2022年5月30日(月)、経済学部「グローバル・ビジネス論a」(三木担当)は、GJJ株式会社の創業者で前代表取締役社長の田村さつき様にTeamsでご出席いただき「海外で働く ~ Work Beyond Borders ~」というテーマでご講演をいただきました。GJJ株式会社は、日本から海外へ・海外から海外へ・海外から日本への就職支援や学生のグローバルキャリア支援など、グローバルキャリア形成のトータル支援を行う企業です。
【田村さつき 様 ご略歴】
【ご講演の内容(大項目のみ)】
 1.2-アメリカ現地の現状
岡野 千尋 さん (経営情報学部2年)
GJJ株式会社田村さつき様のご講演で海外就職について例を交えて知識を深めることができ、大変興味深い授業でした。講演後の「海外就職に興味がある人は」との質問に挙手をしたのは私です。この講義以前から私は海外移住、就職に興味があり自身で調べていたのもあったため興味があると挙手をしたのが私だけでかなり驚きました。
講義内でそれぞれの国でおおよその就労ビザの条件をまとめられた資料はとても興味深いもので、わかりやすくここから自身で調べやすくなったのでとてもありがたかったです。
どの国でも挙げられていて、なおかつ授業で三木先生も話題に取り上げられていた「英語力」ですが、きっと私が海外就職や移住に興味を持ったのは身近に今アメリカに渡っている知人が何人もいるからだとも思いました。もともと私はマーチングバンドをしていて、その仲間の中にそのまま本場のアメリカにオーディションを受け、そのまま活動を続けているのがその知人たちです。中にはそのまま語学留学のために残っている方もいますが、それはまずマーチングをするためにアメリカに渡ったのちの判断であって、もともとの英語力はぶっちゃけると皆無に近かった人もいました。そんな知人が向こうで言葉の壁がありながらも楽しく生活しているのをSNS上で見かけるため少し私自身のなかで心のハードルを下げることができているのかもしれません。
また三木先生の新卒から数年は日本企業で働いた方がいいという意見はとても納得できました。特に日本のサービス業や接客などの評価は世界的に見ても素晴らしいと聞きますのでそれも視野に入れて考えていきたいなと感じました。
講義内でそれぞれの国でおおよその就労ビザの条件をまとめられた資料はとても興味深いもので、わかりやすくここから自身で調べやすくなったのでとてもありがたかったです。
どの国でも挙げられていて、なおかつ授業で三木先生も話題に取り上げられていた「英語力」ですが、きっと私が海外就職や移住に興味を持ったのは身近に今アメリカに渡っている知人が何人もいるからだとも思いました。もともと私はマーチングバンドをしていて、その仲間の中にそのまま本場のアメリカにオーディションを受け、そのまま活動を続けているのがその知人たちです。中にはそのまま語学留学のために残っている方もいますが、それはまずマーチングをするためにアメリカに渡ったのちの判断であって、もともとの英語力はぶっちゃけると皆無に近かった人もいました。そんな知人が向こうで言葉の壁がありながらも楽しく生活しているのをSNS上で見かけるため少し私自身のなかで心のハードルを下げることができているのかもしれません。
また三木先生の新卒から数年は日本企業で働いた方がいいという意見はとても納得できました。特に日本のサービス業や接客などの評価は世界的に見ても素晴らしいと聞きますのでそれも視野に入れて考えていきたいなと感じました。
安田 花音 さん (経済学部2年)
1.はじめに
海外で働く。私は自身の将来計画に、この事柄を組み込むことを意識していませんでした。日本の企業で勤め、日本の経済のために働き、日本で生きる。このように、海を越えて生きることは私の頭にはなく、すべて日本を中心とした将来像を構築していました。しかし、今回の授業をうけて、なぜ私の頭の中には「海外」という選択種が無いのか、自身に疑問を感じました。
海外で働くとはどのようなことなのか。自身の頭にはなかった世界を広げるため、本レポートでは、海外の「働く」側面から世界を考えたいと思います。
2.円安
