海外インターンシップに行こう(=^・・^=)
今回、マレーシアやブルネイでインターンシップに参加された中野さん(当時帝塚山大学経営学部)にインタビューしてきました。
中野さんが海外インターンシップに参加された理由はなんですか
大学で宗教を学んでおり、さらに現地で理解を深めたいと考えていました。観光系のゼミナールに所属していたのですが休学しようかと考えていたところでタイガーモブの方と繋がりを持つことができ、タイガーモブを利用することにしました。またアルバイトで働いていたカフェで外国人にサンドイッチにハムは入っているのかと聞かれて英語で答えられず悔しかったことも理由です。
インターンシップではどんな困難がありましたか
地震の影響で予定が大幅に狂いました。6ヶ月マレーシアに行く予定だったのですが、インターン先が日本人向けの観光会社ということもあり仕事がないという状態になりました。そのためブルネイの同業者の会社に向かいました。インターンシップ先での業務で苦心したことはなかったのですが、社長とそりが合わなかったことは大変でした。またブルネイでは歩行者用の道路がなく歩きづらいという不便さもありました。
インターンシップでどのような学びがありましたか
宗教を現地で学ぶという目標は達成できたと感じました。また多くの人種の人に対して壁を感じなくなり、多様な文化への理解を深められました。
現地の方との交流はあったのですか
先程言った通り、ブルネイでは歩くのが不便だったので休日は隣の家の人と英語・マレー語で話したり、積極的に親交を深め、ご飯をご馳走になっていました。
インターンシップ後の進路についてお聞かせください
旅行会社に興味がありインターンシップに参加しましたが自分には合わないと感じ、インターンシップ先には内定を頂いていたのですが断りました。その後調理師免許を取得し、現在は調理師として働いています。インターンシップ中に知り合った中華系マレーシア人の方と結婚しました。
海外インターンシップを考えている人にメッセージをお願いします
行く根性があるならもちろん行ったほうがいいです。これから行く人は準備を整え少しでも不安要素を取り除いておくと良いです。目標を立てることも大事ですが私のように何があるかわからないので柔軟な思考を持っておきましょう。
インタビューを終えての感想
中野さんのインターンシップは、イレギュラーなことが多く、中野さん自身が、当初に計画していたものとは大きく異なったと思います。それでも、目の前で起きた出来事を柔軟に受け入れ、インターンシップ期間に挫けることなく、ずっと走り続けたことによって、様々な価値観に実際に触れることができ、多くの学びを持って帰ることが出来たということが分かりました。
2019年10月31日 小谷彩斗、山下拓人(阪南大学経済学部三木ゼミ3年生)
<担当教員追記>
このインタビューは2019年12月に実施されましたが、コロナ禍により編集会議がなかなか実施できず、このタイミングでの公開となりました。また、今では海外インターンシップに参加する以前に、プログラムとしての実施が難しい状況ですが、いつかまた気軽に海外に行ける日が来ること、その際にはこのインタビュー内容を参考にしてもらえることを願っています。