2019年6月11日(月)、経済学部「グローバルビジネス論a」(三木担当)では、株式会社ジェイエイシーリクルートメント 大阪支社 海外進出支援室の加藤将司様をお招きし、「海外(ベトナム)で働く魅力とは?」というテーマでご講演をいただきました。
加藤 将司 様 ご略歴
上海師範大学卒業後、大手情報サービス会社を経て、一貫してベトナム人材の紹介や採用&育成に関わり、今年で 17 年目。2005 年にベトナムで求人媒体の立ち上げ、2008 年にベトナム人留学生紹介事業立ち上げなどを経て、2012 年 12月より、JAC Recruitment Vietnam の Managing Director、2018 年 5 月より現職
ご講演の内容(大項目のみ)
- 日本に久しぶりに帰って来ておもうこと
- 90年代の上海
- 00年、10年代のホーチミンシティ
- 海外と日本で一番違うところとは?
以下に今回のご講演で得られた、学生たちの気付き(一部)を紹介します。
国際コミュニケーション学部 4年 匿名希望 さん
“海外で働いてみたい”と思ったことは少しだけありました。中学生高校生の頃の私は、単純に“外国語が話せて、外国人の友人や家族を作るのって格好いい!”と考えていました。実際に英語を学び、短期留学にも挑戦しましたが、だんだんと「日本から飛び出してまでしたいことなのか」と考えた時、違う道に進んでいました。
私は今まで、オーストラリア、フィリピン、上海、韓国に行ったことがありますが、日本に帰ってきた時「やっぱり日本がいいな」と思っていました。具体例をあげるとするなら“食”が大きいです。今の私は日本で仕事をし、日本で生活したいと考えています。今日の講義で、日本は出遅れていると言われても、離れがたいです。
この10年でベトナムが急成長を遂げているのは驚きでした。私のベトナムのイメージは、車や自転車よりもバイク、大きな道路にバイクの群れがたくさんある、というものです。ノーヘルで2人乗りなんて当たり前で、子供がバイクを運転し通学している風景の印象が強いです。そのイメージはもう10年前で終わっているとなると、日本は全く成長していないんだな、と思い知らされました。ネット環境も4Gで、お年寄りもスマホを駆使しているとなると、私が抱いていたベトナムのイメージを覆されました。インフラの整備を現在進行形で調整しているとなると、これからますます発展し、もっと経済が大きくなっていくことは簡単に予想されます。女性のマーケットが大きく動き、もっともっと経済力をつけていくでしょう。
日本はアジアの中でも優れていて、発展していると考えている日本人はたくさんいるでしょう。私もその1人でした。そういった常識を改めて考え直し、今度の日本経済を見つめ直したいと思いました。
私は今まで、オーストラリア、フィリピン、上海、韓国に行ったことがありますが、日本に帰ってきた時「やっぱり日本がいいな」と思っていました。具体例をあげるとするなら“食”が大きいです。今の私は日本で仕事をし、日本で生活したいと考えています。今日の講義で、日本は出遅れていると言われても、離れがたいです。
この10年でベトナムが急成長を遂げているのは驚きでした。私のベトナムのイメージは、車や自転車よりもバイク、大きな道路にバイクの群れがたくさんある、というものです。ノーヘルで2人乗りなんて当たり前で、子供がバイクを運転し通学している風景の印象が強いです。そのイメージはもう10年前で終わっているとなると、日本は全く成長していないんだな、と思い知らされました。ネット環境も4Gで、お年寄りもスマホを駆使しているとなると、私が抱いていたベトナムのイメージを覆されました。インフラの整備を現在進行形で調整しているとなると、これからますます発展し、もっと経済が大きくなっていくことは簡単に予想されます。女性のマーケットが大きく動き、もっともっと経済力をつけていくでしょう。
日本はアジアの中でも優れていて、発展していると考えている日本人はたくさんいるでしょう。私もその1人でした。そういった常識を改めて考え直し、今度の日本経済を見つめ直したいと思いました。
国際コミュニケーション学部 2年 松崎 朱里 さん
私が加藤さんのご講演内容で最も印象に残ったことは「海外でも働ける自覚」を持つということが大切という点である。
今まで、私は「日本で」働くことが出来たら良い、十分だ、と思い、社会のマナーや知識について勉学に励んできた。
しかし、日本での仕事のやり方はグローバルスタンダードではなかったのだ。日本の企業をリングに例えると、日本で学んできた技・戦い方はみんなが同じで、それが正しい、正解だと思う。一方で、海外で優秀な選手が日本にない技を出した際、または日本人が海外のリングに立った際、日本人が経験したことがない技が繰り出されるのだ。