私は、今回の授業で衝撃を受けた言葉があります。それは、海外就職のお話を伺った際「円安が起こっているということは、日本が安く見られているということだ。」とおっしゃっていたことです。日本は経済として、また市場としての魅力が薄れている国だと各授業で習いました。私は、この円安化は日本の市場価値が低くなっていることを世界に露見している事象だと感じます。そして、日本の市場や経済価値が低くなっている中、このまま日本での暮らしを生きる将来を夢見ていては危ないのではないかという懸念につながりました。
しかし、円安がもたらすものはデメリットだけではないことも伺いました。海外で円安化が起こることによって物価が高くなる。つまり、給料が高くなることによって「稼げる」ということです。昨今の情勢下で、日本は稼ぎづらい国であることは身をもって感じています。私の周りにも働いている人はたくさんいますが、第三次産業であればあるほど、時代の状況の変化を受けやすく、特にサービス業で働いている友人は、目に見えて遊ぶ回数が減りました。これらのことから、日本では稼ぎづらい国になっていることが伺えます。一方、海外では円安が急速に広まっていることを受け、私はこの現象を好機であると捉えました。今の日本では稼ぐことが出来なくても、海外に行けば円安化によって、日本よりも多くの給料をいただくことができます。先生が「外貨を稼ぐメリットとは何だろう。」と問いかけていらっしゃいましたが、私は、外貨は将来の日本資産につながることがメリットであると考えました。
“日本で生きたいならば、海外の資産も視野に入れる。”日本で生きることしか考えてきませんでしたが、日本で暮らすために海外の労働を利用するという手段もあることに、新たに気づきました。
3.英語力
私が海外を視野に入れていなかった決定的条件は「英語力」にあると思います。私は英語の苦手意識が強く、試験なども避けてきた人生でした。知人が海外出張に頻繁に向かう人で、会うたびに「英語は勉強しておいた方がよい」と助言されてきました。実際その方も50歳で毎日英語の勉強を行っています。このように、英語が必要と分かっていながらも、苦手意識の方が勝ってしまう現象が、海外への志向を閉ざしてしまいました。最後の質疑応答の際、「英語力が無いため、自身の能力に海外が見合っていない」と答えていらっしゃった方がいましたが、私も内心その言葉に賛同しました。おそらく多くの学生が、自身の英語力を欠点に思い、異国の地への対応に不安感を感じるため、海外就職の道を閉ざすのだと考えます。しかし私は、返答していただいた言葉に、自身の思考を大きく変化させられました。それは「日本人は英語を話せないのではなく、話そうとしない」という言葉です。私はこの言葉に、強く意識の変革を起こされました。確かに思い返してみると、私たちは小学校から中学校、高校まで英語の勉強をしてきています。難しい言葉は分からなくても、簡単な言葉は話せるはずです。しかし、行動を起こさないのは、英語を話す機会を持とうとしないことが要因に挙げられるのではないかと考えました。話せないのではなく、話さないのです。少しの表現の仕方でも、モノの捉え方がこんなにも変わってくるのかと思うと、言葉の面白さを感じました。
このように考えると英語に対する意識が変わってきます。まず、私は英語を使う以前に、英語を使う場面にいっていないことを感じました。その状況も経験していない人間が、新たな分野への挑戦の道を閉ざしてしまうことは大変惜しいことだと感じます。英語が苦手だから海外を諦めるのではなく、英語を使ってないから海外に行ってみるという思考の転換が将来の視野を増やす要因につながると気づきました。
4.まとめ
円安や英語力など、海外で“今”起こっている現象と日本人大学生が“今”感じている海外就職の思考を考えてきましたが、どちらも現在で進行している事柄です。変化する金融、本授業で変化した英語への思考。すべての変化が将来の道を広げ、展開していくものなのであれば、海外就職という道もまた、日本にはない魅力にあふれた選択肢になります。
海外で働く。私は自身の将来計画に、この事柄を組み込むことを意識していませんでした。日本の企業で勤め、日本の経済のために働き、日本で生きる。このように、海を越えて生きることは私の頭にはなく、すべて日本を中心とした将来像を構築していました。しかし、今回の授業をうけて、なぜ私の頭の中には「海外」という選択種が無いのか、自身に疑問を感じました。
