海外インターンシップに行こうε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
今回、2015年度にベトナムインターンシップに参加された松本光司さん(当時、阪南大学経済学部3年生)にインタビューをしてきました。
まずは経歴と現在のお仕事の内容をお聞かせください。
阪南大学三木ゼミの1期生として海外の日系企業や工場の訪問などをしていました。今の仕事は池田泉州銀行の営業課に勤めています。内容としては預かり資産の営業を行っています。主にお客様の資産形成や相続において相談に乗っています。
今の仕事を決めたきっかけは何だったのですか
大学でゼミに入ってからゼミ活動を一生懸命頑張ったこともあり、ゼミ活動で得られた経験を活かして就職したいと考えた際に中小企業などの海外展開のサポートをしたいと考えるようになりました。そして最初は大阪府庁の中小企業のサポートに携わりたいと考えましたが、ゼミ教員から府庁は部署異動が多いので希望している業務を担当できるか怪しいと言われたことで海外進出を進めつつある銀行に行こうと考えるようになりました。
なぜベトナムのインターンシップに行こうと考えたのですか
三木ゼミの活動として日本企業の海外展開を勉強し、実際に海外を見てみないとわからないと感じました。海外で働く機会は、社会人になって海外担当になればあるかもしれないが、学生のうちに海外で働くことは貴重だと考えました。またベトナム以外のインターンシップを見た際に語学研修の色が強く、就業体験ができるようなものではなく、自分が学びたいものとは違いました。自分が学びたいことを学べ、東南アジアへの進出の現場を見られるという点からベトナムに行きました。
ベトナムではどんな仕事をされていたのですか
ベトナムに来ている日本人向けにベトナムの隠れた飲食店や美容関係の店などを紹介する冊子を発行するにあたって、その店に「冊子に自分の店を載せませんか」という営業に行く仕事内容でした。元々は企業向けだったものを個人向けに出すので掲載店舗を新規開拓する形でした。
ベトナムで働く際に語学面で困ったことなどはございましたか
簡単な英語は話せました。しかし、相手が言っていることはなんとなく分かるのですがそれに対する返答を相手に伝えることが難しく、単語力の無さも痛感しました。事前に詰め込んでおけばよかったと思います。実際に働く際に営業先の人が日本人なら問題はなかったですがベトナム人だと英語で営業をしなくてはならず苦労しました。
ベトナムのインターンシップで一番苦労した話をお聞かせください
事業自体が新規開拓ということもあり店をリストに挙げ英語でアポイントメントを取らなくてはならないことが難しかったです。話す内容を隙間時間などでひたすら繰り返し、アドバイスをもらって修正することで克服しました。その後、実際にその店の上役に売り込みに行くことも辛かったです。自分が学生、相手は社会人ということもあり緊張し、つまずきました。これには営業の話の展開を文字に起こし、話を組み立てることで解決しました。
ベトナムでのその経験は今の仕事でどう活かされていますか
私が現在、営業職なのもあって営業としての経験は役に立ちましたね。学生のうちに壁に当たったこともよかったです。社会人になってから壁に当たると仕事を辞めようかと考えてしまいますから。就職してから苦労することがあってもあの時よりは楽だと考えられるようになりました。
最後に今から海外に出ていく人にメッセージをお願いします
海外で働くことは価値観や自分自身を変えてくれます。何かしらの不安がある人もいるとは思いますが、学べることが本当に多いです。前向きに飛び込んでください!
本日はありがとうございました。
取材を終えて
今回松本さんにインタビューを行い私が考えたことは「海外インターンシップでの経験は国内で就職しても役に立つ」ということでした。松本さんは海外ではなく日本で働くことを決断されましたが、当時の経験が今でも活きていると強く仰っていました。また、就職活動の際もとにかく応募して内定を貰うやり方ではなく自分がやりたいことから会社を選ぶことができ、結果いきいきと仕事が出来ていることが伺え、私も松本さんのように働きたいと感じました。
取材日2019年6月15日 山下 拓人(阪南大学経済学部三木ゼミ3年生)