古くは江戸幕府第3代将軍徳川家光による鎖国政策の影響もあって、これまでわが国の社会は閉鎖的な印象をもたれることが多かったのですが、近時は、少子高齢化が進行し、その解決策としての外国人受け入れ数の拡大が主張され、徐々に進められつつあります。
ただ、外国人の受け入れ数増加によって、必然的にこれまで直接に接したことのない価値観同士が並立し、時には衝突することもあります。
経済学部2年松村ゼミでは、こうしたわが国における外国人の増加が日本社会に及ぼす影響について、社会の多様化、という観点で考察を進めています。

学生活動状況報告

経済学部2年 喜多川 大志、一ノ谷 陸貴

多様性とは、異なる背景や価値観を持つ人々達が共存し、互いに尊重し合えるようになることだと考えています。私は多様性という言葉から、豊かさや挑戦ということが同時に存在している印象を受けます。ただ、多様な価値観が集まることで、新しい発見や創造が生まれる一方、価値観の衝突や調整の難しさも生まれます。
しかし、これまでは日本は移民を受け入れない国として位置づけられ、日本と移民は関係のないことだと最近まで思っておりましたが、特定地域で出身国等の文化の違いから地域住民と軋轢が生じている報道にも接します。こうしたなかでも、基本としては相互の違いを認め合おうという姿勢は維持しながら、問題からも目を背けないように検討を進めようと思います。

参加学生一覧

喜多川 大志、 浅田 侑真、 一ノ谷 陸貴、 植村 朱羅斗