マツモト化粧品天美支店の資生堂商品の分析

青木博明ゼミ

 青木博明ゼミでは、マツモト化粧品の天美支店から提供を受けた資生堂商品の販売データの分析を行いました。マツモト化粧品天美支店は、阪南大学の最寄り駅である河内天美駅のすぐそばの近商ストアの中あります。
 マツモト化粧品からは、2011年度より3年連続でデータの提供を受けています。生きたデータを扱うという意味で、このようなデータは大変貴重です。ExcelとExcel VBAを使って、データの集計と分析を行いました。ゼミ生がそれぞれレポートを作成し、その内容をプレゼンしました。プレゼンは進行役などを決めてグループごとに行いました。
 統計学やABC分析等の在庫管理の知識、Excelの計算処理の技能などを基礎にして、その上に自分の応用力やアイデァを展開していくことになります。学生からは、例えばインターネット上の情報と販売データから得られた情報を組み合わせるなど、それぞれ個性的で多様な発想が出てきて、それを見るのも指導する側の楽しみの一つです。
 現実のデータというのは、授業で呈示されるデータのように、はじめから分析し易いように用意されているわけでもなく、データ量も膨大なので、それを集計し分析にするにはいろんな苦労があります。またレポートや報告書を作成するのにも、忍耐力が必要となります。しかし、そのように苦労した分だけ、自分の骨となり肉となり、社会に出た後の自分の専門的能力、売り・強みとなります。
 マツモト化粧品天美支店は化粧の専門店なので、化粧方法も教えてくれますし、専門店にしかない化粧品も多いです。また男性化粧品もこのごろは良く売れているとのことです。思い切って、私もイメチェンしようかと思っています。
 先回アップしたU〜nanさんの回でもいいましたが、インターネットやPOS、Excelなどのソフトの普及で、データのやり取り、統計処理が簡単になり、今後ますます統計分析が利用され、在庫問題など企業経営でも活かされることでしょう。これからも、青木博明ゼミでは、販売データを中心とした企業データの分析を行い、実践的な力を育てていくつもりです。

 なお、今年青木ゼミでは、マツモト化粧品の資生堂商品のデータとともに、これも松原市内にあるシュークリーム工房U〜nan(ウーナン)さんからもデータの提供を受け分析をしました。これについては、先回、青木博明ゼミからアップしたホームページに詳しく書いていますので、そちらもご覧ください。