経済学部の松村ゼミでは本年度から新2回生の第一回目のゼミが始まる前に、プレゼミを実施することにしました。これは経済学部という経済学を専攻する学生が法律学もしっかりと学修していくためには、少しでも早くより多くの訓練を積むことが必要であるという担当者のこれまでの経験から発案したものです。
自由参加としましたが、幸いやる気のある新ゼミ生の参加がありました。法学部では当たり前とされ自分自身で自習しておくべきとされることも、敢えて勉強会を実施することで手ごたえをつかんだ学生も少なくないという印象を受けました。
※なお、この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。
自由参加としましたが、幸いやる気のある新ゼミ生の参加がありました。法学部では当たり前とされ自分自身で自習しておくべきとされることも、敢えて勉強会を実施することで手ごたえをつかんだ学生も少なくないという印象を受けました。
※なお、この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。
松村ゼミ2回生 松永彩佳
2回生に進級して第1回目のゼミの前に、プレゼミ(合計3回)が実施されたので参加することにしました。卒業までにしっかりと法律学を学んだといえる力をつけるためには、2回生の第1回目のゼミから悠長に学修を開始したのでは遅い、ということで開かれた勉強会です。勉強会では、世の中にはどんな種類の法律があるのかを実際の例などで話を聞いたり、法律を勉強するとはどういうことなのかということを学びました。法律を勉強するうえでは六法が引けるようになることがまずは前提とされるため、プレゼミではおもに六法のひき方を学び、何度も訓練をしました。それから指定された複数の民法の教科書を読み進みながら六法を引いていき、条文を確認しながら読み進めていくということがようやくイメージできるようになりました。
プレゼミが始まる前に予習として民法の本を読んでいましたが、それまで自分では当たり前のように知っている言葉で「善意」、「悪意」という言葉について書いてありました。私が思う「善意」とは、見返りを求めず人に尽くすことで、「悪意」とは、悪気を持って人を落とし入れるという道徳的なイメージしかなかったのですが、法律上では道徳上の問題とは違い別だということです。法律上の「善意」とは、ある事実を知らないことをいい「悪意」とは、逆に知っていることです。そして法律を学び考えていくうえで、知っているのか知らないのか、すなわち善意か悪意かという問題は重要であり、それによって対応なども変わってくるのだとわかりました。自分が知っている言葉でも違う意味で使われているということを知り、これからの法律の勉強に不安がいっぱいでした。
プレゼミが始まる前に予習として民法の本を読んでいましたが、それまで自分では当たり前のように知っている言葉で「善意」、「悪意」という言葉について書いてありました。私が思う「善意」とは、見返りを求めず人に尽くすことで、「悪意」とは、悪気を持って人を落とし入れるという道徳的なイメージしかなかったのですが、法律上では道徳上の問題とは違い別だということです。法律上の「善意」とは、ある事実を知らないことをいい「悪意」とは、逆に知っていることです。そして法律を学び考えていくうえで、知っているのか知らないのか、すなわち善意か悪意かという問題は重要であり、それによって対応なども変わってくるのだとわかりました。自分が知っている言葉でも違う意味で使われているということを知り、これからの法律の勉強に不安がいっぱいでした。
プレゼミに参加するまでは法律に興味があるというだけで、法律についてなにも知らず専門用語がたくさんあり、分からないことばかりで法律とは難しい学問だと思っていましたが、専門用語や法律独特の言葉の使い方を学んでいくと、どんどんわかるようになっていきました。私が法律を勉強するのは難しいと思っていたのは、法律についてなにも知らなかったからだと思います。一つ一つ丁寧に勉強し理解していけば、どこがわからないのか、なにが難しいのかがわかってきます。ですので、まずはやってみることが大切だと思いました。
はじめはただ法律に興味があるだけでしたが、このプレゼミを経て法律により興味をもつことができ、法律を知るにつれて学ぶことが楽しくなり、授業が始まったらもっといろんな種類の法律を学び、知りたいと思いました。