海外で働くとはどのようなことなのか。自身の頭にはなかった世界を広げるため、本レポートでは、海外の「働く」側面から世界を考えたいと思います。
2.円安
私は、今回の授業で衝撃を受けた言葉があります。それは、海外就職のお話を伺った際「円安が起こっているということは、日本が安く見られているということだ。」とおっしゃっていたことです。日本は経済として、また市場としての魅力が薄れている国だと各授業で習いました。私は、この円安化は日本の市場価値が低くなっていることを世界に露見している事象だと感じます。そして、日本の市場や経済価値が低くなっている中、このまま日本での暮らしを生きる将来を夢見ていては危ないのではないかという懸念につながりました。
しかし、円安がもたらすものはデメリットだけではないことも伺いました。海外で円安化が起こることによって物価が高くなる。つまり、給料が高くなることによって「稼げる」ということです。昨今の情勢下で、日本は稼ぎづらい国であることは身をもって感じています。私の周りにも働いている人はたくさんいますが、第三次産業であればあるほど、時代の状況の変化を受けやすく、特にサービス業で働いている友人は、目に見えて遊ぶ回数が減りました。これらのことから、日本では稼ぎづらい国になっていることが伺えます。一方、海外では円安が急速に広まっていることを受け、私はこの現象を好機であると捉えました。今の日本では稼ぐことが出来なくても、海外に行けば円安化によって、日本よりも多くの給料をいただくことができます。先生が「外貨を稼ぐメリットとは何だろう。」と問いかけていらっしゃいましたが、私は、外貨は将来の日本資産につながることがメリットであると考えました。
“日本で生きたいならば、海外の資産も視野に入れる。”日本で生きることしか考えてきませんでしたが、日本で暮らすために海外の労働を利用するという手段もあることに、新たに気づきました。
3.英語力
私が海外を視野に入れていなかった決定的条件は「英語力」にあると思います。私は英語の苦手意識が強く、試験なども避けてきた人生でした。知人が海外出張に頻繁に向かう人で、会うたびに「英語は勉強しておいた方がよい」と助言されてきました。実際その方も50歳で毎日英語の勉強を行っています。このように、英語が必要と分かっていながらも、苦手意識の方が勝ってしまう現象が、海外への志向を閉ざしてしまいました。最後の質疑応答の際、「英語力が無いため、自身の能力に海外が見合っていない」と答えていらっしゃった方がいましたが、私も内心その言葉に賛同しました。おそらく多くの学生が、自身の英語力を欠点に思い、異国の地への対応に不安感を感じるため、海外就職の道を閉ざすのだと考えます。しかし私は、返答していただいた言葉に、自身の思考を大きく変化させられました。それは「日本人は英語を話せないのではなく、話そうとしない」という言葉です。私はこの言葉に、強く意識の変革を起こされました。確かに思い返してみると、私たちは小学校から中学校、高校まで英語の勉強をしてきています。難しい言葉は分からなくても、簡単な言葉は話せるはずです。しかし、行動を起こさないのは、英語を話す機会を持とうとしないことが要因に挙げられるのではないかと考えました。話せないのではなく、話さないのです。少しの表現の仕方でも、モノの捉え方がこんなにも変わってくるのかと思うと、言葉の面白さを感じました。
このように考えると英語に対する意識が変わってきます。まず、私は英語を使う以前に、英語を使う場面にいっていないことを感じました。その状況も経験していない人間が、新たな分野への挑戦の道を閉ざしてしまうことは大変惜しいことだと感じます。英語が苦手だから海外を諦めるのではなく、英語を使ってないから海外に行ってみるという思考の転換が将来の視野を増やす要因につながると気づきました。
4.まとめ
円安や英語力など、海外で“今”起こっている現象と日本人大学生が“今”感じている海外就職の思考を考えてきましたが、どちらも現在で進行している事柄です。変化する金融、本授業で変化した英語への思考。すべての変化が将来の道を広げ、展開していくものなのであれば、海外就職という道もまた、日本にはない魅力にあふれた選択肢になります。