。

パンティング  (武部楓)

 ケンブリッジ名物で有名なパンティングを体験してきました。ボートに5人ずつ乗り2台で出発しました。現地の人は慣れていてボートを動かし方向転換させる、すごく大きくて重たいポールを軽々と動かしていました。一人ずつボートの操作をさせてもらったのですが、見ていると簡単そうだけど、私達が動かすと必ず他のボートと衝突し、全然進まず悪戦苦闘でした。Student Helperの2人が川に落ちたりとハプニングもありましたが終始笑顔が絶えなかったです。
 ボートの上ではシャンパンを飲んだり、LUNCHを食べたりしながら、ケンブリッジの街並みを楽しみました。有名な橋、「数学の橋」やケンブリッジのカレッジが見えたり、自然を満喫できました。
 パンティングの後はみんなで川の前の公園に行き、お喋りをしながらイギリスで有名なお酒のPIMMSをいただきました。イチゴやキュウリたくさんのフルーツが入っていてすごく美味しかったです。公園でお喋りをしている些細なことでも楽しくて、話を聞き取りたくて必死に英語を聞き取っていたのもすごくいい経験になりました。
 日本では体験できないケンブリッジ名物のパンティングを体験できたことはいい思い出になり、現地の人との触れ合いも忘れられない思い出となりました。

イギリスのパブ  (東條志づ凪)

 初めての海外。初めての海外研修。私はイギリスのケンブリッジへ三週間行ってきました。
 イギリスに来て自分が住んでいた日本との違いを感じたのはパブです。パブは日本でいうと居酒屋と食堂と喫茶店を足して割ったような、そんな感じの社交と飲食の場です。また、日本ではお酒は20歳からという法律がありますが、イギリスではお酒は18歳からパブでお酒が飲めるということです。大学や大学の寮にまでパブがあるんです。
 私がいったイギリスのパブでは、歌や楽器を演奏している人がいました。みんなでそれらを鑑賞しながら盛り上がり、知らない人同士でもフレンドリーに言葉を交わし、どこの店もにぎわっていました。パブの店員さんもみんな笑顔でわたしに話しかけてくれて、明るく接してくれました。私は、ケンブリッジの人たちは、とても親切な方が多くて居心地の良い街だと思いました。
 私には、ケンブリッジの街でとても気に入ったパブがありました。THE REGALという名のパブです。ここのパブは(ケンブリッジ パブ)で検索すると最初に出てくるほどのケンブリッジに住んでいる人たちからも人気が高いパブです。このパブの良いところは、平日のランチがとにかく安くておいしいところです!! 私がランチメニューで一番好きなのはサーロインステーキのランチでした。イギリスは全体的に物価が高いのですが、ここTHE REGALは安く食べられお勧めです。
 もう一軒のパブは、あのDNAで有名なワトソンとクリックが通っていたThe Eagleです。開けっ放しにしておかないと「呪われる窓」なんかもあって面白かったです。