はじめはただ法律に興味があるだけでしたが、このプレゼミを経て法律により興味をもつことができ、法律を知るにつれて学ぶことが楽しくなり、授業が始まったらもっといろんな種類の法律を学び、知りたいと思いました。
松村ゼミ2回生 藤田賢人
法律学を学ぼうとは全く考えることなく経済学部に進学しましたが、1回生の時にいろいろな授業を受けて、漠然と法律を学びたいと思うようになり松村ゼミの門を叩きました。
そうこうしているうちに2回生になりましたが、新学期に入って松村先生から全ゼミ生に対して連絡が入り、第一回目の講義の前にプレゼミを実施するとのことでした。都合をつけて参加しますと、ほかにも数人のゼミ生が参加しており、六法全書の引き方から始まりました。
法学部では自分で訓練することが多いものの、なかなか引きこなすようになるまでは時間がかかると先生がおっしゃっていましたが、実際にその通りでした。しっかりと六法全書の配列等を頭にいれたうえでないと、まったく違う法律の条文を引いてしまうことがしばしばでした。プレゼミは3回開催されましたが3回目になってようやく少しずつですが、六法になじむことができるようになりました。
その次には民法の本を読んでいくことになりました。法律学そのものがほとんど初めてであったため、予習をしている段階ではまったく意味がわかりませんでした。プレゼミでも一所懸命にノートをとったり先生のお話をきくように努めたのですが、なかなか頭に入ってこなくて焦ってきました。そういう状況にある私をみて、先生が「誰でも最初はそういうものですし、できないということを知ることが大切なことです」とおっしゃったことが少し救いとなりました。
プレゼミから帰って自宅で復習をするようにしました。最初はわかりませんでしたが、2回目のプレゼミの復習のときに、少しずつですが六法を引きながら本を読む余裕が出てきて自分自身で変化があったように感じました。これまでは割と簡単にあきらめてしまうこともあったように思いますが、法律学には肌が合うのか、あきらめてしまう気持ちがあまり起きませんでした。
そうこうしているうちに2回生になりましたが、新学期に入って松村先生から全ゼミ生に対して連絡が入り、第一回目の講義の前にプレゼミを実施するとのことでした。都合をつけて参加しますと、ほかにも数人のゼミ生が参加しており、六法全書の引き方から始まりました。
法学部では自分で訓練することが多いものの、なかなか引きこなすようになるまでは時間がかかると先生がおっしゃっていましたが、実際にその通りでした。しっかりと六法全書の配列等を頭にいれたうえでないと、まったく違う法律の条文を引いてしまうことがしばしばでした。プレゼミは3回開催されましたが3回目になってようやく少しずつですが、六法になじむことができるようになりました。
その次には民法の本を読んでいくことになりました。法律学そのものがほとんど初めてであったため、予習をしている段階ではまったく意味がわかりませんでした。プレゼミでも一所懸命にノートをとったり先生のお話をきくように努めたのですが、なかなか頭に入ってこなくて焦ってきました。そういう状況にある私をみて、先生が「誰でも最初はそういうものですし、できないということを知ることが大切なことです」とおっしゃったことが少し救いとなりました。
プレゼミから帰って自宅で復習をするようにしました。最初はわかりませんでしたが、2回目のプレゼミの復習のときに、少しずつですが六法を引きながら本を読む余裕が出てきて自分自身で変化があったように感じました。これまでは割と簡単にあきらめてしまうこともあったように思いますが、法律学には肌が合うのか、あきらめてしまう気持ちがあまり起きませんでした。
3回のプレゼミを終了して現在は通常のゼミになっていますが、やはり不安が少ないかたちでゼミに参加することができています。六法全書を引くという法学部では当たり前のことをプレゼミで訓練してもらえたことで、わずかながらですが自信も出てきました。
こうした勢いを大切にしながら、まずはこの秋に受検する法学検定試験に向けてさらに勉強をがんばっていきたいと思っています。そしてさらに上の資格を目指していこうと現在のところ考えています。とにかくあきらめずに一所懸命にくらいついていこうと思っております。
こうした勢いを大切にしながら、まずはこの秋に受検する法学検定試験に向けてさらに勉強をがんばっていきたいと思っています。そしてさらに上の資格を目指していこうと現在のところ考えています。とにかくあきらめずに一所懸命にくらいついていこうと思っております。