経済学部伊澤・今城ゼミ×天美商店街「夜店祭り」(前編)
経済学部・伊澤ゼミでは社会貢献活動の一つとして、地元商店街の夜店祭りをサポートしています。昨年に引き続き、阪南大学の最寄り駅、近鉄南大阪線「河内天美駅」前にある天美商店街で開催される夜店祭りに出店させていただき、地元商店街の活性化に取り組みました。伊澤ゼミでは恒例行事になっていて、今年は39名+教員、合わせて40名を動員しての一大イベントになりました。さらに、この活動には今城ゼミも参加しています。
夜店祭りにかける伊澤ゼミの戦略は、経済学部ということで、〔条件①〕損失を出さない出店計画をたてること、〔条件②〕子供をターゲットにすること、〔条件③〕夜店祭り全体の集客数をあげること、この3つの条件を満たすように準備を進めていきました。この3つの条件は、経済学の「集積の利益」の考え方によるものです。つまり、祭りにくる人が多くなればなるほど、さらに人が祭りに惹きつけられ、全体の経済効果が高まるというものです。ゼミ生たちは、「子供があつまれば、その親も一緒にくることになり、さらに近所に住む人が祭りの賑わいに引き寄せられる」と考えたようで、子供をターゲットにした出店計画を立てました。
夜店祭りにかける伊澤ゼミの戦略は、経済学部ということで、〔条件①〕損失を出さない出店計画をたてること、〔条件②〕子供をターゲットにすること、〔条件③〕夜店祭り全体の集客数をあげること、この3つの条件を満たすように準備を進めていきました。この3つの条件は、経済学の「集積の利益」の考え方によるものです。つまり、祭りにくる人が多くなればなるほど、さらに人が祭りに惹きつけられ、全体の経済効果が高まるというものです。ゼミ生たちは、「子供があつまれば、その親も一緒にくることになり、さらに近所に住む人が祭りの賑わいに引き寄せられる」と考えたようで、子供をターゲットにした出店計画を立てました。
その結果、誕生したのが「ゲームをして景品とミルクせんべいをゲットしよう」という構想です。集まってきた子どもには、ゲームをしてもらい、点数におうじて1等から3等の景品をプレゼントするとともに、甘いお菓子、ミルクせんべいをわたすという「1度で2度おいしい」企画をたてました。景品は松屋町に仕入れにいき、ゲーム用の的当てを用意し、店のレイアウト、おそろいのTシャツ、動画写真の手配など、すべてを学生が行いました。また、今回、もっとも難しかったのは人員配置でした。お祭りは7月28日、前期試験の直前だったので、レポート提出日や授業日でもあり、準備段階では、個々のスケジュールのやりくりや調整に苦労しました。さらに、夜店祭りは自分たちのお店だけを準備すればよいのではなく、かき氷、スーパーボール、射的、コイン落としゲーム、金魚すくい、綿菓子など、すべてのお店の設営から運営を担当します。「夜店祭り」を成功させるため、ゼミ生にとっては、かなりハードな一日であり、また、「個」の力を超えたチームとして「結束力」が試される一日でもあります。
2回生のゼミ生は、この4月に初めてメンバーと顔を合わせてから、まだ4か月にも満たないのですが、伊澤ゼミでは前期までの間に、ゼミ生間の結束と、教員—学生間の信頼関係を一気につくります。すでに、ディベート大会やゼミ合宿をつうじて、ゼミ生同士の距離は近くなっていますが、この「夜店祭り」によってさらに結束が強くなり、また個々のゼミ生も、ずいぶんと頼もしくなりました。たしかに、ゼミがはじまったばかりの頃は、課外活動の重要性を理解できていない学生もいました。しかし、課外活動を一つひとつ成功させていくことによって、ゼミの仲間を理解し、お互いに信頼するようになり、大きく成長してくれました。後編では、お祭り当日の様子を写真とともに詳しくご紹介します。