ここからわかるように、対策していない場合は瞬時に対応ができない。これは仕事でも同じだ。日本で正解だと思い信じてきたビジネスの方法が急に通じなくなり、日本を過信しすぎていたことに気が付くのだ。これは海外でも働けるという自覚があれば、もっと広い視野で世界のビジネスについて学べていたであろう。
私は小学生のころ、よく自主学習をしていた。週に一番頑張った生徒が表彰されるという制度ができたからだ。クラスの友達を見渡してもはるかに自分が一番で喜んで満足していた。しかし表彰されたのは他クラスの子で、私はトップ3にも入っていなかったのである。「学年で1位になる自覚」がなく「クラスで1位」ということにしか目を向けられていなかった。
この体験から、私は今まで「日本での活躍」を目指していたが、今日更なる大きな目標・自覚を持とうと思えた。海外でも働けるくらいの自覚を養成していきたい。
今まで、私は「日本で」働くことが出来たら良い、十分だ、と思い、社会のマナーや知識について勉学に励んできた。
しかし、日本での仕事のやり方はグローバルスタンダードではなかったのだ。日本の企業をリングに例えると、日本で学んできた技・戦い方はみんなが同じで、それが正しい、正解だと思う。一方で、海外で優秀な選手が日本にない技を出した際、または日本人が海外のリングに立った際、日本人が経験したことがない技が繰り出されるのだ。
ここからわかるように、対策していない場合は瞬時に対応ができない。これは仕事でも同じだ。日本で正解だと思い信じてきたビジネスの方法が急に通じなくなり、日本を過信しすぎていたことに気が付くのだ。これは海外でも働けるという自覚があれば、もっと広い視野で世界のビジネスについて学べていたであろう。
私は小学生のころ、よく自主学習をしていた。週に一番頑張った生徒が表彰されるという制度ができたからだ。クラスの友達を見渡してもはるかに自分が一番で喜んで満足していた。しかし表彰されたのは他クラスの子で、私はトップ3にも入っていなかったのである。「学年で1位になる自覚」がなく「クラスで1位」ということにしか目を向けられていなかった。
この体験から、私は今まで「日本での活躍」を目指していたが、今日更なる大きな目標・自覚を持とうと思えた。海外でも働けるくらいの自覚を養成していきたい。
経済学部 3年 清水 樹 さん
今日の講義を受けて、日本企業が海外で戦えない理由と、選択肢は1つではないという点が最も印象に残りました。
日本に住む私は何となく就職活動を行い、日本の企業に就職すると考えていました。しかし今日の講義を受けて考え方が少し変化しました。
日本では社会に出ると、1度失敗すれば終わりであるため失敗できず、そのために挑戦が出来ない。
しかし海外では何度でも挑戦できしっかり失敗できる。そのため、人が成長し発展していくということが分かり、日本企業が海外で戦えない理由の1つであるということを知りました。
また日本人・日本企業は決められたリングの中でしか戦えないので海外に通用しない。日本人は海外でも自分たちのルールで戦おうとするので、海外で成功できない。
この2点が戦えない理由であると知ることができた。日本人は全てを完璧にこなそうとするので、そこに成功しない理由もあるのではないかと考えます。
次に選択肢は1つではないという話についてです。日本人は社会に無理やり適用しようという性質があるため、ストレスがたまりやすい。しかし海外を見れば時間にルーズな国もあれば厳しい国もある。
選択肢は1つではなく「選択肢を知ること、そしてそれに適応できると見える世界や人生の楽しみ方は変わる」というお話が最も心に残りました。
日本という小さな枠組みにとらわれず、もっと大きな視野で見ることが自分には必要なのだと感じました。
日本に住む私は何となく就職活動を行い、日本の企業に就職すると考えていました。しかし今日の講義を受けて考え方が少し変化しました。
日本では社会に出ると、1度失敗すれば終わりであるため失敗できず、そのために挑戦が出来ない。
しかし海外では何度でも挑戦できしっかり失敗できる。そのため、人が成長し発展していくということが分かり、日本企業が海外で戦えない理由の1つであるということを知りました。
また日本人・日本企業は決められたリングの中でしか戦えないので海外に通用しない。日本人は海外でも自分たちのルールで戦おうとするので、海外で成功できない。
この2点が戦えない理由であると知ることができた。日本人は全てを完璧にこなそうとするので、そこに成功しない理由もあるのではないかと考えます。
次に選択肢は1つではないという話についてです。日本人は社会に無理やり適用しようという性質があるため、ストレスがたまりやすい。しかし海外を見れば時間にルーズな国もあれば厳しい国もある。
選択肢は1つではなく「選択肢を知ること、そしてそれに適応できると見える世界や人生の楽しみ方は変わる」というお話が最も心に残りました。
日本という小さな枠組みにとらわれず、もっと大きな視野で見ることが自分には必要なのだと感じました。