『平成27年度池田雄二演習論文集』鋭意継続刊行作業中
本校勤務は1年目、前任校である帝京大学から数えると教歴4年になる。まだ本校における活動で特記できることは少ない。そこで前任校時代から3年間継続刊行している『池田雄二演習論文集』の紹介をすることにした。前年度版は今年6月に刊行され、今年度版も本校学生を中心とした寄稿予定者として鋭意刊行作業中である。
私の演習は特定文献について報告をするか(いわゆる文献講読)、履修者が自由に設定したテーマについて調査研究をしてもらい、報告してもらう。その趣旨は各人の興味関心の尊重にある。という訳は、興味関心がなくともしなければならない勉強も確かに多いが、興味関心がないところで熱意を持続させることは容易ではないからである。だから出発点として各人の興味関心を尊重してきた。ただ出発点としてはそうであっても、好きな分野だけの勉強ではその分野を真の意味で習得することはできないから、やがて他分野の知識の必要性も感じるようになる。こうして段階を踏んで(前任校が法学部だから)法学部卒業生として必要な能力を身につけてもらう方針を採ってきた。
元々興味関心がある分野についての報告だから、ときとして秀逸な報告がなされることがあった。本論文集の刊行は、そのような努力を私による成績評価だけで完結させるには惜しいと考え、公表の場を提供する趣旨で始めた。
寄稿予定者は1月初旬頃まで私による添削指導を繰り返して論稿を磨き上げる。また必要に応じて各年次による編集会議を作り、出版事項について各年次編集会議における意思決定を行い、方針を決定してきたりした(この作業は既にほぼ完了したが)。
以上の作業を経た刊行物は重量感と共に一つの業績を出したことの確かな達成感を与えてこれたと思う。
なお既刊行分は所属校図書館(したがって帝京大学図書館)、国会図書館、web公開、関係各方面への謹呈がされている。web公開は帝京大学図書館でも近々公開予定だが、学内限定公開になるので、関係者以外は閲覧できない。一般公開について「池田雄二(阪南大学)のホームページ」で公開したから、参考にしてもらいたい。
私の演習は特定文献について報告をするか(いわゆる文献講読)、履修者が自由に設定したテーマについて調査研究をしてもらい、報告してもらう。その趣旨は各人の興味関心の尊重にある。という訳は、興味関心がなくともしなければならない勉強も確かに多いが、興味関心がないところで熱意を持続させることは容易ではないからである。だから出発点として各人の興味関心を尊重してきた。ただ出発点としてはそうであっても、好きな分野だけの勉強ではその分野を真の意味で習得することはできないから、やがて他分野の知識の必要性も感じるようになる。こうして段階を踏んで(前任校が法学部だから)法学部卒業生として必要な能力を身につけてもらう方針を採ってきた。
元々興味関心がある分野についての報告だから、ときとして秀逸な報告がなされることがあった。本論文集の刊行は、そのような努力を私による成績評価だけで完結させるには惜しいと考え、公表の場を提供する趣旨で始めた。
寄稿予定者は1月初旬頃まで私による添削指導を繰り返して論稿を磨き上げる。また必要に応じて各年次による編集会議を作り、出版事項について各年次編集会議における意思決定を行い、方針を決定してきたりした(この作業は既にほぼ完了したが)。
以上の作業を経た刊行物は重量感と共に一つの業績を出したことの確かな達成感を与えてこれたと思う。
なお既刊行分は所属校図書館(したがって帝京大学図書館)、国会図書館、web公開、関係各方面への謹呈がされている。web公開は帝京大学図書館でも近々公開予定だが、学内限定公開になるので、関係者以外は閲覧できない。一般公開について「池田雄二(阪南大学)のホームページ」で公開したから、参考にしてもらいたい。