2023年7月26日(水)、経済学部の三木ゼミ3年生は、社会連携事業「生駒市の産業振興に貢献しよう」を推進するためのベンチマーク調査として神戸市の六甲ガーデンテラスを訪問しました。
生駒市は「大阪のベッドタウン」として急速に発展しましたが、大阪へ通勤する人が多い(昼間人口が少ない)という構造からどうしても生駒市内の産業振興があまり進みませんでした。生駒市が今後産業振興に大きく舵を切る中で、生駒市の各種資源やポテンシャルを調査し、それらをどのように産業振興に結びつけるべきかを若者目線で提言するのがこの連携事業の目的です。
今回の実地調査では、六甲(神戸)と生駒の大きな違いを実感することとなりました。
生駒市は「大阪のベッドタウン」として急速に発展しましたが、大阪へ通勤する人が多い(昼間人口が少ない)という構造からどうしても生駒市内の産業振興があまり進みませんでした。生駒市が今後産業振興に大きく舵を切る中で、生駒市の各種資源やポテンシャルを調査し、それらをどのように産業振興に結びつけるべきかを若者目線で提言するのがこの連携事業の目的です。
今回の実地調査では、六甲(神戸)と生駒の大きな違いを実感することとなりました。
- 神戸市街地側から2路線のケーブルカー、有馬温泉側から1路線のロープウェイが運行されており、それらをバスが有機的に結んでいるため、車が無くても(もちろん車移動に比べれば不便だが)六甲山を尾根沿いにも山の反対側にも移動可能。六甲ガーデンテラスまでは六甲ケーブルの六甲山上駅から20分に1本「六甲山上バス」が走っている。一方生駒山は生駒市側からのケーブルカーがあるのみで山の中を走る公共交通機関はなく、生駒山を面で観光しようと思えば車を除けば徒歩しか手段がない。
- 六甲山頂エリアには魅力的なレストランやお土産物屋があり、車で六甲山に遊びに来ても(公共交通機関に乗らなくても)お金が落ちる仕組みができている。一方生駒山頂エリアには魅力的なレストランもお土産物(屋)もなく、車で観光に来た場合には遊園地の遊具代・駐車場代以外にお金を落とす仕組みがなく、信貴生駒スカイラインの通行料で稼ぐ形になっており(六甲山は通行料なしでアクセス可能)、生駒山の観光資源を十分活かしきれているとは言い難い。
三木ゼミ3年生は引き続き生駒の観光を中心とした産業振興を図る上で何をどうしたら良いか、等につき今後検討を進めます。また今回の六甲ガーデンテラス以外にもベンチマーク調査を実施する計画です。